庸とは? わかりやすく解説

よう【庸】

読み方:よう

常用漢字] [音]ヨウ(漢)

人をやとい用いる。「登庸(とうよう)」

並みである。かわりばえがしないかわらない。普通。「庸愚庸君中庸凡庸

昔の課税の一。労役代わりに布などを納めるもの。「調庸租庸調

名のり]いさお・つね・のぶ・のり・もち・もちう・やす


よう【庸】

読み方:よう

平凡なこと。すぐれたところがないこと。凡庸

「才と—との別もまたはなはだしであるが」〈蘆花思出の記

律令制における租税の一。養老令規定では、正丁(せいてい)一人1年間10日間の労役提供するかわりに布2丈6尺を納める人頭税であった。布のほか、米や塩など地方産物をあてることもあった。


庸 (よう)

律令りつりょう時代の税の1つで、布を2尺[しゃく]6寸[すん](約78cm)ほど納めなければいけませんでした。


読み方:ヨウ(you)

律令制で、歳役に就くかわりに納める代物


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/08/31 11:17 UTC 版)

(よう)




出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 03:58 UTC 版)

租庸調」の記事における「庸」の解説

正丁21歳から60歳男性)・次丁61歳上の男性)へ賦課された。元来は、京へ上って労役課せられるとされていたが(歳役)、その代納物の納入もしくは上京生活を支え仕送りとして、布・米・塩などを京へ送るものを庸といった。庸を米で納める場合庸米(ようまい)、布で納める場合庸布(ようふ)と称した改新の詔では、1戸あたり庸布1丈2尺あるいは庸米5斗を徴収する規定があり、それが律令制下でも引き継がれたと考えられている。京や畿内飛騨国(別項参照)に対して庸は賦課されなかった。現代租税制度なぞらえれば、人頭税一種といえる。 庸は、衛士采女食糧公共事業雇役民への賃金食糧用い財源となった

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租庸調」の記事における「庸」の解説

律令においては、本来は年間20日労役義務があり、それを「正役」と称した正役免れるために収める税が庸であったが、唐代中期以後は庸を納めることが一般化した(なお、雑徭2日分が正役1日分と換算されたため、雑徭年間40日を行った者はその年の正役も庸も免除され、庸を正役20日分納めた者は雑徭40日分免除された)。正役1日対し絹3尺あるいは布3.75尺を収めることとされていた。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 00:51 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. ヨウちから、ちからしろ)日本の律令制における税役のひとつで、労役提供するもの。

熟語


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