天平の甍とは? わかりやすく解説

てんぴょうのいらか〔テンピヤウのいらか〕【天平の甍】

読み方:てんぴょうのいらか

井上靖長編小説遣唐使となった僧侶たちの運命を描く歴史小説昭和32年(1957)刊行昭和33年(1958)第8回芸術選奨受賞昭和55年1980熊井啓監督により映画化


天平の甍

作者井上靖

収載図書井上靖全集 第12巻
出版社新潮社
刊行年月1996.4


天平の甍

読み方:テンピョウノイラカ(tenpyounoiraka)

作者 井上靖

初出 昭和32年

ジャンル 小説


天平の甍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/23 23:04 UTC 版)

天平の甍』(てんぴょうのいらか)は、井上靖歴史小説。初刊は中央公論社で1957年12月に刊行、新潮文庫で1964年3月に文庫化(改版2005年)。作者は訪中後に加筆している。芸術選奨受賞作。

遣唐使(第9次)で大陸に渡った留学僧たち。高僧を招くという使命を受け、後に鑒眞(鑑真)と会う普照栄叡を軸とした若い留学僧たちの運命を描く。

あらすじ

映画

天平の甍
監督 熊井啓
脚本 依田義賢
原作 井上靖
製作 佐藤一郎
金原文雄
磯野理
遠藤雅也
ナレーター 城達也
出演者 中村嘉葎雄
大門正明
田村高廣
音楽 武満徹
撮影 姫田真佐久
編集 小川信夫
製作会社 「天平の甍」製作委員会
配給 東宝
公開 1980年1月26日
上映時間 152分
製作国 日本
言語 日本語
配給収入 11億5000万円[1]
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1980年1月26日に公開された。製作は芸苑社、配給は東宝

熊井啓監督が1957年の小説連載開始から映画化を企画していたおり、ねばり強い中国ロケ折衝が実り[2]、非常に困難だった中国ロケの日中国交正常化一番乗りを勝ち取った[2][3][4]。最初に1979年6月下旬から8月まで、蘇州を中心に、桂林北京故宮などで中国側から全面協力を得てロケをスムーズに行い[4][5]、同年10月から再び中国ロケを行った[5]。結果的に壮大な中国の観光映画になった[4]

あらすじ

スタッフ

キャスト

舞台

前進座が舞台化している。依田義賢:脚色、十島英明:演出[6]四代目河原崎長十郎嵐圭史など。

脚注

  1. ^ 1980年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
  2. ^ a b 河原一邦「話題の邦画BIG15を特別誌上公開!」『ロードショー』1979年8月号、集英社、246頁。 
  3. ^ 二代目襲名を固辞しつつ 父バンツマを敬愛し続けた田村高廣 | 2016年1月31日 by増當竜也 | シネマズプラス
  4. ^ a b c 「【ひと】 櫻井勉(本作製作主任)プロデューサーインタビュー 『ラインプロデューサーとして約50年にわたって撮影現場一筋』」『文化通信ジャーナル』2019年2月号、文化通信社、69頁。 
  5. ^ a b 河原一邦「邦画マンスリー」『ロードショー』1979年11月号、集英社、233頁。 
  6. ^ 2018年5月1日中日劇場中日新聞文化芸能局)発行『中日劇場全記録』

関連項目

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