インフルエ、ンザとは? わかりやすく解説

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influenza

別表記:インフルエンザ

「influenza」の意味・「influenza」とは

「influenza」は、日本語で「インフルエンザ」と訳される英単語である。医学的な用語として使われ特定のウイルスによって引き起こされる呼吸器系感染症を指す。主な症状としては、発熱、咳、喉の痛み全身倦怠感などが挙げられる毎年季節性流行見られ、特に冬季多く感染者が出る。

「influenza」の発音・読み方

「influenza」の発音は、IPA表記では /ˌɪn.fluˈɛn.zə/ となる。IPAカタカナ読みでは「インフルエンザ」となり、日本人発音するカタカナ英語読み方も「インフルエンザ」となる。この単語発音によって意味や品詞が変わるものではない。

「influenza」の定義を英語で解説

「influenza」は、"an acute, commonly epidemic disease, occurring in several forms, caused by numerous rapidly mutating viral strains and characterized by respiratory symptoms and general prostration."と定義される。これは、「急性で、一般的には流行性病気で、いくつかの形態存在し多数急速に変異するウイルス株によって引き起こされ呼吸器症状全般的な倦怠感特徴とする病気」という意味である。

「influenza」の類語

「influenza」の類語としては、「flu」がある。これは「influenza」の短縮形で、口語的な表現としてよく用いられるまた、「grippe」も「influenza」の類語で、特に19世紀から20世紀初頭にかけて使われ表現である。

「influenza」に関連する用語・表現

「influenza」に関連する用語としては、「virus」(ウイルス)、「epidemic」(流行)、「pandemic」(大流行)、「vaccine」(ワクチン)などがある。これらは全て「influenza」の病態予防直接関わる単語である。

「influenza」の例文

1. She caught influenza and had to stay in bed for a week.(彼女はインフルエンザにかかり、一週間ベッドで過ごさなければならなかった。)
2. The influenza vaccine is recommended for everyone over the age of 6 months.(インフルエンザのワクチンは6ヶ月上の全ての人に推奨される。)
3. Influenza is caused by a virus.(インフルエンザはウイルスによって引き起こされる。)
4. The influenza epidemic affected many people in the city.(インフルエンザの流行都市多く人々影響及ぼした。)
5. He was absent from school because of influenza.(彼はインフルエンザのために学校欠席した。)
6. The influenza virus mutates rapidly.(インフルエンザウイルス急速に変異する。)
7. She has symptoms of influenza.(彼女はインフルエンザの症状がある。)
8. The influenza pandemic in 1918 killed millions of people worldwide.(1918年のインフルエンザの大流行世界中で百万人もの人々死に至らせた。)
9. The doctor diagnosed him with influenza.(医者彼にインフルエンザと診断した。)
10. Influenza is highly contagious.(インフルエンザは非常に感染力が強い。)

インフルエンザ(いんふるえんざ)

ウイルスによって感染発病するかぜ症候群」のうちの一つ

主な症状は、急激な発熱食欲不振関節痛筋肉痛倦怠感などの全身症状で、比較的強い症状引き起こする。脳炎肺炎進展することもあり、場合によっては死に至ることもある。

インフルエンザウイルスには、A型B型C型3種類がある。このうち集団発生大流行が起こるのはA型ウイルスである。A型は、さらに発生地(そのウイルス最初に発見された場所)にちなんで、「香港型」と「ソ連型」に分類されている。

インフルエンザの予防法としてワクチン接種があるが、その効果副作用疑問視されたこともあり、学校などで行われていた集団接種1994年から任意接種となった治療薬としては、「アマンタジン」と「リレンザ」が知られている。

