竜飛定点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/08 00:56 UTC 版)
竜飛定点(たっぴていてん)[2][注 1]は、青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜(みんまやたつはま)にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)北海道新幹線・海峡線青函トンネル内に設置された保守・避難施設である。
注釈
- ^ 2014年3月15日以降、特急「スーパー白鳥」に使用されている789系電車・785系電車の案内表示でも、この名称が使用されている。
- ^ 営業末期は隣の吉岡海底駅(海面下149.5m)が休止されてからは、日本一低い位置にある営業中の駅であった。両駅とも廃止日は同一。 現在最も低い位置にある駅は、青函トンネル竜飛斜坑線の体験坑道駅である。また、JRグループの駅では東京駅の京葉線地下ホーム(海抜 -29.19m)となる。また、同グループの駅で最も高い位置にある鉄道駅は、長野県南佐久郡南牧村にある海抜1,345.67mの野辺山駅である。
- ^ ホームに人が留まっていると危険であるため、見学者の乗降は先進導坑、作業坑への通路に面する扉のみで行われていた。
- ^ 将来的な撤去を前提にしていた事から、設置は簡易的なものであった。
- ^ 工事用に敷設していた電話回線を利用して、NTTが世界で初めて設置した海底公衆電話である。開業当初はテレホンカード専用だったが、のちに10円硬貨専用(ピンク電話)に変更されている。
出典
- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 31号 青森駅・弘前駅・深浦駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月17日、23頁。
- ^ a b “北海道新幹線 冬期対策設備の概要について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2015年1月15日) 2015年1月15日閲覧。
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- ^ “JR貨物 整備新幹線小委員会ヒアリング資料 (PDF)”. 国土交通省 (2012年2月27日). 2013年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月2日閲覧。
- ^ “開業に向けた取り組み(北海道新幹線スペシャルサイト)”. 北海道旅客鉄道. 2016年1月2日閲覧。
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