尼

実用日本語表現辞典

尼

読み方：あま

(1)出家して仏門に入った女性をさす語。梵語に由来する。
(2)女性をののしって言う語。「このアマ」などのように用いることが比較的多い。
(3)インターネット通販の大手サービス「アマゾン」 の俗称。インターネットスラングの一種。

（2012年11月13日更新）

デジタル大辞泉

あま【尼】

読み方：あま

《発音は梵ambā（母）からといい、表記は「比丘尼(びくに)」の「尼」を用いたもの》

１ 仏門に入った女性。比丘尼。

２ キリスト教で、修道院に入った女性。修道女。

３ （「阿魔」とも書く）女性をののしっていう語。

４ 平安時代以後、肩の辺りで切りそろえた1の髪形。また、その髪形をした少女。

「—に削(そ)ぎたる児(ちご)の目に髪のおほひたるを」〈能因本枕・一五五〉

に【尼】

読み方：に

［常用漢字］　［音］ニ（呉）　ジ（ヂ）（漢）　［訓］あま

〈ニ〉

１ あま。「尼僧／禅尼・僧尼・老尼」

２ 外国語の音訳字。「尼港／摩尼・牟尼(むに)」

[補説] 1も梵語の音訳字で「比丘尼(びくに)」の略。

〈ジ〉孔子のこと。「尼父(じほ)」

に【尼】

読み方：に

［名］《「比丘尼」の略》出家して戒を受けた女性。あま。

［接尾］出家した女性の名の下に添えて用いる。「蓮月—」

短編小説作品名辞典

尼

作者ヴィーズ

収載図書諸国物語 上
出版社筑摩書房
刊行年月1991.12
シリーズ名ちくま文庫

尼

作者ライナー・マリア・リルケ

収載図書独墺短篇集
出版社ゆまに書房
刊行年月2008.2
シリーズ名昭和初期世界名作翻訳全集

ウィキペディア

尼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/12 04:00 UTC 版)

尼（あま）、または尼僧（にそう）とは、20歳以上の未婚、もしくは結婚経験があっても沙弥尼（しゃみに）の期間を経て出家した女性のこと。比丘尼（びくに）とも呼ばれる。キリスト教の修道女(en:Nun)の訳語として尼が当てられることがあるが、本来は比丘尼 （サンスクリット：bhikṣuṇī） のことであり、男子の出家修行者（比丘=びく）に対して、女性の出家修行者をいう。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

尼

出典:『Wiktionary』 (2021/09/19 11:25 UTC 版)

発音^(?)

• 音読み
  • 呉音 : ニ、ネイ(表外)
  • 漢音 : ジ(ヂ)(表外)、デイ(表外)
• 訓読み
  • 常用漢字表内

    あま

名詞

1. （あま）女性の出家した僧侶。比丘尼。
2. （あま）語義1より、仏教に限らず、修道女など、ある宗教で職業的に宗教活動をしている女性。

造語成分・略称

（印度尼西亜の第3字）

1. インドネシアを意味する語を作る。

熟語

• 尼僧

漢字辞典

尼

尼	画数：5 学習年：中学校で習う漢字 音読み：ニ、 ジツ 訓読み：あま ピンイン：ni2 ハングル：니、 일 対応する英語：nun

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「尼」の例文・使い方・用例・文例

• 尼になる
• 厳しい服従が尼僧たちに課せられた
• 尼僧はお祈りをして十字を切った。
• 修道女[尼]になる.
• それは比丘尼に何やら出せというようなものだ（できない相談）
• 尼寺
• 尼寺に入る
• （監獄や尼寺などの）面会格子
• 尼は終生独身の誓いを立てる
• 尼は終生独身を誓う
• 彼女は、尼として公言した
• 僧か尼僧が住んでいる小部屋
• 特に尼僧の為の宗教的住居
• 尼僧が共同生活をする修道院