蛙とは? わかりやすく解説

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あ【×蛙】

読み方:あ

[音]ア(慣) [訓]かえる かわず

[一]〈ア〉両生類の名。カエル。「蛙声井蛙(せいあ)」

[二]〈かえる(がえる)〉「青蛙赤蛙雨蛙


かいる【×蛙】

読み方:かいる

「かえる(蛙)」の音変化室町時代以後話し言葉多く使用された。

「鼠—を請じて、いつきかしづきもてなす事極まれり」〈仮・伊曽保〉


かえる〔かへる〕【×蛙/×蝦/×蛤】

読み方:かえる

無尾目両生類総称。体は太短く、首のくびれがなく、目は上方出て、口が大きい。前足に4本、後ろ足に5本の指と水かきをもつ。昆虫ミミズなどを舌で捕らえて食べる。声帯鳴嚢(めいのう)をもち、鳴くものが多く水田・沼などにすみ、樹上地中にすむものもある。幼生おたまじゃくし。アマガエル・トノサマガエル・ヒキガエル・ウシガエルなど種類が多い。かわず。《 春》「痩—まけるな一茶是(これ)にあり/一茶


かわず〔かはづ〕【×蛙】

読み方:かわず

カエルの別名。《 春》「古池や—飛びこむ水の音芭蕉

カジカガエルの別名。

能楽の面の一。「善知鳥(うとう)」「阿漕(あこぎ)」などに用いる。

[補説] 奈良・平安時代用例は、12かの種別特定しにくい場合が多い。また、「かわず」「かえる」両語の語源について諸説ある。


かえる 【蛙】

蛙は故人の魂だとか、生まれてくる幼児だ、とかの俗信オーストリアドイツなどにある。万霊節の頃には蛙を傷めることが厳禁される。蛙の死骸ワインの栓の上に置くとワインの味が増すとする地方もあり、蛙が早く鳴くと木の緑化早いとする所もある。蛙を雨乞い儀式に使う所もあり(ボヘミア)、日本でも蛙形の石に降雨祈り、または眼病平癒祈ったりする(蛙は大眼だから)。害虫食べるので田の神使い考え、それにちなん神事もある。

蛙 Kawazu

蛙 Kawazu 痩男系の1種水死人の相を写したと言われる所から名がつく。漁夫の霊など。
使用曲目:『阿漕』『藤戸

作者辻邦生

収載図書辻邦生短篇 1
出版社中央公論社
刊行年月1986.4
シリーズ名中公文庫

収載図書遠い園生
出版社阿部出版
刊行年月1990.11
シリーズ名辻邦生精選短篇シリーズ

収載図書辻邦生全集 2 異国から 他
出版社新潮社
刊行年月2004.7


作者金永顕

収載図書郭公故郷韓国現代短編小説集
出版社風媒社
刊行年月2003.3



作者坪田譲治

収載図書魔法
出版社小峰書店
刊行年月2005.2
シリーズ名坪田譲治名作


作者バリー・ユアグロー

収載図書ケータイ・ストーリーズ
出版社新潮社
刊行年月2005.4


作者心公也

収載図書人間倦怠
出版社講談社出版サービスセンター
刊行年月2006.11


作者江口良史

収載図書つぶれるやつら
出版社日本文学館
刊行年月2007.1


作者林芙美子

収載図書児童文学名作全集 4
出版社福武書店
刊行年月1987.3
シリーズ名福武文庫

収載図書日本ジュニア文学名作全集 7
出版社汐文社
刊行年月2000.3

収載図書日本童話名作選―昭和
出版社講談社
刊行年月2005.7
シリーズ名講談社文芸文庫


作者住井すゑ

収載図書住井すゑ初期短編集 1 農村イソップ
出版社冬樹社
刊行年月1989.8


作者皆川博子

収載図書葬送カーニバル
出版社光文社
刊行年月1990.12
シリーズ名光文社文庫


作者色川武大

収載図書色川武大 阿佐田哲也全集 3 狂人日記短篇小説2
出版社福武書店
刊行年月1991.12


作者レイチェル・インガルズ

収載図書悲劇終り
出版社筑摩書房
刊行年月1992.1


作者芥川龍之介

収載図書芥川龍之介全集 第2巻 偸盗 或日の大石蔵之助
出版社岩波書店
刊行年月1995.12


作者ヘンリー・カットナー

収載図書クトゥルー 11
出版社青心社
刊行年月1998.3
シリーズ名暗黒神話大系シリーズ


作者諸田玲子

収載図書其の一日
出版社講談社
刊行年月2002.11

収載図書其の一日
出版社講談社
刊行年月2005.12
シリーズ名講談社文庫


読み方:カエルkaeru

カエル類の総称


読み方:かえる

  1. 蟇口より蛙を連想したもの、また蛙は田、溝等にすむから特に田舎者財布を指すこともある。又転じて一般懐中物をいう。②杉皮をもって葺いた小屋のこと。

読み方:かえる

  1. 杉皮ノ類ヲ以テ葺落シタル片庇低キ野小屋山番小屋ノ類。〔第五類 一般建物
  2. 杉皮を以て葺きたる野小屋番小屋の類を云ふ。

読み方:かえる

  1. 他人懐中金品一切。〔第七類 雑纂
  2. 蟇口のこと。かへるのことをといふから名けたのである。又かはずともいふ。〔犯罪語〕
  3. 蟇口
  4. 蟇口のことをいふ。
  5. 蟇口を云ふ。蟇口より蛙を連想したるもの、又蛙は田、溝等に棲息するより特に田舎者財布を指す事もある。又転じて一般懐中物を云ふ。
  6. 蟇口又ハ弗入ノコト。
  7. 蟇口横浜 強窃盗仲間
  8. 〔犯〕蟇口のこと。
  9. 蟇口。〔一般犯罪
  10. 蟇口蟇蛙語頭省略。〔盗〕

