観阿彌とは? わかりやすく解説

かんあみ〔クワンアミ〕【観阿弥】

読み方:かんあみ

[1333〜1384]南北朝時代能役者能作者。観世流始祖伊賀の人。名は清次(きよつぐ)。世阿弥の父。大和猿楽(やまとさるがく)に曲舞(くせまい)などの要素加え、謡を革新して能を大成させた。作「自然居士(じねんこじ)」「卒都婆小町(そとばこまち)」など。かんなみ


かんなみ〔クワンアミ〕【観阿弥】

読み方:かんなみ

かんあみ(観阿弥)


観阿弥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 13:48 UTC 版)

観阿弥(かんあみ/かんなみ 觀阿彌陀仏 正慶2年/元弘3年(1333年) - 至徳元年/元中元年5月19日1384年6月8日))は、日本南北朝時代から室町時代にかけての猿楽師。息子の世阿弥とともに、いわゆるを大成した人物である。名は清次。時宗の法名(時宗の男の法名(戒名)は阿弥陀仏(阿彌陀佛)号。ちなみに観は観世に由来)は観阿弥陀仏。その略称が観阿弥で、早くから観世大夫、あるいは観阿弥、観阿として記録に登場する。観世家の祖。観阿弥最後の舞台となった静岡市葵区宮ヶ崎町の静岡浅間神社には、26世宗家観世清和による顕彰碑がある。


注釈

  1. ^ 例えば『岩波講座 能・狂言 I 能楽の歴史』(1987年、岩波書店)では、この説を「作り話に過ぎない」と断じている(表章天野文雄)。このように現在においては、観阿弥と楠木正成の関係は不明というほかない。
  2. ^ NHK大河ドラマ「太平記」では、観阿弥は楠木正成の甥という説を採用した流れになっているが、大河ドラマはドラマであり史実とは無関係である。

出典

  1. ^ a b 名張市観光パンフレット”. 名張市観光協会. 2021年11月7日閲覧。


「観阿弥」の続きの解説一覧



観阿彌と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「観阿彌」の関連用語

観阿彌のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



観阿彌のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
NPO法人せんすNPO法人せんす
Copyright(c) 2024 NPO Sense All rights reserved.
能の誘い
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの観阿弥 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS