81巻から89巻(KANEDA時代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:37 UTC 版)
「ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズの一覧」の記事における「81巻から89巻(KANEDA時代)」の解説
通常版 81巻 〜 89巻シリーズタイトル投稿者パッケージコメント81巻「ブラックバイト」 斎田昌一(仮名) 投稿者の男性が実家へと帰省し、両親と焼肉屋へ行った際の映像。投稿者が七輪へとカメラを向けた瞬間、変色した男の頭部と思しきものが現れこちらを睨みつける。のちの調査によると以前この店でアルバイトをしていた男性が過酷な労働に耐えかね首吊り自殺をしたのだという…。 「覗く女」 松田謙太郎(仮名) 都内某所のある繁華街。投稿者たちが乗り込んだ、エレベーターで撮影された映像。エレベーターの窓を覗く女性の姿。8階に着いた後、5階に向かう投稿者たち。すると、5階に到着するも、女性の姿はない。このビルは、エレベーターが1つである…。 「YouTuber」 君島まお youtuberとして活動している投稿者。街中で通行人に声をかけ、インタビューをするという動画を配信している。画面右端のガラスの反射に映る、白い布をまとった人影のようなもの。ただ立ち止まってこちらをじっと見据えているようにも見える…。 「オバケ」 永井和夫(仮名) 夜の公園で友人の送別会の後に撮った映像。投稿者の友人が公園の池の方に移動する。投稿者がそれを追いかけてカメラを向けると、池の対岸に白い布のようなものが歩いているのが見える。一見、布を被っているイタズラのようにも見えるのだが…。 「オバケ2」 萩原健太 投稿者が運営に携わっている、地下アイドルのライブ映像。投稿者がフロアにカメラを向けると、鏡に何か白い布をまとって立っている人物が写り込んでいる。 投稿者が一度ステージにカメラを戻し、もう一度フロアに向けてみると白い布の人物は、跡形もなく消えている…。 「ノイズ」 投稿者が運営に携わる地下アイドル、KIKAのライブ映像。KIKAが歌っている途中、歌声に女性の悲鳴のようにも聞こえるノイズが混ざってくる。当日は実際に歌っている訳ではなく、予め歌が入った楽曲の音源を流している。その音源を確認しても、そのようなノイズは入っていないという…。 「シリーズ監視カメラ 301号室」 金子義政 とあるマンションの一室。誰も住んでいない301号室から、何やら物音が聞こえるとのこと。管理人は音の原因を突き止めようとカメラを設置。4日間カメラを別の場所に設置して撮影をしたのだが、その全てに和室の部屋の襖が震えているような音が記録されていた…。 「気づいて」 樋口アサコ(仮名) とあるカップルがSNSに投稿していた動画。アップロードされた動画内の数本に、スーツ姿の男が写り込んでいる。フロントガラス越しに見える沿道の木の陰に注目すると、人影など映ってはいないが、カメラがパンされるとその背景に男の姿がはっきりと映っている…。 「物置小屋」 村竹勇輝(仮名) 祖母の家へ訪問した際の映像。物置小屋の様子を撮影する投稿者。「何かいる」と、叔母に伝え後ろの方にカメラを向けた瞬間、何者かがカメラに近づいてくる。不気味な表情を浮かべる男性とおぼしき白い人影。その白い人影は、刃物のようなものを握っているようにも見える…。 「301号室2」 金子義政 投稿者が部屋の中を調べながらスマートフォンのライトをつけて撮影。問題の襖がある畳の部屋に入ったとき、何者かが襖の前に立っている。再び、カメラを向けると誰もいなくなっているが、黒い服を着た女性と思われる人物が、こちらの様子を伺っているように立っている…。 82巻「ナイトサファリ」 戸口令(仮名) とある地方のナイトサファリの映像。投稿者は、専用バスの窓からスマホを使って夜に活動する動物達の様子を撮影したという。その映像に、園内にいるはずのない“モノ”が映り込んでいた…。 「佇む者」 田部祐樹(仮名) ライダーの男性が撮影した映像。女性が雨の降る中、傘も差さず俯いて沿道に立っている。横断歩道を渡る気配もない、不可解な様子の女性の姿。一見、普通の通行人にも思えるのだが…。 「静止する身体 前編」 三橋百合子(仮名) 投稿者の女性が友人の家を訪ねた際の不可解な映像。カメラを向けられた友人の女性の動きが静止し、どこか一点をただ見つめているのだ。投稿者はそれに気づかず会話を続けているのだが…。 「初日の出」 池内浩史(仮名) 今年の正月、関東地方に住む男性が夫婦で、とある山の神社に初詣に行った際、高台で撮影したという映像。投稿者のカメラが高台の下の方を映した時、ケロイド状に爛れた顔が写りこんでおり…。 「何を呼ぶ」 井澤尚樹(仮名) 投稿者の男性が恋人ととある温泉旅館へ行った際の映像。仲良く卓球に興じるカップルの後方の窓に青白い少女の姿が…。スタッフは、とあるWEBサイトでこの地域に関する気になる記述を発見する。 「マジシャン」 小栗喬(仮名) 投稿者の男性が、とある繁華街で食事の帰りに撮影したという映像。駅に向かう途中の路上で手品師の男性に話しかけられたのだという。手品師の男性の背後に髪の長い女性の姿が…。 「切断」 鷺澤龍太(仮名) 会社員である投稿者が、職場の同僚とヨーロッパのとある国を訪れた際、撮影したという映像。街中に1台の車が通り過ぎた直後、世にもおぞましい奇怪なものが紛れ込んでしまっている。 「静止する身体 後編」 三橋百合子(仮名) 大変な事態になった。投稿者である三橋百合子とその夫が車で移動している際に事故を起こしたのだという。幸い、夫婦ともに軽傷で済んだものの、その時の様子が何とも不可解だったという…。 83巻「地鉄」 水野憲二郎(仮名) 中国出張に訪れた投稿者が撮影した映像。現地の様子を家族に見せるため、思い出の一環として記録していたという。電車がホームに近づいた際、線路上に突然人影が現れ、また電車に接触したような音も記録されている。過去に電車に轢かれてしまった人物が亡霊となったのだろうか…。 「長いトンネル」 麻倉清隆(仮名) 投稿者の男性が、職場からの帰路にある長いトンネルを撮影した映像。残業が続いていた投稿者は、深夜、遅い時間にこのトンネルを通るなか、毎日誰かの気配を感じる様な気がしてカメラを回し始めたという。その映像の中に、微動だにせず立っている不気味な女性の人影が…。 「従兄弟の家」 栗川俊輝(仮名) 投稿者の男性が小学生の頃に従兄弟の家に遊びに行った際に撮影した映像。従兄弟の部屋のクローゼットの棚の上に、腐敗したような女とおぼしき者が横たわっている。実はこの映像が撮影された翌年、当時高校生だった従兄弟の男性は自殺してしまったと言うのだが…。 「続・静止する身体 前編」 三橋百合子(仮名) 投稿動画に映っていた、黒い服を着た人影と、動きを止めた投稿者の友人。我々、呪いのビデオ製作委員会は、一連の不可解な映像や出来事は、投稿者・三橋百合子の友人である磯貝さつきの自宅やその周辺の土地に起因するものではないか、との仮説を立てて、調査を始めたが…。 「ポンプ車」 杉藤伸哉(仮名) とある地方の自治体関係者である男性が、自身が所属している消防団の訓練の様子を撮影したという映像。カメラがポンプ車の側面を映した時、車体の下から這い出ている黒っぽい人間と思しきものが見える。数年前に、とある民家で発生した火災から逃げ遅れた男性なのだろうか…。 「不気味な彫刻」 下美津子(仮名) 地獄絵図の様な彫刻像の展示を撮影している映像。拷問を受けている女性の彫刻が一瞬、ギロリと撮影者の方を睨んでいる。人形に魂が宿る、人の想いや長くその場所に留まった人形に魂が入る、というのは有名な怪異談だが、この彫刻像にも魂が宿ったとでもいうのだろうか…。 「メリーゴーランド」 「続・静止する身体 後編」 三橋百合子(仮名) 不可解なノイズが入っていた田中さんへの取材映像。音声解析の結果、驚くべき事実が発覚した。ノイズと思われる音声を抽出し、音声を逆再生させてみたところ、はっきりとした女性の声で「おまえがいなければいいのに」と聞き取れるのだ。そして、その声は聞き覚えのある声だった…。 84巻「真夜中の滑り台」 谷口諒(仮名) 公園の滑り台で動画撮影中に悲劇に見舞われてしまった投稿者の友人。すぐに救急車で病院に運ばれたが、どこにも異常は見つからなかったのだという。後日、その友人から、投稿者の元に、公園で撮影した映像が送られてきた。そこには不可解な人影が写り込んでいる…。 「野外トイレ」 柵木悠真(仮名) ドライブ中、たまたま見つけた野外トイレに立ち寄った投稿者の男性。スマートフォンのライトを起動した際、誤って動画を回してしまったという。トイレの壁に逆さにぶら下がったような、黒い人らしきもの…。投稿者は帰宅途中、ハンドル操作を誤り、事故を起こしたというのだが…。 「リフト」 光田智幸(仮名) 投稿者の男性が恋人と、とある山に遊びに行き、1人用リフトに乗った時に携帯電話で撮影した映像。リフトの支柱の隙間から、こちらを覗く人間の顔と思しきものが映っている。投稿者によると、数日後、知らない女の声で「迎えに来て欲しい」という謎の電話があったという…。 「終・静止する身体 前編」 三橋百合子(仮名) 磯貝さつきのマンション周辺を調べていた我々取材班に猛然と抗議してきた男性。投稿映像の家は磯貝さつきの住居ではなく、実際はその男性、相葉さんの住居だったことが判明する…。相葉さんと磯貝さつきは大学時代の知り合いであり、三橋百合子と付き合っていたのだという。 「手招き」 有田祐次(仮名) 実家に住み着いたという野良猫をスマートフォンで撮影していた投稿者。奥にいる猫にカメラを向けると、部屋の隅に正座をし、こちらに手招きをしている白い人影が写りこんでいる。投稿者によると、この白い人影は、投稿者の親戚であるお婆さんのヨシエさんに似ているというのだが…。 「祖父の病室」 藤見潤(仮名) 20数年前に、投稿者の祖父が心筋梗塞で倒れて入院した時の病室での映像。見舞いに来た親類の男性を映した時、背後に顔が血まみれの女と思しき姿が現れる。異変に気づいた投稿者が親類の男性に映像を見せたところ、過去、彼に付きまとっていた女性がいたらしいのだが…。 「鍾乳洞の男」 金本忠信(仮名) とある鍾乳洞で撮影された映像。カメラが鍾乳洞の天井を写すと、その岩陰から男の様な顔がこちらを覗き込んでいる。生気のない男性の顔はどこか悲痛にも見える。かつて、この鍾乳洞で、大学のサークル活動中にメンバーの一人が行方不明になるという事件があったと言う。 「終・静止する身体 後編」 三橋百合子(仮名) 相葉さんの留守中、マンションのエントランスに2台、部屋の出入り口に1台のカメラを設置して撮影を試みた取材班は、ついに問題の核心にせまるものの撮影に成功する。突然現れ、相葉さんの部屋の前で立ち止まる黒い服を着た人物。それは磯貝さつき本人なのであろうか…。 85巻「神の視点」 山岡陸男(仮名) 投稿者が小型のドローンをテストフライトさせた際に撮影した映像。人気がないはずの木々の間の小道を男性が歩いているが、急に姿が見えなくなってしまう。その後、試験飛行を終えてドローンを回収した投稿者の背後に、先程の男性の姿が…。最初の位置から、かなり距離があったのだが…。 「シリーズ監視カメラ 簡易宿泊所」 植田元雄(仮名) およそ10年前の、とある簡易宿泊所の一室を収めた映像。テレビをつけたまま眠り込んでしまう男性宿泊者。そのテレビの電源が消えた瞬間、男性宿泊者の枕元に、奇妙な人影が映り込む。この客室では、不可解な現象が起こると宿泊者からのクレームが絶えなかったという…。 「Propagation 前編」 製作委員会のもとに送られてきた、別々の2本の映像。調査を進めた我々は、その2本がある一人の人物によって繋がっていることを知るのだった…。 ―夢遊病― 三宅加奈子(仮名) 1本目は投稿者が、友人を撮影したものである。目覚めると言いようのない疲労を感じるという友人のため、投稿者が寝ている姿をカメラで撮影することを提案したという。そこには友人の奇妙な姿が写っていた。 ―ワークショップ― 成瀬和己(仮名) もう1本は、とあるスタジオで行われた俳優のワークショップを記録した映像。講師が声を荒げると、突然ドアや窓が激しく叩かれ、室内の蛍光灯が突然点滅し、消える現象が写っていた。 「手筒花火」 桐生裕美(仮名) 今年の夏、投稿者の女性の地元の伝統行事の様子を撮影したという映像。地元の男衆が、自分自身の手で作成した花火を、神社で打ち上げ奉納するという。手筒花火から、激しい炎が吹き出し、軽く爆発をした直後、その煙の中に人間の苦しみ悶えるような巨大な顔が現れる…。 「監視者」 小林ゆうき(仮名) 大学生のグループが、仲間内で肝試しに山奥の廃村を訪れた際の映像。廃屋を進むメンバーたち。途中、一人が先に進むことを拒み、戻ることを提案する。その直後、誰も居ないはずの廃屋から男の声が…。パニックになって逃げるメンバーを不可解な人影が追いかけてくる…。 「七夕」 奥川忠夫(仮名) 映像制作会社に勤める男性が、自身の娘が通う幼稚園で行われた七夕のイベントの様子を撮影したという映像。園児たちが整列しているところを映した時、棚の中に人間の顔と思しきものが横たわっているのが映っている。ひき逃げに遭った近所の男性に似ているというのだが…。 「Propagation 後編」 三宅加奈子(仮名)、成瀬和己(仮名) 夜中に不可解な行動をしていた今井さんの話によると、今井さんも問題のワークショップに参加しており、同じワークショップに参加していた友人、大橋彩香さんが1年前に自殺していたことが判明する。大橋さんはその講師と親密な仲だったという。我々は、もう一人の投稿者、成瀬さんと撮影場所ワークショップの教室で会う。その取材中、今井さんが急に倒れて…。 86巻「シリーズ監視カメラ カーテンの向こう側」 有馬凪(仮名) 投稿者の男性が、自宅マンションに設置したという、カメラ映像。夜中に窓を叩くような音がするため、監視用のカメラを設置したという。夜中の騒音に悩まされてきた、という投稿者。しかし、カメラが捉えた奇妙な音の正体は、投稿者をさらに苦しめるものとなってしまった…。 「一緒に見ていた」 富岡陽平(仮名) 河川にクラゲの群れが発生し、投稿者は物珍しさからその様子を撮影していた。映像には、水面に投稿者の影 が映っている。しばらくすると、不思議なことに、投稿者の影からまるで幽体離脱するかのように、もう一体の影が現れ、空に登っていく様に消えていく…。 「続・Propagation 前編」 我々の元に送られてきた2本の動画。それを結ぶ一人の女性。そんななか、成瀬さんからワークショップが再開されるという情報が届いた。時を同じくして今井さんからスタッフルームに連絡が入る。今井さんによると、大橋さんが亡くなる前日の映像が存在するという…。 ―夢遊病2― 三宅加奈子(仮名) 落ち着いたと思われていたが、再び寝ている最中に異様な行動を取るようになったという今井さん。我々は今井さんの部屋に不可解なものが映っていることを確認する…。 「煽り運転」 西原博子(仮名) 投稿者の女性が恋人と旅行に行った帰りに撮影した映像。高速道路を走っている際に、後の車が悪質な「煽り運転」をしてきた。助手席にいた投稿者が証拠としてスマートフォンで撮影したものだという。その中に車のリアガラスにうつる人間の顔のようなものが…。 「弟」 広瀬達也(仮名) 投稿者の男性が子供の頃、自宅で母親が撮影したと言う映像。微笑ましいホームビデオに、闇の存在が映り込んでいた。投稿者の弟がガラスの棚に近づくが、反射して映るその姿は全く動かない。映像が撮られる直前、弟が高熱を出して入院し、記憶を失くしてしまったという…。 「水遊び」 松島和正(仮名) 1990年代、北陸地方で撮影された海水浴場での様子。当時幼かった投稿者が兄と両親との4人で訪れた時に撮影されたものであると言う。車体の下に、髪の長い顔と思しきものが映っている。この映像が撮られた時、とある一家の少女が、海で溺死するという、痛ましい事故が起きたというのだが…。 「続・Propagation 後編」 ワークショップの受講生の一人から一本の映像が送られてきた。成瀬さんが暴れ宮坂さんを襲う映像だった。その映像の中に、不気味に笑う梨本さんの姿が収録されていた…。 ―指差し― 今井美香(仮名) 亡くなった大橋彩香さんの最後の映像が今井さんから送られてきた。ご両親の了解を得て公開することにした。そこには意識がないと思われる状態でカメラを指さす大橋さんの姿が…。そんななか、スタッフルームに衝撃的な報せが飛び込んでくる。「何かを託された気がする」という今井さんの言葉通り、梨本さんは大橋さんの思いを引き継いでしまったのだろうか…。 87巻「異世界」 田山洋子(仮名) ある有名な心霊トンネルを訪れた際に撮影された映像である。トンネルの手前で車を停車し同乗者の一人がスマホを取り出し、操作し始める。実はこのトンネル、一部のオカルトマニアの中で有名な噂話がある。トンネルの中でとある曲を流すと、怪奇現象が起きるという噂があるというのだが…。 「公衆トイレの不審者」 富田恭太郎(仮名) 会社員の男性が飲み会帰りに撮影した映像であるという。公園の公衆トイレの個室内でカメラは回っている。個室の外からペタペタとした足音と、ブツブツと何かを言っている声が聞こえるというのだが…。 「黑く蠢くもの 前編」 錦戸百合子(仮名) 投稿者の錦戸百合子(仮名)さんが、産婦人科への定期検診の帰りに寄った神社で撮ったという映像。この映像を撮った後に体調を崩したのだという。それ以来不安が消えないという錦戸さん。夫が本作のファンだという事をきっかけに映像募集していることを知り、藁をもすがる思いで来たのだという。映像には、百合子さんの顔にどろどろとした黒い液体のようなものが覆いかぶさっているように映っている。これは一体何なのだろうか。調査を進めるスタッフであったが、突然、百合子さんの夫、敬太さんより取材を中止をしてほしいという連絡があった…。 ―どろどろ― 「ビル火災」 坂城匠(仮名) これは、関東某所で発生した、火災の映像である。投稿者は都内で働く会社員、撮影した場所は、会社からかなり距離があるのだが、この日は仕事の都合で、電車を乗り継ぎこの地まで来ていた。ある日、ふと思い出して録画した映像を見返すと、撮影していた当時は全く気づかなかったものが撮れていたんだという…。 「物怪」 羽賀麻紀(仮名) これは、投稿者の女性が小学校低学年の時、親戚同士で関西地方の旅館で食事をした時の映像であるという。この映像に闇の存在が映り込んでいた、というのだが…。 「船上」 愛川博喜(仮名) この映像は投稿者の男性が恋人の女性ととある島を観光した際、乗船した船の中で撮影した映像であるという。そして映像の中に誰もが目を疑うものが映り込んでいたというのだが…。 「黑く蠢くもの 後編」 錦戸百合子(仮名) 88巻「見てはいけない」 松原幸子(仮名) これは投稿者が家に遊びに来た友人を撮影した映像である。当時、友人にいたずらをすることに夢中になっていた投稿者その日は風呂に入る友人を脅かし、その驚いた姿を撮影しようと思ったといのだが。ドアを開けると、それは現れた…。 「いるはずのない同級生」 蒼紀美(仮名) 今からおよそ20年ほど前。中学校での催しを記録した映像。 投稿者によると、この動画には説明し難い現象が映し出されている、というのだがいるはずのない、自殺した同級生。そして、不自然に顔が消えてしまっているという、奇妙な現象。これは、投稿者のいうように、自殺した同級生が、何か、関係しているとでも、いうのだろうか…。 「続・黒く蠢くもの 前編」 錦戸百合子(仮名) 我々のもとに一本の映像を持ってやって来た投稿者、錦戸百合子さん。そこに写っていたのは、奇妙な黒いモノを顔にかぶっている百合子さん自身の姿だった。新たにスタッフに加わった上田の行き過ぎた行動によって、我々は調査の中止に追い込まれる。そんな時に、かつて送られてきた一本の投稿映像を発見する…。 「みつけて」 佐藤みさき(仮名) 「シリーズ監視カメラ 外壁工事」 澤村要(仮名) 都内で、水商売をしている投稿者の女性が、外壁工事が行われている自宅マンションのベランダに取り付けた固定カメラの映像。数日前にベランダに干していた高額なスニーカーが無くなったため、カメラを設置して昼夜を問わず録画することにしたのだと言うが、日中と夜の映像にそれぞれ、予想だにしないモノが映り込んでいたと言う…。 