荒木康子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/09 16:44 UTC 版)
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荒木 康子(あらき やすこ)は、はなみずき書店店主[1]。主に福島県立美術館にて、近現代美術を中心とした資料の収集・保管、調査研究、および数々の企画展の立案・実施。
略歴
東北大学大学院文学研究科博士後期課程を中途退学している(美学・美術史学専攻)[2]。1990年から福島県立美術館学芸課に勤務。その後、同館の学芸課長、後に学芸課長兼副館長の要職を務め、美術館の中核業務を統括した。2024年現在、福島県立美術館を退職している。
主な企画・担当展覧会
福島県立美術館の学芸員として、国内外の展覧会を担当した。特にパブロ・ピカソの回顧展や、ドイツ表現主義を紹介する展覧会など、西洋美術の潮流を紹介する企画に携わった。また、日本近代洋画の黎明期を築いた高橋由一の展覧会も担当している。近代アメリカ美術にも力を入れ、アンドリュー・ワイエスの水彩素描展や、社会的なテーマを扱ったベン・シャーンの展覧会などを企画した。さらに、現代美術にも深く関わり、美術家やなぎみわの全国巡回展「やなぎみわ 神話機械」展(2019年-2020年)では、福島展の担当学芸員を務めた[3]。このほかにも、所蔵品を切り口にした「コレクション・クッキング」展(2014年)など、多様な切り口の企画を行っている[4]。
その他の活動
『アカデミーとフランス近代絵画』(アルバート・ボイム 著)の翻訳(森雅彦、阿部成樹と共訳)に参加している。また、地方公立美術館の専門職員としての立場から、美術館の役割や運営に関するコラムを執筆し、発信を行った。退職後も、写真や美術に関するギャラリートークに登壇し、専門家としての知見を広めている[5]。
外部リンク
脚注
- ^ “福島・森合に「はなみずき書店」 元県立美術館学芸員が開く”. 福島・森合に「はなみずき書店」 元県立美術館学芸員が開く. 2025年11月9日閲覧。
- ^ “荒木康子”. www.sangensha.co.jp. 2025年11月9日閲覧。
- ^ “地方美術館で2030年を思い描く|荒木 康子|ネットTAM”. ネットTAM:アートマネジメント総合情報サイト. 2025年11月9日閲覧。
- ^ “荒木 康子|ネットTAM”. ネットTAM:アートマネジメント総合情報サイト. 2025年11月9日閲覧。
- ^ “ギャラリートーク 高橋克之×荒木康子(元 福島県立美術館 学芸課長兼副館長)”. ふげん社|FUGENSHA (2023年12月8日). 2025年11月9日閲覧。
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