分類 ルンペン大阪強窃盗仲間掏摸犯罪犯罪者犯罪語、盗/犯罪


読み方:かわず

  1. 蟇口又は金時計のことをいふ。

分類 犯罪


読み方:かわず

  1. 鰐口。〔第七類 雑纂
  2. 蝦蟇口のことをいふ。その開いた口の形が蛙の口によく似て居るから。〔犯罪語〕
  3. 〔犯〕蟇口のこと。「ガマ」に同じ。「カヘル」ともいふ。
  4. 蟇口を云ふ。は蛙に似たる故。
  5. 蟇口長野 闇屋仲間
  6. 蟇口。〔闇屋
  7. 蟇口。「蟇蛙」の省略、「蟇蛙」の項参照。〔盗〕
  8. 蟇口のこと。

分類 犯、犯罪語、盗/犯罪闇屋仲間香具師


読み方:かわず

  1. 金時計。その形から来た言葉。〔刑事

分類 刑事

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読み方:カワズkawazu

カエルのこと

季節

分類 動物


読み方:カエルkaeru

作者 草野心平

初出 昭和15年

ジャンル 詩集


カエル

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 16:55 UTC 版)

カエル(蛙、英語: Frog)は、両生綱無尾目(むびもく、Anura)に分類される構成種の総称。古称としてかわず旧かな表記では「かはづ」)などがある。英名は一般にはfrogであるが、ヒキガエルのような外観のものをtoadと呼ぶことが多い。


注釈

  1. ^ 「蛙/蝦」は三春(初春・仲春・晩春・義春)・動物に、「雨蛙」「蟇/蟾蜍」「河鹿」は三夏・動物に分類される季語である[10]
  2. ^ ただし、大型のカエルは反対にこれら捕食者を捕食することもある。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 日本爬虫両棲類学会 (2020) 日本産爬虫両生類標準和名リスト(2020年11月16日版). http://herpetology.jp/wamei/ (2020年12月17日閲覧)
  2. ^ a b c d e f g h i j Anthony Arak 「カエル類」松井正文訳『動物大百科 12 両生・爬虫類』深田祝監修 T.R.ハリディ、K.アドラー編、平凡社、1986年、42 - 63頁。
  3. ^ Skulls gone wild: How and why some frogs evolved extreme heads https://www.floridamuseum.ufl.edu/science/how-frogs-evolved-extreme-skulls/
  4. ^ Amphibiaweb”. 2014年12月12日閲覧。[出典無効]
  5. ^ a b フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 2』講談社、2003年。 
  6. ^ Grant, Rachel A.; Chadwick, Elizabeth A.; Halliday, Tim (2009-08-01). “The lunar cycle: a cue for amphibian reproductive phenology?” (英語). Animal Behaviour 78 (2): 349–357. doi:10.1016/j.anbehav.2009.05.007. ISSN 0003-3472. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0003347209002188. 
  7. ^ a b c 倉本満 「すべてのオタマジャクシ期を経るわけではなく、繁殖様式は変化に富み多様である。」『動物たちの地球 両生類・爬虫類 3 トノサマガエル・モリアオガエルほか』第5巻 99号、朝日新聞社、1993年、66-67頁
  8. ^ 21世紀研究会 (2004, p. 235)
  9. ^ a b 嶋内博愛、松枝到(編)「カエルをめぐる象徴性:グリム童話集を起点に」『象徴図像研究:動物と象徴』 言叢社 2006 ISBN 4862090079 pp.147-168.
  10. ^ 齋藤 & 阿久根 (1997)
  11. ^ 歌舞伎用語案内 照明と音響”. 松竹、国立国会図書館、歌舞伎. 2020年1月2日閲覧。
  12. ^ 身近な音具たち かえる”. 京都教育大学. 2020年1月2日閲覧。
  13. ^ 『母を讃える』、1949年7月5日発行、高知県教員組合、P34
  14. ^ 『図解アイヌ』 角田陽一 新紀元社 2018年 p92
  15. ^ JICA (2011, p. 16f)
  16. ^ 「「隣家の池のカエル、鳴き声耐えられない」と訴え…東京地裁「自然音」と請求棄却」【読売新聞】2021年4月24日付
  17. ^ “<カエル・ツボカビ症>国内で初確認 両生類絶滅の危険性も”. 毎日jp (毎日新聞). (2007年1月12日). オリジナルの2007年1月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20070115085859/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070112-00000044-mai-soci 2013年1月10日閲覧。 
  18. ^ 東 (2002)
  19. ^ 200 million years of anuran body size evolution in relation to geography, ecology, and life history



出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 06:13 UTC 版)

こんなこいるかな」の記事における「蛙」の解説

アニメ版登場神出鬼没でぽっけやまねりんの頭に乗ってきたり、はっぴのおやつを欲しがったりと人懐っこい家の中入ってくる時もある。また後期オープニングにも登場している。絵本版にも登場する見た目大きく異なる。

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蛙(カエル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 15:45 UTC 版)

地球防衛家のヒトビト」の記事における「蛙(カエル)」の解説

時事ネタ読んでつぶやく蛙。体は人間の姿をしている。テレビ見た布団寝たりタバコ吸ったりなど人間のようなことをする。年に数回登場する。冬は冬眠するため、冬の出来事春になって冬眠中にたまった新聞読んで知る。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 08:04 UTC 版)

ふんだりけったり」の記事における「蛙」の解説

トム宅の池の蓮の葉佇んでいる。ジェリー悪戯によりトム飲み込まれたものの、体内大暴れトムを池に落としトム体内から脱出した

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発音(?)

熟語


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