釉 薬とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 薬学 > > 釉 薬の意味・解説 

ゆう‐やく〔イウ‐〕【×釉薬】

読み方:ゆうやく

「釉(うわぐすり)」に同じ。


釉薬

読み方:ユウヤク(yuuyaku)

素焼き陶磁器表面にかける珪酸塩化合物


釉薬 (ゆうやく)

陶磁器とうじき]の表面ガラス質にするためにかける薬品のことです。表面なめらかにし、液体気体がしみこまないようにすることができます


釉薬

読み方:ウワグスリ(uwagusuri)

陶磁器素地表面にほどこすもの。

別名 つやぐすり


釉薬(ゆうやく)

素焼陶磁器や瓦の素地表面にかけて光沢出し表面滑らかにするためのガラス質のもの。うわぐすりともいう。釉薬にはせっ器質の粘土合った長石主体とした高温用のものと、一般粘土合った珪石主体とした低温用のものとがある。


釉薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/17 23:44 UTC 版)

釉薬(ゆうやく、うわぐすり、上薬英語: glaze)は、陶磁器琺瑯の表面をおおっているガラス質の部分である。陶磁器などを製作する際、粘土などを成形した器の表面に薬品をかけて生成する。粘土やなどを水に懸濁させた液体が用いられる。


  1. ^ Paul T. Craddock (2009). Scientific Investigation of Copies, Fakes and Forgeries. London: Routledge. p. 207. ASIN B0B5GCY6XT. doi:10.4324/9780080939001. ISBN 978-0-7506-4205-7. OCLC 959171627. https://books.google.com/books?id=lgbVCpI8NfgC&pg=PA207. "Pottery only began to be glazed from the mid second millennium BC, coincident with the first production of glass." 
  2. ^ Daiheng, Gao (2002). Chinese Architecture – The Lia, Song, Xi Xia and Jin Dynasties (English ed.). Yale University Press. pp. 166, 183. ISBN 978-0-300-09559-3. https://archive.org/details/chinesearchitect0000unse/page/166 
  3. ^ Zhiyan, Li (2002). Chinese Ceramics -- From the Paleolithic Period through the Qing Dynasty (English ed.). New York & London, Beijing: Yale University Press, Foreign Languages Press. pp. 144, 145, 152. doi:10.1353/cri.2012.0038. ISBN 978-0-300-11278-8. OCLC 610849678 
  4. ^ Mason, R. B., and M. S. Tite, "The beginnings of tin-opacification of pottery glazes", Journal of Archaeological Science 39:41-58, 1997
  5. ^ Borgia, I., B. Brunettu, A. Sgamellontti, F. Shokouhi, P. Oliaiy, J. Rahighi, M. Lamehi-rachti, M. Mellini, and C. Viti. 2004
  6. ^ Institut français de recherches en Iran 1972.
  7. ^ Monique Kervranの調査による[6]。.
  8. ^ ブルーム, ブレア 2001, p. 107.
  9. ^ 桝屋 2009, pp. 112, 118.
  10. ^ Mason (1995), p. 5
  11. ^ 村上夏希 2017, p. 137.
  12. ^ T. Pradell, J. Molera, G. Molina, M.S. Tite 2013, p. 1.
  13. ^ Gülru Necipoğlu 2016, p. 1.
  14. ^ 鉛のとける陶磁器 三社に回収命令『朝日新聞』1970年(昭和45年)11月17日朝刊 12版 22面
  15. ^ 『つくる陶磁器』編集部 編 1997, p. 73.
  16. ^ 『つくる陶磁器』編集部 編 1997, p. 60.
  17. ^ 『つくる陶磁器』編集部 編 1997, p. 101.
  18. ^ 『つくる陶磁器』編集部 編 1997, p. 55.
  19. ^ C D Fortnum, 1875, Maiolica, Chapter II on Enamelled or Stanniferous Glazed Wares "It was found that by the addition of a certain portion of the oxide of tin to the composition of glass and oxide of lead the character of the glaze entirely alters. Instead of being translucent it becomes, on fusion, an opaque and beautifully white enamel…"
  20. ^ Lane, Arthur, French Faïence, 1948, Faber & Faber,1章
  21. ^ NHKBSプレミアム「極上美の饗宴」シリーズ世界が驚嘆したニッポン(2)「色彩の攻防七宝・飛躍の30年」2011年 11月 1日放送



釉薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/08 04:07 UTC 版)

