西暦1000年の噴火
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/03/20 02:09 UTC 版)
「ヘトリスヘイジ」の記事における「西暦1000年の噴火」の解説
1000年頃のアイスランドは、北欧神話の神々への信仰を守ろうとする人々と、ノルウェー王オーラヴ1世の強い求めに従ってキリスト教へ改宗しようとする人々とが激しく対立していた。1000年に開かれたアルシングの場でも激しい論争が交わされ、互いに武器に手をかけて戦いを始めかねない雰囲気となった。まさにそのとき、会場の近くにある2つの火口(1つがヘトリスヘイジ)で同時に火山活動が始まり、溶岩流が農家や神殿を襲っているという報告が届いた。火山灰の降る中、この噴火は古い神々の怒りの表れだと主張する人々に対し、キリスト教徒のスノリ・トールグリムソンは、人間が移住する前のアイスランドで火山活動があったのも神々の怒りであるなら、神々は何に怒っていたのかと問うた。双方はそれぞれの法を宣言しようとしたため国が二分しかねない状況となったが、法の宣言者ソルゲイルによるキリスト教の採択宣言に至った。
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