「失踪」 有坂貴一(仮名) これは二十数年前、投稿者の男性の従姉妹の家で撮影されたもので、最近病死した従姉妹の父親の遺品の中から発見された映像であるという。そして、映像に映る幼い従姉妹の少女の身に不気味な出来事が起きているというのだが。投稿者によると、当時この映像が撮影された直後、なんと、この従兄弟の少女は失踪してしまったという…。 「続・黒く蠢くもの 後編」 錦戸百合子(仮名) 一度調査を中止させた投稿映像を御覧いただこう。投稿者が同僚と友人のバーで飲んでいる様子を撮影したものである。映像の途中でおかしなものが紛れ込んだと言うのだが。そこに写っていたのは見知らぬ部屋に現れる、顔を黒いもので覆われた女性の姿であった。事故で亡くなった子供、そして、心臓発作で亡くなった子供。これらの子供達の死は、生まれてくる百合子さんの子供と一体何か関係があるのだろうか。そして、一年前の投稿映像に写ってる謎の部屋と女性は、いったい何者なのか…。 ―異なる部屋― 奥田健介(仮名) 89巻「繰り返される死」 石井晴夫(仮名) これは、投稿者の車に取り付けられたドライブレコーダーに収録された映像である。画面右の建物の上、人の様な形の影が建物の上から真っ逆さまに落下している。人間が飛び降りる瞬間を捉えてしまったカメラだが、捉えたものはこれだけではなかった…。 「スナック」 浅田秀樹(仮名) これは投稿者が会社の先輩、後輩とでスナックに行った時の映像である。投稿者の先輩は最近太ってきているようで、体調を心配する妻から炭水化物を禁止されていたという…。 「終・黒く蠢くもの 前編」 錦戸百合子(仮名) 始まりは一本の投稿映像だった。顔を黒い何かで覆われた投稿者の不気味な姿、奇しくも同じ現象が別の投稿映像にも記録されていた。調査を進めるスタッフに、思いも寄らない出来事が襲いかかろうとは、この時、誰も予想していなかった。以前、スタッフの中田が発見した、ネット上の書き込み、そこに新たな投稿があることを、中田が発見したのだが… 「凍氷」 上神靖子(仮名) 投稿者の女性が友人と共にとある観光地を訪れた際、撮影した映像である。この日の気温は氷点下となり湖が凍りついていたのだという。学生時代、投稿者の同級生だった女子生徒が入水自殺により亡くなったことがあったという投稿者。そして、この映像に映る女性の影は亡くなった女子生徒に似ているように思える、というのだが…。 「新婚旅行」 重長善文(仮名) 投稿者夫婦が新婚旅行で、アジアのとある国に行った時に撮影したという映像。二人が日中の観光を終え、宿泊先のホテルのエレベーターで何気なく撮影していた時に、背筋が凍るものが映り込んでいたと言う。投稿者がこの映像をホテルの従業員に見せて話を聞いたところ、なんと数年前に、映像内のホテルで火災があり、複数の宿泊客が犠牲になっているというのだが…。 「棲みつくもの」 山下玲一(仮名) 投稿者の家で起こる不可解な現象と映像に映る女の姿…。家に住みついているものは果たして…。 「終・黒く蠢くもの 後編」 錦戸百合子(仮名) 上田が百合子さんに連絡をして敬太さんに謝罪を申し出たという。しかし、敬太さんが席を外した隙に、上田はまた家の中を撮影していた。その映像にまたもや映り込んだ、顔を黒く覆われた女性。しかし、敬太さんや我々を驚愕させたのは、そのことだけではなかった…。 ―白い服― 錦戸敬太(仮名)
※この「81巻から89巻(KANEDA時代)」の解説は、「ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズの一覧」の解説の一部です。
「81巻から89巻(KANEDA時代)」を含む「ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズの一覧」の記事については、「ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズの一覧」の概要を参照ください。
- 81巻から89巻のページへのリンク