DBCPとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 医薬品 > > 農薬 > DBCPの意味・解説 

1,2‐ジブロモ‐3‐クロロプロパン

分子式C3H5Br2Cl
その他の名称3-Chloro-1,2-dibromopropane、1,2-Dibromo-3-chloropropane、ネマヒューム、DBCP、OS-1897、Nemagon 20G、Nemagon 20、Nemagon 90、Nemazon、Nemapaz、Nemagon、Fumazone、Nemafume、ネマゴン20G、ネマゴン20、ネマゴン90、ネマゾン、ネマパズ、ネマゴン、DBCP【農薬】
体系名:3-クロロ-1,2-ジブロモプロパン1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン


DBCP

農薬DBCP
和名orISO名[商品名]DBCP[ネマゴー]
分子式C3H5ClBr2
用途殺虫剤・殺線虫
LD50(ラット)/g kg-10.17
LD50(マウス)/g kg-1
劇毒区分劇物
魚毒ランク
有機性220
無機30
農薬登録(1996年時点)日本登録され1980年失効
その他
分子データ
» 「動く分子事典」の分子モデル表示の特性について、「生活環境化学の部屋」より補足説明をいただいております。

DBCP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 10:24 UTC 版)

ダウ・ケミカル」の記事における「DBCP」の解説

1970年代後半まで、ダウ・ケミカル1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン通称:DBCP)を燻蒸剤や殺線虫剤として販売していた。1970年代後半からDBCPの危険性について認知されアメリカ合衆国内での使用禁止となり販売した製品回収された。しかしドール・フード・カンパニーがDBCPを供給するようダウ要求したため、結果的に供給することとなったドール社は、南アメリカバナナ農園でDBCPを使用し続けたプランテーション労働者は、これらの商品不妊深刻な病気引き起こしていると主張しダウ・ケミカルドール社ニカラグア裁判所提訴した裁判所原告に6億ドル賠償認めたが、会社から賠償金支払われなかった。2007年11月5日原告はアメリカロサンゼルスの裁判所に再び訴訟起こし320ドル賠償判決出たが、ダウドール上訴したその後ニカラグア弁護士不正に原告雇い詐欺強要行ったことや実験データ実際にドール社働いてない人物含まれるなどの改竄判明したため、2009年4月23日にこれら二つ判決棄却された。このような経緯により、DBCPの被害に関する訴訟には疑念が残る結果となった

※この「DBCP」の解説は、「ダウ・ケミカル」の解説の一部です。
「DBCP」を含む「ダウ・ケミカル」の記事については、「ダウ・ケミカル」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「DBCP」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「DBCP」の関連用語

DBCPのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



DBCPのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
生活環境化学の部屋生活環境化学の部屋
Copyright © 2024 Home Page for Learning Environmental Chemistry, All rights reserved.
Jmol is a free, open-source software licensed under the GNU Lesser General Public License
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのダウ・ケミカル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS