マとは? わかりやすく解説

五十音図マ行第1音両唇鼻音有声子音[m]と母音[a]とから成る音節。[ma

平仮名「ま」は「末」の草体から。片仮名「マ」は「」と「末」との初2画混合からできたものといわれる。


[感]「まあ【二】」に同じ。

「おや、—、噂をすれば」〈二葉亭・浮雲


接尾名詞形容詞語幹動詞未然形打消し助動詞「ず」などに付いてそのような状態である意を表す。多く「に」を伴って副詞句をつくる。

大和国のまほら—」〈景行紀・歌謡

ぬばたまの見し君を明くる朝逢はず—にして今そ悔しき」〈万・三七六九〉


ま【今】

読み方:ま

[副]《「いま」の音変化》さらに。もう。なお。

「—一度見てから」〈虎明狂・抜殻


ま【摩】

読み方:ま

常用漢字] [音](呉) [訓]する さする こする

こする。さする。触れる。「摩擦摩滅按摩(あんま)・肩摩減摩揣摩(しま)」

接触するほど近づく。迫る。「摩天楼

梵語音訳字。「摩訶(まか)・摩尼護摩

名のり]きよ・なず


ま【目】

読み方:ま

め。多く複合語として用いる。「—のあたり」「—つげ」「—なじり」「—なざし」「—なかい」


ま【真】

読み方:ま

【一】[名]偽りがないこと。まこと。ほんとう真実

【二】[接頭]名詞動詞・形容詞形容動詞などに付く。

うそいつわりのない、本当の、などの意を表す。「—人間」「—正直」

純粋である、まじりけがない、などの意を表す。「—」「—新しい」

正確にその状態にある意を表す。「—北」「—下」「—四角

動植物の名付いて、その種の中での代表的なもの標準的なのである意を表す。「—いわし」「—がも」「—竹」

りっぱな美しい、などの意を表す。「—玉」「—(ぐい)」


ま【磨】

読み方:ま

常用漢字] [音](呉) [訓]みがく する とぐ

こすってみがく。「磨崖仏(まがいぶつ)/研磨

すりへる。「磨滅鈍磨不磨

学問技芸を向上させようと励む。「練磨切磋琢磨(せっさたくま)」

名のり]おさむ・きよ

難読達磨(だるま)・磨(と)ぎ汁


ま【間】

読み方:ま

【一】[名]

物が並んでいるときの空間。あいだ。あい。すきま。「車と車との—を置く」

家のひと区切りをなしている部屋。「次の—に控える」

畳の大きさを表す名称。「京—」「江戸—」

連続している事と事のあいだの時間。ひま。いとま。「食事をする—もない」

話の中に適当にとる無言時間。「話は—が大切だ

邦楽舞踊演劇などで、拍と拍、動作動作、せりふとせりふなどのあいだの時間的間隔転じてリズムテンポの意に用いる。「—をとる」「—を外す」

ちょうどよい折。しおどきころあい機会。「—を見計らう

その場のようす。その場のぐあい。

家などのとの間。けん。

「我は南の隅の—より格子叩きののしり入りぬ」〈源・空

【二】接尾助数詞

部屋の数を数えるのに用いる。「六畳四畳半の二(ふた)—」

のあいだを単位として数えるのに用いる。

勢多の橋をひと—ばかりこぼちて」〈更級

建物部屋広さをいうのに用いる。【二】2をもとにして、縦一間(ひとま)・横一間広さ一間(ひとま)とする。

「六—の客殿跳り出で」〈太平記・一〉

障子(さん)で囲まれ一区切りなど、一定の区切られ空間数えるのに用いる。

明かり障子破ればかりを…なほ一—づつ張られけるを」〈徒然一八四〉

[下接語] 間(あい)の間・合間・空き間・(あま)間・生け間伊勢(いせ)間・板の間田舎間居間岩間・畝(うね)間・江戸間応接間大間奥の間落ち間鏡の間額の間陰間・風(かざ)間・貸し間・株間・上(かみ)の間・客間京間切れ間雲間下段の間・格(ごう)間・木(こ)の間・小間作間・狭(さ)間・鞘(さや)の間・三の間・潮間借間上段の間透き間絶え間谷間近間茶の間中京間・中(ちゅう)間・ちょんの間・束(つか)の間・次の間露の間手間殿上の間胴の間時の間床の間土間中の間仲間波間日本間寝間・狭(はざ)間・階隠(はしがく)しの間・(はり)間・晴れ間半間・庇(ひさし)の間・一(ひと)間・昼間広間深間仏間・不(ぶ)間・別間本間瞬く間間間雪間洋間欄間


ま【馬】

読み方:ま

⇒ば


ま【馬】

読み方:ま

うま。

「青の—放れ取りつなげ」〈催馬楽青馬

[補説] 現代では、「絵馬」「馬屋(まや)」のように複合語として用いられる


ま【魔】

読み方:ま

常用漢字] [音](呉)

人をまどわし災いもたらすもの。化け物。「魔手色魔睡魔白魔病魔夢魔妖魔(ようま)」

人を物事熱中させるもの。「詩魔

不思議な術。「魔法

仏道修行妨げ悪神悟り妨げ梵語音写魔羅」の略。「魔王魔道悪魔降魔(ごうま)・邪魔・天魔

梵語音訳字。「閻魔(えんま)・断末魔


ま【魔】

読み方:ま

《「魔羅(まら)」の略》

仏教で、魔王欲界第六天支配する王。転じて、その仕業としての悟り妨げとなる煩悩(ぼんのう)・疑惑懈怠(けだい)などのさわり。

人の心を迷わし、悪に引き入れる悪霊悪魔。「—を払う」

悪い事がたびたび起こること。「—の踏切」「好事多し

異常なほど、ある物事執着する人。「電話—」「収集—」


ま【麻】

読み方:ま

常用漢字] [音](慣) [訓]あさ お

[一]〈マ〉

の名。アサ。「麻紙麻布大麻白麻快刀乱麻

アサ似たの名を表す語。「亜麻黄麻(おうま)・胡麻(ごま)・蕁麻(じんま)・苧麻(ちょま)・蓖麻(ひま)」

しびれる。「麻酔麻痺(まひ)・麻薬鈍麻

[補説] 3は「痲(ま)」と通用する

[二]〈あさ〉「麻糸麻縄麻布麻袋

名のり]ぬさ

難読]𦯶麻(いちび)・蕁麻(いらくさ)・麻幹(おがら)・苧麻(からむし)・綱麻(つなそ)・麻疹(はしか)・麻雀(マージャン)・麻婆豆腐(マーボどうふ)・真麻(まお)


読み方:マ(ma), ケンken

長さの単位面積の単位


読み方:アサasa), マ(ma

クワ科一年草薬用植物

学名 Cannabis sativa


名前 Ma

読み方:ま

  1. 四。〔青物商〕

分類 青物


読み方:ま

  1. 五。〔荒物商〕

分類 荒物

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五十音と撥音




「ま」の続きの解説一覧

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プロイセン出身者の一覧」の記事における「マ」の解説

アルバート・マイケルソン ヒューゴー・ミュンスターバーグ - 心理学者哲学者 ハインリヒ・メンデルスゾーン モッセ家 - グレーツ(グロジスク・ヴィェルコポルスキ)のユダヤ系家系アルバート・モッセ - ポーゼン管区出身で、来日した法学者ユダヤ系 ルードルフ・モッセ - ドイツ出版社開業者。アルベルトの兄 ハンス・ラハマン=モッセジョージ・モッセ(ベルリン出生) ダーニエル・エルンスト・ヤブロンスキー - プロテスタント神学者チェコ系 ヤッハマン家エードゥアルト・フォン・ヤッハマン - 軍人

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穐吉敏子の楽曲一覧」の記事における「マ」の解説

マーチ・オブ・ザ・タッドポールズ』 『マイ・ティーチャー・ミスター・ヤン』(=『チャイナ・リメンバード』)子供の頃ピアノ習った楊(ヤン先生への感謝の意込めた曲。 『ミナマタ』 『ミラノ饗宴』 『メモリー』 『モービル』 『モノポリー・ゲーム』

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キルト (漫画)」の記事における「マ」の解説

古に、他者滅ぼし栄華求めた種族で、残虐に獰猛もう一つ種族ヒト」を殺していた。追い詰められながらも大きな沼に棲まう「黄泉住人」に我が身差し出した当時の「紫黄王」の末娘孕ませて生を受けた黄泉の子」により滅ぼされ、それでも残る念を「白の鎧」に封印された。

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中つ国の河川」の記事における「マ」の解説

マルドゥイン Malduin テイグリン川の支流魔の川 Enchanted River 第一紀では、エスガルドゥイン川の別名。 第三紀では、闇の森の川を指す。闇の森山に発しスランドゥイルの館近く森の川合流する

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バレーボールの用語一覧」の記事における「マ」の解説

マーカー アンテナの項を参照マイナス・テンポテンポ0) ファースト・テンポの中で、アタッカー踏み切り動作セット・アップタイミング置いてほぼ完了しているアタックマッチ・アップ アタッカー相手ブロッカーが、スパイク決定するブロックポイントを取るかを示す様。

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アメリカンフットボールの用語集」の記事における「マ」の解説

マッチアップ (matchup) マンツーマン守備において、1対1で争う攻撃選手守備選手組合わせのこと。 マフmuff落球によってボール誰にも保持されない状況にあること。 マンカバー (man-to-man coverage) パスカバーのうち、各選手マークするレシーバー事前に決めておく方法いわゆるマンツーマン守備マーク振り切られると他にカバーする選手がいないため、パス防げなくなるリスクがある。

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発音(?)

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