(2000.01.27更新


インフルエンザ

同義/類義語:感冒
英訳・(英)同義/類義語:influenza, flu

インフルエンザウイルス感染引き起こされる疾患

インフルエンザ

 インフルエンザは急性感染症一種で、症状として高熱筋肉痛全身倦怠感などを伴うのが特徴です。毎年初冬から春先にかけて流行するものは季節性インフルエンザ呼ばれます2009年には豚由来新型インフルエンザ(A/H1N1)が出現し急速に感染拡大して同年6月にはWHOがパンデミック宣言出しました2009年の流行では感染者多く軽症回復していますが、多くの人が新型ウイルス対す免疫獲得していないこと、今後病原性変化する可能性があることから、注意が必要です。
 季節性新型いずれのインフルエンザにおいても、インフルエンザウイルス主な感染経路は咳やくしゃみなどによる飛まつ感染です。感染者マスク着用することで周囲への感染拡大抑えることができますまた、手に付着したウイルス体内に入ることで感染する可能性ありますので、手洗い頻回に行うことが感染予防効果的です。免疫力低下により感染重症化リスクが高まるため、日頃から免疫力低下させない生活習慣をつけることが望ましいと言えます。


インフルエンザ

【英】:Influenza

原因となるインフルエンザウイルスにはA・B・C3つの型があるが、ヒト流行するのはA型B型である。A型インフルエンザウイルス表面には赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という糖蛋白があり、これらの型の様々な組み合わせにより、ウイルスの抗原性が決まる。ブタトリなどヒト以外宿主分布するウイルスもあるが、ヒト感染するA型インフルエンザウイルスは数10年ごとに突然別亜型出現する。これが、新型インフルエンザ登場である。人々新型ウイルス対す免疫がなく、大流行となり多大な健康被害につながる。1918年には新型スペインかぜH1N1)が世界各地猛威をふるい、全世界での罹患者6億、死亡者20004000 万人のぼったといわれる昨今は、トリ高病原性ウイルスAH5N1が、ヒトの間で新型インフルエンザとして流行するのではと危惧されている。インフルエンザの臨床症状は、急に現れる発熱頭痛全身倦怠感筋肉痛などであり、通常の感冒比較して全身症状が強い。高齢者では呼吸器系合併症により死亡する場合がある。小児では脳症合併が、特に日本で多いとされている。抗インフルエンザウイルス剤としては、現状ではM2イオンチャンネル阻害薬アマンタジン)とノイラミニダーゼ阻害薬オセルタミビルザナミビル)が入手可能である。(中野貴司)

参考URL国立感染症研究所感染症情報センターホームページhttp://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/index.html

インフルエンザ


インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルス病原とする気道感染症であるが、「一般かぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」である。流行周期的に現われてくるところから、16世紀イタリア占星家たちはこれを星や寒気影響influence)によるもの考え、これがインフルエンザの語源であると言われている。インフルエンザは、いまだ人類残されている最大級疫病である。
なお、鳥インフルエンザについては別稿で扱う予定である。

疫 学
毎年世界各地大なり小なりインフルエンザの流行みられる温帯地域より緯度の高い国々での流行冬季にみられ、北半球では1~2月頃、南半球では7~8月頃が流行ピークとなる。熱帯・亜熱帯地域では、雨季中心としてインフルエンザが発生する
わが国のインフルエンザの発生は、毎年11月下旬から12月上旬頃に始まり翌年1~3月頃に患者数増加し4~5月にかけて減少していくパターンを示すが、夏季患者発生しインフルエンザウイルス分離されることもある。流行程度ピーク時期はその年によって異なる。
インフルエンザ流行大きい年には、インフルエンザ死亡者数および肺炎死亡者数顕著に増加しさらには循環器疾患始めとする各種慢性基礎疾患死因とする死亡者数増加し結果的に全体死亡者数増加することが明らかになっている(超過死亡)。ことに高齢者この影響を受けやすい。
わが国感染症発生動向調査における1999/2000~2003/04の過去5シーズン前年第36週翌年35週)でのインフルエンザ届け出状況をみると、多い方から順に2002/03、1999/2000、2003/04、2001/02、2000/01シーズンであった

病原体

 インフルエンザウイルス(図)にはA,B,Cの3型があり、流行的広がり見せるのはA型B型である。A型B型ウイルス粒 子表面には赤血球凝集素HA)とノイラミニダーゼNA)という糖 蛋白があり、これらが感染防御免疫標的抗原となっている。 とくにA型では、HAには15種類NAには9種類抗原性異な亜型存在し、これらの様々な組み合わせを持つウイルスが、ヒト以外にもブタトリなどその他の宿主広く分布している。

A型インフルエンザでは、数年から数十年ごと世界的な大流行見られるが、これは突然別亜型ウイルス出現して、従来亜型ウイルスにとって代わることによって起こる。これを不連続抗原変異antigenic shift)という。1918年スペインかぜH1N1)が出現しその後39年続いた1957年にはアジアか ぜ(H2N2)が発生し11年続いた1968年には香港型(H3N2)が現れ、ついで1977年ソ連型(H1N1)が加わり、現在はA型であるH3N2H1N1、およびB型3種インフルエンザウイルス世界中で流行している。
わが国では、1999/2000~2003/04の過去5シーズンにおける分離インフルエンザウイルス亜型でみると、AH1型は1999/2000、2000/01、2001/02の3シーズン連続してある程度分離されたが、2002/03、2003/04の2シーズン連続してほとんど分離されなかった。AH3型は過去5シーズン連続して分離されたが、2000/01シーズンには少なかったB型は、1999/2000シーズンにはほとんど分離されず、2000/01、2001/02、2002/03の3シーズン連続してある程度分離され2003/04シーズンには少なかった
一方同一亜型でも、ウイルス遺伝子に起こる突然変異蓄積によって、HANA抗原性少しずつ変化する。これを連続抗原変異antigenic drift)という。インフルエンザウイルス では連続抗原変異頻繁に起こるので、毎年のように流行繰り返す

臨床症状
A型またはB型インフルエンザウイルス感染受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱通常38上の高熱)、頭痛全身倦怠感筋肉痛関節痛などが突然現われ、咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続き、約1週間経過軽快するのが典型的なインフルエンザで、いわゆる「かぜ」に比べて全身症状が強い。とくに、高齢者や、年齢問わず呼吸器循環器腎臓慢性疾患を持つ患者糖尿病などの代謝疾患免疫機能低下している患者では、原疾患増悪とともに呼吸器二次的な細菌感染症を起こしやすくなることが知られており、入院死亡の危険増加する小児では中耳炎合併熱性痙攣気管支喘息誘発することもある。
近年幼児中心とした小児において、急激に悪化する急性脳症増加することが明らかとなっている。厚生労働省インフルエンザ脳炎脳症臨床疫学的研究班」(班長岡山大学医学部森島恒雄教授)で行った調査によると、毎年50200人のインフルエンザ脳症患者報告されており、その約1030%が死亡している。臨床経過病理所見からは、ライ症候群とは区別される疾患考えられるが、原因不明である。現在も詳細な調査続けられている。

病原診断
急性期患者咽頭ぬぐい液やうがい液などを検体とし、発育鶏卵羊膜腔や培養細胞(MDCK細胞など)に接種しウイルス分離を行う。
血清診断には、従来から補体結合法CF)、赤血球凝集阻止反応HI)などがあるが、いずれも急性期回復期抗体価の4倍以上の上昇診断するので、確定診断には2~3週間要するCF抗体ウイルスの内部抗原認識する抗体で、インフルエンザA,B,Cの型別はできるが、A型ウイルスの亜型判別不可能である。この抗体感染後比較速やかに消失することが多いので、比較最近感染推定利用することができる。HI抗体感染後長期わたって検出され、また型別亜型別の判定抗原変異程度比較簡単に測定することが可能であり、血清疫学調査ワクチンの効果調べるのに有用である。遺伝子診断法(RT-PCR)も利用されるが、実験室内の交叉汚染特異性問題もあり、結果判定評価には慎重さ求められる
最近は外来、あるいはベッドサイドなどで2030以内迅速簡便に病原診断可能なインフルエンザ抗原検出キットが、ことにわが国において広く利用されるようになり、臨床現場におけるインフルエンザの検査診断容易になった。一方その限界抗ウイルス薬使用との関係など、新たな問題一部生じている。


治療・予防
従来対症療法中心であったが、1998年わが国でも抗A型インフルエンザとしてアマンタジン使用することが認可された。アマンタジンB型ウイルスには無効である。神経系副作用生じやすく、また、患者使用する比較早期薬剤耐性ウイルス出現するため、注意して使用する必要があるノイラミニダーゼ阻害薬ザナミビルオセルタミビル)は、わが国では2001年医療保険収載された。ノイラミニダーゼ阻害薬A型にもB型にも有効で、耐性比較的できにくく、副作用少ないとされており、発病後2日以内服用すれば症状軽くし、罹病期間の短縮期待できる
対症療法としての解熱剤、ことにアスピリンは、ライ症侯群との関係が推測されており、小児への使用原則禁忌である。また、インフルエンザ脳症悪化因子として、非ステロイド解熱剤のうちジクロフェナクナトリウムメフェナム酸同じく小児には基本的に使用しないように、とされている。解熱剤必要な場合は、なるべくアセトアミノフェン使用する肺炎気管支炎併発し重症化予想される患者に対しては、これらの合併症予防するために、抗菌薬投与が行われることがあるインフルエンザ脳症治療に関して確立されたものはなく、臨床症状重症度応じた専門医療機関での集中治療が必要である。
予防としては基本的事項として、流行期人込み避けること、それが避けられない場合などにはマスク着用すること、外出後のうがいや手洗い励行することなどが挙げられる。現在わが国用いられているインフルエンザワクチンは、ウイルス粒子エーテル処理して発熱物質などとなる脂質成分除き免疫必要な粒子表面赤血球凝集素HA)を含む画分を密度勾配遠沈法により回収して主成分とした、不活化HAワクチンである。感染発症そのものを完全には防御できないが、重症化合併症発生予防する効果証明されており、高齢者に対してワクチン接種すると、接種しなかった場合比べて死亡の危険を1/5に、入院の危険を約1/3~1/2にまで減少させることが期待できる現行ワクチン安全性きわめて高いと評価されている。
わが国においてはインフルエンザワクチン定期予防接種二類として、1)65歳上の高齢者、2)60歳以上65歳未満であって心臓腎臓もしくは呼吸器機能に、またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能一定の障害有するに対しては、本人希望により予防接種が行われ(一部実費徴収)、また万一副反応生じた際には、予防接種法基づいて救済が行われる。その他の年齢では任意接種となる。
また2004年7月からは、原則として発症者の同居家族共同生活者で、しかも特殊条件の者を対象リン酸オセルタミビル予防投与承認されたが、接触2日以内投与開始条件としている。

感染症法におけるインフルエンザの取り扱い
インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザを除く)は五類感染症定点把握疾患定められて おり、全国約5,000カ所のインフルエンザ定点医療機関小児科約3,000内科約2,000)より毎週 報告なされている。報告のための基準以下の通りである。
診断した医師の判断により、症状所見から当該疾患疑われ、かつ、以下の4つ基準全て満たすもの
1. 突然の発症
2. 38超える発熱
3. 上気道炎症状
4. 全身倦怠感等の全身症状
なお、非流行期での臨床診断は、他疾患とのより慎重な鑑別が必要である。
上記基準は必ずしも満たさないが、診断した医師の判断により、症状所見から当該疾患疑われ、かつ、病原体診断血清学診断によって当該疾患診断されたもの

学校保健法におけるインフルエンザの取り扱い
インフルエンザは学校において予防すべき伝染病第2種定められており、通常解熱2日経過するまで出席停止となる。しかし病状により伝染のおそれがないと認められたときはこの限りではない




インフルエンザ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 07:37 UTC 版)

インフルエンザイタリア語: influenzaラテン語: influentia)とは、インフルエンザウイルス急性感染症上気道炎症状・気道感染症状、呼吸器疾患などを呈する。流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)、略して流感(りゅうかん)とも呼ばれる。日本語ではインフル英語ではfluされることも多い。


