逆鉾与治郎とは?

逆鉾与治郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/09 03:09 UTC 版)

逆鉾 与治郎(さかほこ よじろう、本名:年永→今井 与次郎、1871年5月10日 - 1939年10月22日)は、明治時代に活躍した鹿児島県日置郡金峰町(現南さつま市)出身の大相撲力士高砂部屋、のち井筒部屋所属。最高位は東関脇。現役時代の体格は168cm、82kg。得意手はハズ押し、左四つ。

来歴

子供の頃から土地の宮相撲で活躍していたが、巡業で鹿児島を訪れた初代西ノ海小錦一行に誘われて高砂へ入門、1893年(明治26年)1月場所序ノ口初土俵を踏んだ。2年後の1895年(明治28年)6月場所には早くも十両に昇進、十両もわずか2場所で通過して1896年5月場所入幕した。この年の1月場所で初代西ノ海が引退、井筒部屋を興したのでこれに従った。

小兵ながら前捌きが巧みで動きが速く、ハズ押しや左半身からの攻めに加え、「踵に目がある」と評されたほど土俵際の粘りが強く、「名人」と讃えられた。三役から幕内上位を長く務め、横綱常陸山谷右エ門とは対戦がなかったものの梅ヶ谷には3勝7敗3分、大砲には金星を含む3勝4敗4分とほぼ互角に闘い、「梅・常陸時代」と呼ばれる黄金時代にあって大活躍した。

幕内を11年務めて1907年5月場所、西小結にあって1敗9休としたのを最後に現役を引退、年寄関ノ戸(7代)を襲名して検査役を長く務めた。

礼儀正しく質実温厚にして寡黙な人柄、弓取式も相撲同様名人級の腕前だったという。弓を射ても猟銃を取らせても巧かったといわれる。酒豪でも知られた。実弟も達上嘉平と名乗って幕下まで相撲を取った。

主な成績

  • 幕内在位:23場所(うち関脇5場所、小結4場所)
  • 幕内成績:72勝47敗26分3預82休 勝率.610
  • 金星:1個(大砲。1905年1月場所)

関連項目


逆鉾與治郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/18 01:33 UTC 版)

逆鉾 與治郎
基礎情報
四股名 川内 元行→逆鉾 與治郎
本名 山口 元行→古田 元行
生年月日 (1942-06-07) 1942年6月7日(75歳)
出身 鹿児島県川内市五代町(現・薩摩川内市
身長 176cm
体重 90kg
BMI 29.05
所属部屋 井筒部屋
得意技 左四つ、突っ張り、出し投げ
成績
現在の番付 廃業
最高位 前頭6枚目
生涯戦歴 181勝111敗15休(32場所)
幕内戦歴 24勝21敗15休(4場所)
敢闘賞1回
データ
初土俵 1962年7月場所
入幕 1963年5月場所
引退 1963年11月場所
引退後 相撲料理店店主
備考
2013年8月18日現在

逆鉾 與治郎(さかほこ よじろう、本名:山口 元行(やまぐち もとゆき)→古田 元行(ふるた -)、1942年6月7日- )は、鹿児島県川内市五代町(現在の薩摩川内市五代町)出身で、井筒部屋に所属した大相撲力士。最高位は東前頭6枚目(1963年7月場所)。現役時代の体格は176cm、90kg。得意手は左四つ、突っ張り、出し投げなど。

来歴・人物

中学校を卒業後、地元の県会議員・田中氏の紹介で井筒部屋へ入門し、1958年7月場所で初土俵を踏んだ。当初の四股名は、出身地の川内市に因んだ「川内」。

以来、順調に出世し、1962年7月場所で新十両に昇進。これを機に四股名を、「逆鉾」へ改めた。

その後、1963年5月場所で新入幕。同場所では、元大関若羽黒や後に横綱へ昇進する琴櫻を降すなど11勝4敗と大勝ちし、生涯唯一の三賞となる敢闘賞を受賞している。

左四つの体勢から内掛け、出し投げなど多彩な技を駆使し、持ち前の優れた運動神経も相俟って将来を有望視された。

しかし私生活が乱れた事もあり、女性問題(駆け落ち)を引き起こして同年秋の準場所開催中に井筒部屋から失踪。暫くして発見されたものの、11月場所前に自ら髷を切り落とし、21歳という若さで廃業してしまった。

現在は京都市内で、相撲料理店を営んでいる。

主な戦績

  • 通算成績:181勝111敗15休 勝率.620
  • 幕内成績:24勝21敗15休 勝率.533
  • 現役在位:32場所
  • 幕内在位:4場所
  • 三賞:1回
    • 敢闘賞:1回(1963年5月場所)

場所別成績

逆鉾與治郎
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
1958年
(昭和33年)
x x x (前相撲) 西 序ノ口 #15
7–1 
西 序二段 #91
6–2 
1959年
(昭和34年)
西 序二段 #66
7–1 
西 序二段 #29
3–5 
西 序二段 #34
6–2 
東 序二段 #4
4–4 
西 序二段 #1
5–3 
西 三段目 #78
5–3 
1960年
(昭和35年)
西 三段目 #59
7–1 
西 三段目 #18
5–3 
東 幕下 #84
7–1 
西 幕下 #56
2–5 
東 幕下 #79
6–1 
東 幕下 #52
4–3 
1961年
(昭和36年)
西 幕下 #44
5–2 
西 幕下 #32
6–1 
西 幕下 #14
3–4 
西 幕下 #15
4–3 
東 幕下 #12
3–4 
東 幕下 #14
3–4 
1962年
(昭和37年)
西 幕下 #20
5–2 
東 幕下 #10
5–2 
東 幕下 #3
5–2 
西 十両 #18
9–6 
東 十両 #13
8–7 
西 十両 #9
7–8 
1963年
(昭和38年)
西 十両 #10
10–5 
東 十両 #3
10–5 
西 前頭 #14
11–4
東 前頭 #6
7–8 
東 前頭 #8
6–9 
東 前頭 #9
引退
0–0–15
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴

  • 川内 元行(せんだい もとゆき、1958年9月場所-1962年5月場所)
  • 逆鉾 與治郎(さかほこ よじろう、1962年7月場所-1963年11月場所)

関連項目

参考文献

  • 『大相撲人物大事典』(ベースボール・マガジン社刊)
  • 『戦後新入幕力士物語 第2巻』(著者:佐竹義惇、ベースボール・マガジン社刊)



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