酸化スズ(IV)」の記事における「釉薬」の解説

酸化スズ(IV)古くから乳白剤および釉薬の白色顔料として用いられてきた。おそらくこのことが酸化スズ(IV)を含む顔料鉛錫黄(en:Lead-tin-yellow)の発明つながった酸化スズ(IV)は特に土器衛生陶器タイル壁の釉薬として頻繁に用いられるen:Tin_glaze、en:Tin-glazed_potteryを参照)。 酸化スズ(IV)焼成した釉薬のガラス母体中で懸濁粒子の状態保っている。屈折率高く、その母体との差が十分大きいため、光を反射し不透明度増している。焼成温度高くなるに従って溶解度上昇しこのため透明度低下する他の成分にもよるが、酸化スズ(IV)の釉薬融成物への溶解度は低い。Na2OK2OB2O3によって溶解度増しCaOBaOZnOAl2O3、および限られた量のPbOによって溶解度減少する酸化スズ(IV)ガラス琺瑯、釉薬の製造において顔料として用いられてきた。純粋な酸化スズ(IV)乳白色であり、他の金属の酸化物混合することでその他の色を再現できるV2O5黄色Cr2O3ピンク、Sb2O5:灰青色。

※この「釉薬」の解説は、「酸化スズ(IV)」の解説の一部です。
「釉薬」を含む「酸化スズ(IV)」の記事については、「酸化スズ(IV)」の概要を参照ください。


釉薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 15:26 UTC 版)

織部焼」の記事における「釉薬」の解説

一般に織部釉薬」といった場合は、透明釉酸化銅などの着色料として加え酸化焼成したものを言う

※この「釉薬」の解説は、「織部焼」の解説の一部です。
「釉薬」を含む「織部焼」の記事については、「織部焼」の概要を参照ください。


釉薬(ゆうすけ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/18 20:48 UTC 版)

妖幻の血」の記事における「釉薬(ゆうすけ)」の解説

14歳八木沼学院生物部生徒目玉集め趣味

※この「釉薬(ゆうすけ)」の解説は、「妖幻の血」の解説の一部です。
「釉薬(ゆうすけ)」を含む「妖幻の血」の記事については、「妖幻の血」の概要を参照ください。


釉薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/08 18:22 UTC 版)

ジャスパーウェア」の記事における「釉薬」の解説

1960年代まで耐水性や対油脂性が必要なものに、見込内面)に限り釉薬をかけたもの多かった。現在では釉薬は使われていない

※この「釉薬」の解説は、「ジャスパーウェア」の解説の一部です。
「釉薬」を含む「ジャスパーウェア」の記事については、「ジャスパーウェア」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「釉 薬」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「 釉薬」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



釉 薬と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「釉 薬」の関連用語

釉 薬のお隣キーワード

釉と焼成法

釉上彩

釉下彩

釉木淑乃

釉瓦

釉薬

釉薬瓦

釉薬瓦焼きものの絵具である釉薬を塗布して作られる。別名陶器瓦。これに塩焼瓦を含む。釉薬瓦は瓦の表面にガラス質の釉薬層を形成する。瓦そのものは赤色のことが多く、釉薬による着色も表面のみのことが多い。釉薬によって様々な色が表現でき、また量産性や色の管理も容易であるために、最も大量に生産されている瓦である。釉薬ゆえに均一な色しか表現できないが、表面のガラス層が耐水性をもつために、無釉薬瓦より耐久性が高いといわれる。塩焼瓦釉薬の代わりに塩を使用する。瓦を1100℃位で焼成し、岩塩を焚口に投入すると、岩塩中のナトリウムと粘土中の珪酸アルミナと化合して赤褐色の珪酸ナトリウムのガラス状被膜ができる。仕上がりは赤褐色となる。三州瓦の最後の専用窯の操業が2006年春頃に停止されたため、現在では殆ど製造されていない。いぶし瓦素地の状態で瓦を焼成し、後にプロパンガスや水で希釈した灯油などを用いていぶし、瓦表面に炭素膜を形成したもの。瓦は裏も表も均一な黒色となる。古くは松葉などを燻化材に用いた。焼く前の素地仕上げの際に施される表面化粧の方法の一つとして片面か両面を金ベラで磨き、銀色のサエを強調する産地もある。新品のときは一様な黒色であるが、年月が経過すると黒~銀色の色調変化が現れ、屋根のアクセントになるのが特徴である。無釉瓦

釉裏紅

検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



釉 薬のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
防府市教育委員会防府市教育委員会
Copyright 2024,Hofu Virtual Site Museum,Japan
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
伝統的工芸品産業振興協会伝統的工芸品産業振興協会
Copyright (C) 2024 (財)伝統的工芸品産業振興協会 All rights reserved.
愛知県陶器瓦工業組合愛知県陶器瓦工業組合
Copyright (C) 2024 愛知県陶器瓦工業組合 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの釉薬 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの酸化スズ(IV) (改訂履歴)、織部焼 (改訂履歴)、妖幻の血 (改訂履歴)、ジャスパーウェア (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS