エス‐ジー‐エム‐エル【SGML】
SGML
SGML 【Standard Generalized Markup Language】
SGML
読み方:エスジーエムエル
SGMLとは、マークアップ言語のひとつで、他のマークアップ言語の源流に位置し、1989年にISOに8879として標準化された規格のことである。
大量の文書や電子出版物などを処理するために、文書の論理構造からレイアウト、装飾までを、タグ付けによって記述することができるようにされた。同時に、ハードウェアやソフトウェアの種類にかかわらず読み書きができるように配慮されてある。しかし記述様式は複雑であった。これを簡略化し、Webページの作成に当って扱いやすくされたものが、HTMLやXMLとなる。
.sgml
Standard Generalized Markup Language
(.sgml から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 15:41 UTC 版)
Standard Generalized Markup Language(スタンダード ジェネラライズド マークアップ ランゲージ、略:SGML)は、マニュアルなどの文書のためのマークアップ言語である。
- ^ HTMLでのスタイルの記述は CSS (Cascading Style Sheets) による。
- ^ http://www.datalogics.com/
- ^ 注:SGMLパーサは、SGML文書の文法が規則に適合しているか検証する機能も持っており、そうした機能のためにだけ使われることもある。出典 http://www.asahi-net.or.jp/~sd5a-ucd/rec-html401j/sgml/intro.html#h-19.1
- ^ SGMLとXMLの対応(比較)については、ジェームズ・クラークによる「Comparison of SGML and XML」というタイトルの、1997年12月15日に議論のためにまとめられた(何らかの公式のものではない)ノートがあり、それによればSGML (ISO 8879) とXMLの関係はスーパーセットともサブセットとも結論付けられてはいない。XML 1.0のAppendix CではNon-Normative(参考)として、XMLはSGMLのサブセットとなるべく設計され(designed to be)、全てのXML文書は同時にSGMLにもconforming(準拠)でもあるべき(should)と書かれており、前述のノートを参照せよとされている。国際標準は ISO 8879:1986 であり、対応するJISとして JIS X 4151:1992 が存在する。
- ^ HTML4までのHTMLはSGML応用系とされていたが、HTML5以降はSGML応用系ではない。
- 1 Standard Generalized Markup Languageとは
- 2 Standard Generalized Markup Languageの概要
- 3 背景
- 4 簡単な例
- 5 出典
SGML
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 01:17 UTC 版)
詳細は「Standard Generalized Markup Language」を参照 構造と視覚表現を明確に区別した最初の言語はブライアン・リードが開発し、1980年に彼の博士論文で述べているScribe(スクライブ)であった。Scribeは多くの点で画期的であり、マークアップされた文書からスタイルを分離するというアイデアだけではなく、意味要素の使用を統制する文法(一種のスキーマ)をも持っていた。ScribeはGML(後のSGML)の開発に影響を与え、またHTMLやLaTeXの直接の祖先ともなった。 1980年代の初期に、マークアップは文書の構造面に専念し、視覚的な表現に関しては処理系に任せるべきだ、という思想によってSGMLが誕生した。この言語はゴールドファーブが議長を務める委員会によって策定され、複数の研究・プロジェクト(GenCode など)から成果を取り込んでいた。シャロン・アドラーやアンデルス・ベルクルント、ジェームズ・D・メイソンも委員会の主要メンバーであった。 SGMLは文書にマークアップを含める構文や、どんなタグがどこで使えるのかなどを記述する構文(DTD)を規定していた。これによって、文書作成者は望むマークアップを、最も意図に近いものや母語で名前が付いているものなど、何でも作成し、利用することができた。それゆえ、SGMLは正しくはメタ言語であり、多くの具体的なマークアップ言語がそれから派生していった。1980年代から現在に至るまで、ほとんどの新しいマークアップ言語はSGMLに基づいたものであった。TEIやDocBookなどがその例である。SGMLは1986年にISO 8879として国際標準になった。 SGMLは非常に大きな規模の文書を扱う現場で広く受け入れられ、利用された。しかしながら、一般的には覚えるのが煩わしくて難しいとみなされている。これは多彩すぎる機能と高すぎる柔軟性を実現した副作用である。複雑な仕様の例として、SGMLでは終了タグ(または開始タグかその両方)が文脈によって省略可能となっているが、これは過労気味の入力作業員がマークアップを手動で行うような場合にキーストロークの節約が望まれている、との配慮によるものである。
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