1993年 日本発 放射性物質含まぬ塗料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 06:03 UTC 版)
「蓄光」の記事における「1993年 日本発 放射性物質含まぬ塗料」の解説
1990年代になると、地球環境の保全を訴える声が以前にもまして強まったことをきっかけとして、時計業界では、放射性物質が含まれる自発光物質を使った塗料の使用が世界中で中止された。 1993年には日本で、やはり根本特殊化学が放射性物質を含まないアルミン酸ストロンチウム系の蓄光(燐光)物質(蓄光性夜光顔料)を開発した。アルミン酸ストロンチウム蛍光体による「N夜光(ルミノーバ)」と呼ばれるもので、従来の硫化亜鉛系蛍光体よりも残光輝度が10倍高く、残光時間も10倍長い。以後の時計のダイヤルには蓄光物質のみを使った夜光塗料(蓄光塗料)や、自発光物質(トリチウム)を小型ガラスチューブに封入したものが使用されている。
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