藤猛物語 ヤマト魂
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 1968 |
配給: | 日活 |
スタッフ | |
監督: | 関川秀雄 セキカワヒデオ |
原案: | 中川幹朗 |
脚本: | 浅間虹児 |
企画: | 関根一行 セキネカズユキ |
図師巖 | |
撮影: | 田村実 タムラミノル |
音楽: | 宮下茂 ミヤシタシゲル |
美術: | 福島一良 |
編集: | 福井貞男 フクイサダオ |
録音: | 目黒スタジオ メグロスタジオ |
スクリプター: | 淀三郎 |
照明: | 市川幸雄 |
キャスト(役名) |
藤猛 (藤猛(ポール)) |
高城丈二 タカギジョウジ (吉岡竜美) |
萩田マイク ハギタマイク (少年ジロー) |
冬木京三 フユキキョウゾウ (佐渡源造) |
柴田美弥子 シバタミヤコ (妻豊子) |
山本陽子 ヤマモトヨウコ (娘早苗) |
成合晃 (太田高太郎) |
金沢景子 カナザワケイコ (妹かおる) |
橘和子 タチバナカズコ (ジローの恋人ひろ子) |
天野照代 アマノテルヨ (ポールの祖母・藤井マサ) |
滝謙太郎 タキケンタロウ (父武一) |
神代昌子 (母マキ子) |
佐々木義信 ササキヨシノブ (藤猛の少年時代) |
解説 |
中川幹朗の原案から、浅間虹児がシナリオを執筆し、「一万三千人の容疑者」の関川秀雄が監督した、藤猛の半生記。撮影は田村実。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
昭和三十七年二月、プロ・レスラー力道山はリキジムを創設するとともに、日本のプロ・ボクシングの中では人材の少ない重量級ボクサーを育てようと、国内の人材スカウトに奔走した。そんなとき、横浜にアメリカ海兵隊あがりの日系人で、滅法パンチの強い暴れん坊がいる、という風評がたった。外国船を迎え入れ、国際色豊かな横浜には、愚連隊、不良外人、麻薬密売者などがひしめいていた。ある日、盲目の流しのギターひき吉岡と混血少年ジローの二人がチンピラにからまれていた時、いあわせたポールこと、タケシ藤井は二人を助けた。吉岡はかってのプロボクサーで、試合中に失明してしまったのだが、ジローもまた、ボクサーになろうとしていた。ポールと二人は、たちまち親しい友人同士になった。ジローはポールのパンチに魅せられ、吉岡の反対を押し切ってジムに通った。そんなジローにポールは、混血でも日本人の血が流れているのだから、苦しくとも大和魂で頑張ろう、と力づけるのだった。やがて、ポールはリキジムに単身乗り込み、そこで生来の激しい破壊力を持つパンチに、みがきをかけはじめた。ポールは間もなく、B級ライセンス・テストを獲得、日本ボクシング・コミッショナーも永住を条件に交付を認めた。昭和三十九年四月十四日、ポールはリング名を藤猛と改め、ジュニア・ウェルター級のリングに初登場、相手を二回でKOした。この花々しいデビューの後、ポールは次々と強敵を破り、ついに、昭和四十二年四月三十日、世界チャンピオン、ロポポロとのタイトル・マッチを行なうことになった。一方、ジローは拳をいため、ボクサーを断念した。苦悩の毎日を送るジローをみた吉岡は、みるにみかねて、手術代ほしさに麻薬一味の手先となって逮捕された。頼る者もいなくなったジローは、いつか自暴自棄に陥ったが、そんなジローに吉岡は、ボクシングがだめなら歌でチャンピオンになれ、と拘置所の中から励ますのだった。やがてジローは異色の新人歌手としてデビューした。ポールがロポポロを倒し、チャンピオン・ベルトをしめた姿を見て、ジローはわがことのように喜ぶのだった。 |
固有名詞の分類
映画作品 | レベッカ・ホルン 陽炎の夢 藤猛物語 ヤマト魂 怪談 蚊喰鳥 日が暮れても彼女と歩いてた |
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