蹴るとは?

け・る【蹴る】

[動ラ五(四)

足で勢いよく突く。また、足にはずみをつけるようにして突いて飛ばす。「馬に—・られる」「ボールを—・る」

足で地面などを強く押す。「床を—・って高くジャンプする」「を—・って泳ぐ」

(「席をける」の形で)怒って荒々しくその場立ち去る。「裁定を不満とし、席を—・って退場する」

要求提案などを受け入れないで、きっぱり断る。はねつける拒絶する。「組合要求を—・る」「与えられた役を—・る」

[補説] 下一段の「ける」が江戸時代後半から四段活用するようになったもの。しかし、現代語でも「け散らす」「け飛ばす」などの複合語には下一段活用残存しており、命令形も「けれ」のほか「けろ」も用いられる。

[可能] けれる


ける【蹴る】

[動カ下一](四)活用「け(蹴)る」に同じ。

その男尻鼻、血落(あ)ゆばかり必ず給へ」〈宇治拾遺・二〉

[補説] 本来は、ワ行下二段の「くう」か。またはクヮ下一段の「くゑる」とする考えもある。最初語形が「ける」「くゑる」「くゆ」「こゆ」のようにいろいろで揺れていたが、しだいにカ行下一段活用として活用形整備されてくる。


ける【蹴】

〔他カ下一〕 =ける(蹴)〔五(四)活用

落窪(10C後)二「只今太政大臣の尻はけるとも、此の殿の牛飼にも触れてんや」

古今著聞集(1254)六「雲林院にて鞠を蹴られけるに」

[語誌](1)文語文法において唯一の下一段活用動詞とされるが、平安時代用例少なく不明な点も多い。和文における表記は「ける」が多いが、「観智院本名義抄」をはじめ、院政期鎌倉期において「クヱル」「化ル」等の表記もみられるところから、上代ワ行下二段活用「くう(蹴)」の未然連用形「くゑ」が合拗音化して下一段活用の「く(ゑ)る」に変わり(その前に「くゑる」の語形推定する考えもある)、さらにそれが直音化して「ける」になったものと推測される。
(2)江戸中期までは「けら」「けり」等の用例がないところから、四段活用の「ける」が登場するのはそれ以降考えられる。→くう(蹴)・くえる(蹴)


け・る【蹴】

〔他ラ五(四)〕 (下一段活用「ける(蹴)」が、江戸時代後期ごろから四段活用したもの

① 足で物をつきとばす。足で突いて前や後ろにとばす。

浄瑠璃道成寺現在蛇鱗(1742)三「コリャ是を蹴(ケ)れ、是こそは、汝が親の首なるぞと」

② (もと歌舞伎芝居楽屋ことば) 役をことわる。

③ (②から転じて) ことわって受けつけない。はねつける拒絶する。

雑俳の下(1751)「大名も蹴ったを咄(はな)す太夫どく」


蹴る

読み方:ける

  1. 逃走或は歩行する事を云ふ。
  2. 歩く、ぬすむ、女と関係する。〔香具師不良
  3. ①殺す。②破約する。③婦女と関係すること。④逃走すること「ふける、だつ、ずら、ずらかる、しける」等皆同じ。

分類 犯罪者露天商人香具師不良

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蹴る

出典:『Wiktionary』 (2016/09/01 01:16 UTC 版)

漢字混じり表記

  1. 足を瞬間的当てて、力を加えること。 ける 参照



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