注釈

  1. ^ 添付文書には「予防接種を受けることが適当でないもの」とされるが、通常の薬剤における「禁忌」に相当する。
  2. ^ 日本の学校保健安全法施行規則では発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は、3日)を経過するまで[88]
  3. ^ 寛政7年1月9日1795年2月27日)、名横綱谷風梶之助がインフルエンザで亡くなったことから「谷風」と呼ぶ。
  4. ^ 原著はオーストリアの医師ビショフ"Grundzüge der praktischen Medizin"。エルジッキによるオランダ語訳から、伊藤が重訳した。

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インフルエンザ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 01:08 UTC 版)

まんがサイエンス」の記事における「インフルエンザ」の解説

インフルエンザの専門家5巻の「あさりちゃんウイルス」とは違い実際インフルエンザウイルスに近い外見

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インフルエンザ

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感染症の歴史」の記事における「インフルエンザ」の解説

詳細は「インフルエンザの流行」および「インフルエンザウイルス#前史」を参照 紀元前412年、「医学の父」と呼ばれたヒポクラテスは、すでにインフルエンザと思われる病気大発生について記録している。 インフルエンザは、1889年大流行したとき、ドイツ元軍医コッホ衛生研究所にいたリヒャルト・プファイファー患者よりグラム陰性細菌分離することに成功し1892年に「インフルエンザ菌」と名づけ、これこそがインフルエンザの病原体であると発表したこののち、インフルエンザの病原体めぐって論争繰り広げられたが、1933年決着した。 最も被害出したインフルエンザの流行は、スペイン風邪である。1918年アメリカ合衆国兵士の間で流行しはじめ、人類遭遇した最初のインフルエンザの大流行パンデミック)となり、感染者は6億人、死者最終的に4000万人から5000万人およんだ当時世界人口12億人程度推定されるため、全人類の半数もの人びとスペイン風邪感染したことになる。この値は、感染症のみならず戦争災害などすべてのヒト死因中でも、もっとも多くヒト短期間死に至らしめた記録的なのである死者数は、第一次世界大戦死者はるかにうわまわり、日本では当時人口5500万人対し39万人死亡アメリカでは50万人死亡した

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インフルエンザ

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原因療法」の記事における「インフルエンザ」の解説

原因療法としてはオセルタミビルなどの抗ウイルス薬投与される場合によっては、体力消耗抑え合併症を防ぐため、解熱薬投与輸液などの対症療法が行われる。

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インフルエンザ

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咽頭痛」の記事における「インフルエンザ」の解説

インフルエンザウイルスによる感染症RSウイルスパラインフルエンザウイルスによってもほぼ同様の症状が出る(インフルエンザ様疾患という)ためワクチン打ったのにインフルエンザになったというエピソード生まれことがある。インフルエンザは冬に多くインフルエンザ様疾患は春や夏に多いという特徴がある。インフルエンザの症状としては、急性の高熱悪寒関節痛、のどの痛み(ただし咽頭発赤腫脹はない)、咳、鼻水などがあげられる通常自然治癒するが高齢者重症化死に至ることもあるため予防が大切と言われている。空気感染飛沫核感染)するため、感染者5日間の就業停止が望ましいと言われている。特に高齢者との接触避けたいところである。また抗菌薬投与肺炎予防効果はないと言われている。診断高熱関節痛筋肉痛といった全身症状強く咽頭発赤など局所症状がその割に弱いことで疑い迅速診断キットにて診断する迅速診断キット発症(大抵は発熱)後12時経過していないと偽陰性率が高いことが知られている。発症後48時間ならば抗インフルエンザ薬効果的である。治療薬としてオセルタミビルザナミビルが有名である。インフルエンザにはA型B型2種類知られているがこれらはどちらにでも効く。健常者オセルタミビル使って症状回復1日早めるものの感染期間(伝染させる期間)は縮まないこと、肺炎など合併症減少しないこと、死亡率下がらないことから高齢者ハイリスク患者除いて積極的に投与する意義は薄いと考えられている。ザナミビル吸入であり、高齢者吸入が苦手な場合があること、まれに気管支痙縮起こす可能性があることから、気管支喘息患者への投与には注意が必要である。A型インフルエンザ場合はシンメトリル(アマンタジン)が有効な場合もあるが、2080%が耐性化しているという報告がある。なお、インフルエンザの時、解熱剤NSAIDs非ステロイド性抗炎症薬)を使用するインフルエンザ脳症起こす可能性があるため、アセトアミノフェン推奨される

