何とは? わかりやすく解説

いず〔いづ〕【何】

読み方:いず

[代]不定称指示代名詞。どこ。上代東国方言という。

「多由比潟(たゆひがた)潮満ち渡る—ゆかもかなしき背ろが我がり通はむ」〈万・三五四九〉

[補説] 接尾語などを伴って、「いずく」「いずち」「いずれ」などの不定称代名詞をつくる。


か【何】

読み方:か

[音](漢) [訓]なに なん いずれ なんぞ

学習漢字2年

[一]〈カ〉物事問いただす疑問詞。「幾何誰何(すいか)・無何有(むかう)」

[二]〈なに〉「何事何分何者・何故」

[三]〈なん〉「何回何時(なんじ)・何時(なんどき)・何人(なんにん)・何人(なんぴと)」

名のり]いず

難読如何(いかが)・如何(いかん)・如何(どう)・奈何(いかん)・幾何(いくばく)・何処(いずこ)・何処(どこ)・何時(いつ)・何所(どこ)・何方(どちら)・何方(どっち)・何方(どなた)・何故(なぜ)・何某(なにがし)・何卒(なにとぞ)・何為(なにをかなす)・何為者(なんするものぞ)


な【何】

読み方:な

[代]「なに」の音変化。または「なん」の撥音無表記。

「あなうたてや、こは—ぞ」〈源・宿木


なに【何】

読み方:なに

【一】[代]不定称指示代名詞はっきりしない事物について問う語。また、事物・人などをぼかしてさす語。「おやつには—をあげようか」「おい、例の—を持ってきてくれ」

「—は来ねえか。野郎は」〈滑・浮世床・初〉

【二】[副]

(下に打消しの語を伴って否定気持ち強める。何一つとして。少しも。「—不自由なく暮らす」

なぜ。どうして。

見渡せば山もとむみなせ川夕べは秋と—思ひけむ」〈新古今・春上〉

【三】[感]

心外である、信じられないという気持ちで、強く問い返すときに発する語。「—、彼が犯人だと」

意に介さない懸念する及ばないという気持ちを表すときに発する語。なんの。いや。「—、ちょっとしたことさ」

相手怒り感じて発する語。「—、もう一度言ってみろ」


なん【何】

読み方:なん

【一】[代]「なに」の音変化。「それを—にするつもりか」「—とも言えない」

【二】[接頭]名詞または名詞準じる語に付いて数量程度などが疑問または不定であることを表す。「—回」「—キロ


なん【何】

方言味・解
なん【何】疑問詞)何?

読み方
あが
いつか
かが
かせい
なに
なん
はきん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/11 07:15 UTC 版)

各種表記
繁体字
簡体字
拼音
注音符号 ㄏㄜˊ
ラテン字 He
広東語発音: Ho4
上海語発音: Wu1, Gha1
台湾語白話字
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(か)は、漢姓のひとつ。『百家姓』の21番目。

中国の姓

2020年の中華人民共和国第7回全国人口調査中国語版国勢調査)に基づく姓氏統計によると中国で17番目に多い姓であり、1495.10万人がいる[1][2]台湾の2018年の統計では第27位で、200,421人がいる[3]

由来

広韻』をはじめとして、姓に関する書には、もとは韓氏だったのが、長江淮河流域では「韓」を「何」のように発音するので、何の字を用いるようになった、という話を述べている[4]

歴史的に何氏にはさまざまな由来がある。『魏書』官氏志には賀抜氏が後に何氏に改めたとする。『新五代史』には吐谷渾の何戛剌の朝貢を記す。何東の父はオランダ系である。

著名な人物

日本人

架空の人物

朝鮮の姓

各種表記
ハングル
漢字
発音:
日本語読み:
テンプレートを表示

(ハ、: )は、朝鮮人の姓の一つである。2015年の韓国の調査によると、105人がいる[5]

氏族

氏族(地域) 創始者 人数(2015年)[5]
晋陽何氏 5
晋州何氏 38

脚注

  1. ^ 中国信息报 2022年11月11日 2版 - “百家姓”规模及其占全国总人数比重” (中国語). 中国信息报 (2022年11月11日). 2023年2月11日閲覧。
  2. ^ “百家姓”人口占全国人口比重达84.55%” (中国語). 中国信息报 (2022年11月11日). 2023年2月11日閲覧。
  3. ^ 全國姓名統計分析”. 中華民国内政部. p. 280 (2018年10月). 2023年1月18日閲覧。
  4. ^ 『広韻』下平七歌・何(胡歌切)「出自周成王母弟唐叔虞後、封於。韓滅、子孫分散。江淮間音以「韓」為「何」。字随音変、遂為何氏。出廬江・東海・陳郡三望。」
  5. ^ a b KOSIS”. kosis.kr. 2022年11月27日閲覧。

出典:『Wiktionary』 (2021/12/03 14:09 UTC 版)

発音(?)

熟語: 日本語


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