頒布元の変更とは? わかりやすく解説

頒布元の変更

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 10:04 UTC 版)

神宮大麻」の記事における「頒布元の変更」の解説

1873年明治6年)に神宮教院が開館し明治9年2月神宮教規則第五条神宮大麻頒布主要な事業としていることが示される第五条 大麻全国頒布スル事 — 神宮教規則 1878年明治11年)の通達以降頒布方法がたびたび変更されるうになる神宮大麻頒布之儀ニ付明治五年六月教部省ヨリ相達置候趣モ候処右ハ自今地方官ノ関係ニ不及候其受不ハ専ラ人民ノ自由ニ為仕儀心得此旨相達候事 — 明治十一年内務省達第三〇号 宮家旧皇族献上される木箱入った大きく厚みがある献上大麻存在する1882年明治15年)に神宮教院が神道神宮派として独立し、さらに神宮教となると大麻頒布神宮教委託される。さらに1898年明治31年)には神宮教神宮奉賛会となり、ここに頒布委託される1882年神宮司庁教院区分第21条1899年明治32年)の内務省訓第823号の第7条(7)は、頒布大麻には天皇皇室を祈る部分があるが、授与大麻はないことからこれらの混同法的に禁止した頒布大麻は、皇国守護の元で奉斎者を加護する信仰の自由において意義唱えられ1916年大正5年)に神宮神部署から説明なされたが、神宮大麻起源大麻おおぬさ)とも呼ばれる祓い串と祝詞によって修祓(しゅはつ)したもので、今では国家国民対し祈願した行事よるものであるから神体しんたい)や分霊(わけみたま)ではなく、したがって本尊のようなものでもなく、崇敬するための標章なので信教の自由衝突しないとしている。 しかし、21世紀初頭祝詞頒布のものでも「大麻奉製したので、神前供し修祓式を行うので、この大麻御霊寄せ給え」といった内容である。大正から昭和戦前の論では、御霊存在否定し遥拝象徴かのように説かれるが、幣帛、祓具、神体象徴といった各説があり、当時様々な信仰包摂しようと試みたものだが、神に供物として献じられ、御霊付着し神体となり、祓い清め祈りでもあるから祓い具でもある。どれかを択一すべきではないとされる2003年には神宮司庁教学課の『神宮大麻史料改定第一版』、翌年には神社本庁教学課の『神宮大麻に関する研究会報告書』が出版されている。2011年頒布された大麻の数は888545体である。

※この「頒布元の変更」の解説は、「神宮大麻」の解説の一部です。
「頒布元の変更」を含む「神宮大麻」の記事については、「神宮大麻」の概要を参照ください。

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