聖い

実用日本語表現辞典

聖い

読み方：きよい

尊くてけがれのないさまを意味する語。「聖しこの夜」などの表現がある。

（2013年5月16日更新）

デジタル大辞泉

きよ・い【清い／^▽浄い】

読み方：きよい

［形］［文］きよ・し［ク］

１ よごれ・にごり・くもりなどがなく美しい。「谷川の—・い流れ」「月が—・く澄み渡る」

２ 心に不純なところがない。清廉潔白である。「—・い関係」「—・き一票」

３ 態度がきっぱりしていさぎよい。思いきりがよい。「—・く別れる」

４ （「聖い」とも書く）おかしがたい雰囲気である。神聖である。「—・しこの夜」

「神奈備の—・き御田屋(みたや)の垣つ田の」〈万・三二二三〉

５ （連用形を副詞的に用いて）残すところのないさま。

「—・う忘れてやみぬる折ぞ多かる」〈枕・二七六〉

[派生] きよげ［形動］きよさ［名］