10GBASE-SR
10GBASE-SRとは、IEEE 802.3aeとして標準化されている10GbE(10Gigabit Ethernet)の規格である。
10GBASE-SRはLAN用の10GBASE-R系規格に分類されており、「SR」という文字は「Short Reach(短距離)」に由来している。10GBASE-SRは伝送にマルチモード光ファイバ線を用い、光の波長は850nm、伝送距離は300m、伝送速度は10Gbpsである。なお、符号化方式には、64ビットの情報を66ビットに変換する64B/66Bが採用されている。
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10GBASE-SR
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 10:12 UTC 版)
「10ギガビット・イーサネット」の記事における「10GBASE-SR」の解説
10GBASE-SR/SW 通信におけるMMF仕様と距離長コア径モード帯域幅(850nm波長)名称など距離長62.5μm 160 MHz·km FDDIグレード 26 m 62.5μm 200 MHz·km OM1 33 m 50μm 400 MHz·km - 66 m 50μm 500 MHz·km OM2 82 m 50μm 2000 MHz·km OM3 (1500MHz・km) 相当 300 m 50μm 4700 MHz·km OM4 (3500MHz・km) 相当 400 m 2002年に802.3aeで標準化。MMFを使った850(±10)nm波長の短距離通信(Short Reach)を行う。距離長はコア径・モード帯域幅などファイバ特性によって変わる。1000BASE-SXではOM1やOM2が広く使われていたが、10GBASE-SR/SWではOM3相当のものが要求される。 トランシーバによっては距離長を1/3程度に抑えた省電力・低価格のものがあり、メーカ独自の名称として 10GBASE-SRL (SR lite) と呼ばれている。
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