紙本著色四季花鳥図〈/六曲屏風〉
紙本著色四季花鳥図〈伝雪舟筆/六曲屏風〉
主名称: | 紙本著色四季花鳥図〈伝雪舟筆/六曲屏風〉 |
指定番号: | 1380 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1957.02.19(昭和32.02.19) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 絵画 |
ト書: | |
員数: | 一双 |
時代区分: | 室町 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 室町時代の作品。 |
紙本著色四季花鳥図〈/六曲屏風〉
主名称: | 紙本著色四季花鳥図〈/六曲屏風〉 |
指定番号: | 1849 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1984.06.06(昭和59.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 絵画 |
ト書: | |
員数: | 一双 |
時代区分: | 室町 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 向かって右隻に春から夏にかけての花木、左隻に秋から冬にかけての花木を描き、一双で四季花鳥図を構成しており、両隻の間も霞や流水が連続する。数箇所に引手痕があるものの、襖を屏風に改装した作品によく見られる紙継の乱れもなく、屏風として通常の紙継であり、当初より屏風として制作されたとも考えられる。 花木の配置は一見羅列的であるが、前後関係は明瞭であり、土坡や渓流による遠近表現とも併せて、空間の奥行きに対する意識をうかがうことができる。細部的には、中国の小景花鳥画に範をとったところがあり、本図の筆者は元・明代の花鳥画を眼にしうる立場にあったことも推測されよう。 制作年代については、比較する材料に乏しく容易に判断し得ないが、金泥による雲霞の表現は古様であり、花鳥表現が瑞渓周鳳の賛のある花鳥図(京都国立博物館)とさほど隔たりがないところから、室町時代中頃が想定される。なお、両隻に土佐光起による土佐広周筆との紙中極があるが、土佐広周筆とされる「天稚彦物語絵」(ベルリン東亜美術館)と本図とは同筆とみなしがたいため、極は参考に留めるべきであろう。 雪舟系の花鳥図屏風とは全く別系統になる本図の存在は、全体像が明らかでない室町期花鳥画の一面を伝えるものとして極めて重要視される。 |
紙本著色四季花鳥図〈/六曲屏風〉
主名称: | 紙本著色四季花鳥図〈/六曲屏風〉 |
指定番号: | 1868 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1987.06.06(昭和62.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 絵画 |
ト書: | |
員数: | 一双 |
時代区分: | 室町 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 雪舟(一四二〇-一五〇六?)筆という伝称を持つ花鳥図屏風は、国内・国外に十数件存在し、それらは、桃山時代の障屏画に先立つ、漢画系統の大画面花鳥図として注目される。ただし、雪舟の花鳥画の確実な遺品は知られていない。これらの花鳥図屏風は、相互に共通の題材(同じ種類、同じ形態の植物や鳥)を描きながら、筆致・構成、題材を扱う態度に差があり、各図の制作時期ならびに筆者はいくつかの系統に分けられるとともに、ほとんどが雪舟の弟子の世代に属すると考えられる。その中で雪舟の筆意に近い古様な画風を見せる小坂家本・前田育徳会本が、既に重要文化財に指定されている。 本図は、小坂家本・前田育徳会本と類似する鶴・雁・岩などを描くが、両本に較べ、より平面的な構成をとっている。後景には対岸の山を横長に引き伸ばして描き、奥行きを遮断するとともに、前景には花木・鳥・岩をあまり重ね合わせずに横に並べる。素材を前後に重ねて奥深い空間を作ろうとする志向はここには薄く、むしろ前景に重点的に素材を配する構成が認められる。また、向かって左隻の中心に巨大な梅樹を据えているのも、両本と異なる特色ある図様である。これらの特徴は、本図が、伝雪舟筆花鳥図屏風に共通する題材や構図を持つ一方で、次の桃山時代に展開する新しい傾向を示していることを意味する。雪舟系の花鳥図の画風の継承とその変容をうかがう上で重要な作例といえよう。 |
重要文化財のほかの用語一覧
絵画: | 紙本著色四季花鳥図 紙本著色四季花鳥図 紙本著色四季花鳥図 紙本著色四季花鳥図 紙本著色四州真景図 紙本著色四都図・世界図 紙本著色因幡堂縁起 |
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