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インフルエンザ

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ウイルス学の歴史」の記事における「インフルエンザ」の解説

詳細は「インフルエンザ」を参照 1918年から1919年にかけてのインフルエンザのパンデミック (スペインかぜ) によって、40005000万人1年以内死亡したインフルエンザ菌 Haemophilus influenzae は、よくインフルエンザ感染後日和見感染引き起こす細菌であり、そのためにドイツ著名な細菌学者リヒャルト・パイフェル英語版) (1858–1945) によって、この細菌がインフルエンザの原因であると誤って結論付けられた。一方で真の原因であるインフルエンザウイルス1930年代まで発見されず、病気記述その後の研究によってこのウイルス原因であることが証明されたのは1933年であった1931年アメリカ病理学者アーネスト・ウィリアム・グッドパスチャー(英語版) (1886–1960) は孵化したニワトリの卵でインフルエンザや他のウイルス培養したハーストは、ウイルス粒子関連した酵素活性同定し、それは後にノイラミニダーゼとして特徴づけられるもので、ウイルス酵素を含むことを示した最初の例であったフランク・マクファーレン・バーネット (1899–1985) は、1950年代初頭ウイルス高頻度組換えを行うことを示しハーストは後に、それはウイルス分節化されたゲノムを持つためであることを導き出した

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インフルエンザ

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ウイルスの社会史」の記事における「インフルエンザ」の解説

詳細は「インフルエンザ」を参照 インフルエンザウイルス抗原シフト起こし多くの人が新たな系統への免疫持っていないとき、またはウイルス感受性人口感染連鎖維持するのに十分なほど多いとき、パンデミック発生する遺伝的な変異通常異な系統ウイルス動物、特に鳥類ブタ共感染したときに起こる。脊椎動物多くウイルス1種宿主にしか感染しないが、インフルエンザウイルスはその例外である。19世紀最後パンデミック1899年発生しヨーロッパで25万人死亡したロシアまたはアジア発生したこのウイルスは、鉄道蒸気船によって迅速に拡散した最初ウイルスであったウイルスの新たな系統1918年出現しその後起こったパンデミック (スペインかぜ) は歴史上最悪自然災害1つである。死者数甚大で、世界中で5000万人感染によって死亡したアメリカでは55万人死亡報告され、これは第一次世界大戦における自国死者数10であったイギリスでも228000人が死亡したインドでは2000万人以上が死亡し西サモアでは人口22%が死亡したインフルエンザの流行毎冬発生するものの、20世紀パンデミックにまで至ったのはあと2度だけである。 1957年には別の新たな系統出現しアジアかぜパンデミック引き起こされた。このウイルスのビルレンス1918年系統ほど高くはなかったが、世界中で100万人以上が死亡した次のパンデミック (香港かぜ) が1968年発生し1957年系統から新たな系統へ置き換わった。1968年パンデミック影響受けたのは主に高齢者で、重症度は最も低かったものの、アメリカで33800人が死亡したインフルエンザウイルス新し系統はしばし東アジア発生する中国農村部アヒルブタ、そしてヒト密集度が世界で最も高く、これが1つ要因考えられる最新パンデミック2009年発生したが、直近の3つのパンデミックはいずれ1918年のように壊滅的なものとはならなかった。なぜ1918年出現した系統これほどまでに壊滅的であったのか、その正確な理由はいまだ解明されていない

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