財産区/とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 財産区/の意味・解説 

ざいさん‐く【財産区】

読み方:ざいさんく

特別地方公共団体の一。市町村および特別区一部財産有し、または公の施設設けているもの。その財産公の施設管理処分廃止についてのみ権能をもつ。


財産区

地方自治法昭和22年法律67号)により市区町村一部山林市区町村財産として持っているもので、多く場合市区町村の条例で財産区の運営について取り決められている。
運営実行は、財産区の総会管理会等のどれかが行うことになっているが、最高責任者は、市区町村長である。
町村合併の際、旧市区町村利益そのまま旧市区町村に残すため、旧市区町村所有山林で財産区が作られた。このため、財産区の大半は、旧市区町村単位したものである。
このほか財産区には、大字単位のものや2、3町村一部ずつが共同して設けている財産区もある。

財産区

読み方:ザイサンク(zaisanku)

市町村特別区一部法律上人格有する特別地方公共団体


財産区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/15 10:50 UTC 版)

財産区(ざいさんく、英語: property ward)とは、日本における特別地方公共団体の一種。


  1. ^ a b 泉留維・齋藤暖生・浅井美香・山下詠子「コモンズと地方自治」(J-FIC)2011年、23-24頁
  2. ^ 八尾市「財産区について」” (2022年4月1日). 2022年5月31日閲覧。
  3. ^ 八尾市「財産区について」” (2022年4月1日). 2022年5月31日閲覧。
  4. ^ 泉留維・齋藤暖生・浅井美香・山下詠子「コモンズと地方自治」(J-FIC)2011年、29頁
  5. ^ 泉留維・齋藤暖生・浅井美香・山下詠子「コモンズと地方自治」(J-FIC)2011年、11頁
  6. ^ 泉留維・齋藤暖生・浅井美香・山下詠子「コモンズと地方自治」(J-FIC)2011年、32頁
  7. ^ 古谷健司「財産区のガバナンス」(J-FIC)2013年、95頁
  8. ^ a b c d e f 松本英昭「要説 地方自治法」(ぎょうせい)2003年
  9. ^ a b 北条浩「部落・部落有財産と近代化」(お茶の水書房)2002年
  10. ^ a b 武井正臣「入会と財産区」(頸草書房)1974年
  11. ^ 泉留維・齋藤暖生・浅井美香・山下詠子「コモンズと地方自治」(J-FIC)2011年、45頁
  12. ^ 泉留維・齋藤暖生・浅井美香・山下詠子「コモンズと地方自治」(J-FIC)2011年、17-23頁
  13. ^ 泉留維・齋藤暖生・浅井美香・山下詠子「コモンズと地方自治」(J-FIC)2011年、41頁
  14. ^ a b c 泉留維・齋藤暖生・浅井美香・山下詠子「コモンズと地方自治」(J-FIC)2011年、46頁
  15. ^ 我妻栄「物権法」(有斐閣)1983年
  16. ^ a b c 泉留維・齋藤暖生・浅井美香・山下詠子「コモンズと地方自治」(J-FIC)2011年、49頁
  17. ^ 亀掛川浩「地方制度小史」(頸草書房)1986
  18. ^ a b c d 泉留維・齋藤暖生・浅井美香・山下詠子「コモンズと地方自治」(J-FIC)2011年、47頁
  19. ^ 泉留維・齋藤暖生・浅井美香・山下詠子「コモンズと地方自治」(J-FIC)2011年、47-48頁
  20. ^ 泉留維・齋藤暖生・浅井美香・山下詠子「コモンズと地方自治」(J-FIC)2011年、48頁
  21. ^ 「日本一の富豪村」が全世帯に3万円支援できる謎とその原資」『NEWSポストセブン』、2020年7月2日。2020年7月5日閲覧。


「財産区」の続きの解説一覧

財産区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 07:15 UTC 版)

特別地方公共団体」の記事における「財産区」の解説

詳細は「財産区」を参照 市町村合併の際に旧市町村所有管理していた土地財産新市町に引き継がず旧市町村地域管理処分するために設置される行政組織第三篇 第四章294条297条)に規定されている。

※この「財産区」の解説は、「特別地方公共団体」の解説の一部です。
「財産区」を含む「特別地方公共団体」の記事については、「特別地方公共団体」の概要を参照ください。


財産区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 02:44 UTC 版)

山口市」の記事における「財産区」の解説

宮野地区(旧宮野村)には、財産区である「宮野財産区」がある。これは旧山口市が旧宮野村合併する際、旧宮野村伐採益を宮野地区限定して使うことを法制確約したのである実際に村有伐採益は山口市立宮野小学校補修など宮野地区のために限定して使われている。財産区は特別地方公共団体一種であり、地方自治法定め議会設置され議員公職選挙法に従って選挙されている。(ただし無投票続いている。)

※この「財産区」の解説は、「山口市」の解説の一部です。
「財産区」を含む「山口市」の記事については、「山口市」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「財産区/」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「財産区」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「財産区/」の関連用語

財産区/のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



財産区/のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
農林水産省農林水産省
Copyright:2024 The Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries of Japan
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの財産区 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの特別地方公共団体 (改訂履歴)、山口市 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS