神竜組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 22:45 UTC 版)
神林 理沙(かんばやし りさ) 暴力団・神竜組の組長の娘。20代半ば。 帰国後の氷室と一夜の関係を持つ。氷室が神竜組に出頭してくると谷口、小島により指を落とされそうになる氷室を庇い、自らの彼氏とした。組長である父親が亡くなると氷室や北脇に追い出されて風俗に売られた。氷室や北脇に報復するため、徳田組の3代目・純を自らの情夫とする。純が氷室とのタイマンで敗れると逃げようとしたが、利用するだけ利用して逃げるという卑小さを見咎められ、若頭の金子に首を折られて殺された。 神林 竜治(かんばやし りゅうじ) 暴力団・神竜組の組長。56歳。 愛娘を虚仮にされたことで氷室を探索するように命じる。だが、理沙が氷室を彼氏にしたいと言い始めた愛娘ゆえに許した。そのことで不満に持った若頭の谷口に射殺された。 小島 治(こじま おさむ) 神竜組組員。22歳。北脇の弟分。 氷室と対峙した際、右手の人差し指を落とされた。北脇と氷室の策略に巻き込まれ、若頭の谷口に射殺された。 谷口 達也(たにぐち たつや) 神竜組若頭。42歳。 氷室が組長の娘の彼氏になったことで後釜を奪われることを恐れ、北脇と組んで組長やその女、小島らを射殺する。だが、自らも利用されただけで氷室、北脇に射殺された。
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神竜組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:07 UTC 版)
神竜 剛次(じんりゅう ごうじ) 流のライバルで青雲学園の生徒。「大衆は豚だ」という信念から、優秀で高貴な人間が支配し、世間に腐敗と堕落をもたらすような下劣な大衆は暴力と秩序で縛りつけるという選民主義体制を打ち立てるべく「神竜組」を組織し、威圧と暴力の限りを尽くす。理想を実現するために暴力を行使するという開発独裁志向主義者であり、私利私欲のために暴力を必要としている訳ではない。性格はまさに自分に厳しく他人にも厳しいという厳正な武人型。幼少期から剣の腕を磨き続けた達人で流とは何度も対決する。 序盤では一度の敗退で大田原を制裁し、その離反を招くなど他者への苛烈な仕打ちが目立つが、中期以降は「影の総理から朽木をかばう」「(大田原の抜けた)三天王の失態を許す」など自分に心酔する相手には誠実かつ寛大な措置を示すようになり、人間的な成長が見られる。 当初は流の常人離れした力量に比してその人間性の甘さに苛立ちを感じていたが、どれほどの辛酸をなめても弱音を吐かずに立ち上がる不屈振りと盲目となっても戦い続ける強さに次第に畏怖の念を抱き、最後の戦いで自分の過去の秘密と実の父親“影の総理”への深い憎悪を明らかにし、致命傷を負う形で敗れると、母の形見の懐剣を流に託して息絶えた。 大田原源蔵(おおたわら げんぞう) 元「神竜組」四天王の一人。酒豪で大の甘党。相撲部の超巨漢。木崎秀男、田丸栄吉、熊沢重吾と共に神竜の配下であったが、流との初戦で腕を折られて敗退し、神竜剛次により日本刀で額に「犬」と刻まれる。 流の体を張った説得により改心して仲間に加わり、五家宝連と共に闘う。神竜の手下に丸太で腹部を強打され、仮死状態になるが豪雨と雷鳴により息を吹き返す。堀田英盛に体を張って共闘を依頼する。 朽木 威作(くちき いさく) 朽木組四代目。関東少年刑務所の脱獄囚だが、刑務所に入れられる前に脱走したため、刑務所時代に流との面識はない。神竜の右腕。 中国武術の達人集団である影の軍隊と呼ばれる傭兵組織を活用し、有力なライバル組織を矢継ぎ早に叩き潰して朽木組を日本最大の暴力団に育てた手腕を持つ“智将”としての側面を持っており、一時は流配下の軍師だった伊庭をも追い詰めた。 しかし、流とその仲間達を始末し損ねた上に影の軍隊を失ったことで、影の総理から見限られ、「使い捨てにする男」とまで酷評されたが、その窮地が却って彼を神竜の理想に命がけで付き従う決意へと追い込み、その彼を神竜は見捨てず、最期まで片腕として重用する事で、その忠節に報いようとした。 影の総理の命令を受けた国家公安機動部隊の裏切りによって拘束、連行された屋敷で神竜共々抹殺されそうになり、脱出を図るも防弾仕様の車に乗り込む直前に撃たれ、自分を助けようとした神竜の身も危ないと見て取ると、自らを犠牲にして神竜を逃がし、傘下の精鋭部隊の壊滅を見届けたところで狙撃を受けて逝く。
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