空の神兵慰霊顕彰碑護持会とは? わかりやすく解説

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空の神兵慰霊顕彰碑護持会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/08 03:05 UTC 版)

空の神兵慰霊顕彰碑護持会(そらのしんぺいいれいひけんしょうごじかい)は、日本一般社団法人

概要

東京都港区に本部を置く[1]2019年に発足して、発足記念講演会は靖国神社で行われ、加瀬英明茂木弘道も登壇していた[2]

現在の日本では大東亜戦争は風化して、日本は侵略戦争を行ったという誤った歴史認識が蔓延しているため、正しい歴史認識を伝えるために英霊慰霊顕彰は不可欠とする。英霊の慰霊と顕彰は国民行事にするべきとする。慰霊碑の他に記念館も建立することを目標としている。日本国内のみならず、フィリピンインドネシアでの慰霊を推進するための活動も行っている[3]

戦後80年の節目に健軍神社の境内に義烈空挺隊の顕彰碑を建立した。2025年5月17日に除幕式が行われ、それ以降は参拝者が増加している。この碑にはQRコードも取り付けられており、これをスマートフォンなどで読み取れば奥山道郎の訓辞を肉声で聞くことができたり、義烈空挺隊の全容が学べるように工夫がされている[4]。除幕式には熊本の遺族も参加していた。この碑で顕彰しているのは1944年に編成された部隊で、1945年に168人の隊員が12機で出撃して、1機の10人程度が着陸に成功して戦果を挙げたが113人が死亡していた[5]

義烈空挺隊の顕彰碑を建立しようと思った理由は、2013年沖縄県読谷村1973年に建てられた義烈空挺隊玉砕之地の碑を訪れた際に沖縄の人に評価されておらず、蔑ろにされていては英霊が浮かばれないと感じたからであった。それから沖縄で空の神兵慰霊顕彰碑を建立することを目指していたが難航したために熊本に建立することにしていた[4]。現在の沖縄では戦争の話をできるような風潮ではないものの、日本全国の若者が沖縄を守るために出撃したことを忘れてほしくなく、これでは英霊は浮かばれないとしていた。沖縄は慰霊はできても顕彰はできない状態であり、慰霊に感謝をすることはできなくなっている。このため熊本県に慰霊碑を建立することにしていた[6]

空の神兵慰霊顕彰碑護持会の代表は、空の神兵慰霊顕彰碑護持会での活動は亡き父の意志を受け継ぐことであるとして、この活動にすべてを賭けるとしている[7]

脚注

  1. ^ 一般社団法人空の神兵慰霊顕彰碑護持会 | 2021年12月07日更新”. SalesNow DB. 2025年11月8日閲覧。
  2. ^ 「空の神兵」の集い”. 2025年11月8日閲覧。
  3. ^ ▼概要”. Soranoshinpei. 2025年11月8日閲覧。
  4. ^ a b 戦後80年 「慰霊ではなく顕彰を」「義烈空挺隊」顕彰碑を建立「空の神兵」顕彰会代表理事 奥本 康大氏 - 世界日報DIGITAL” (2025年8月22日). 2025年11月8日閲覧。
  5. ^ 幸己, 矢田 (2025年5月25日). “沖縄戦で米軍占領の飛行場に特攻 旧陸軍「義烈空挺隊」の顕彰碑がゆかりの健軍神社に建立”. 産経新聞:産経ニュース. 2025年11月8日閲覧。
  6. ^ 先人の勇気ある戦いの上に今の日本がある”. 2025年11月8日閲覧。
  7. ^ iimure (2025年4月30日). “亡き父の遺志を引き継ぎ「空の神兵」顕彰活動に全てをかける”. 月刊フォーNET 公式サイト. 2025年11月8日閲覧。



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