阿部修

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阿部修

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/07/17 08:06 UTC 版)

「安部理」、「阿部理」、あるいは「阿部統」とは別人です。

阿部 修（あべ おさむ、1950年 - ）は山形県新庄市在住の日本のアマチュア天文家、コメットハンター。新庄天文同好会所属。本職は雪についての研究者で、防災科学技術研究所の雪氷防災研究センター新庄支所で総括主任研究員を務めた^[1]。

コメットハンターとして

1970年7月3日におひつじ座に9等級の新彗星を発見、C/1970 N1 阿部彗星と命名された^[2]。この功績で翌年に日本天文学会より天体発見賞を受賞した^[3]。

小惑星(13624) Abeosamuは阿部の名前にちなんで命名された^[4]。

研究者として

長年にわたり東北地方の雪崩防災に取り組み、雪崩に関する講習会や、屋根雪など身近な雪の問題に関する講演会の講師を数多く務めた。 ほかに雪結晶や積雪の観察方法などの講習を通じ、一般への雪や氷の楽しみ方や科学知識の普及にも取り組んでいる^[5]。 2003年に東北雪氷賞(学術賞)、2009年に日本雪水学会平田賞、2016年に東北雪氷賞(功績賞)を受賞している^[6]。

著書

• 『雪原に生きるものたち 雪国からのメッセージ』(塩野原社、2015年)

脚注

1. ^ “リサーチマップ”. 2021年7月13日閲覧。
2. ^ “IAUC 2260: 1970g; 1970d; 1968 AA”. IAU. 2021年7月13日閲覧。
3. ^ “日本天文学会天体発見賞　受賞者”. 日本天文学会. 2021年7月13日閲覧。
4. ^ “(13624) Abeosamu = 1995 UO3 = 1998 QT45”. MPC. 2021年7月13日閲覧。
5. ^ “雪の観察、撮影方法　雪氷研新庄支所総括主任研究員・阿部修さんに聞く”. 山形新聞. 2021年7月13日閲覧。
6. ^ “東北雪氷賞(功績賞)を受賞”. 防災科学技術研究所. 2021年7月13日閲覧。