神・霊・妖怪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 09:05 UTC 版)
ビン 天国の知り合いの貧乏神。その見た目は貴族風。金に執着するあまりに、大切な人の存在を忘れている人間に取り憑く。戦闘力は無いが、ある程度の結界ならば張ることができる。元々は人間だったが、病死している。また、料理が苦手。 雨月(うげつ) マサキが榊家から持ってきた小壺に400年間封印されていた死神で、相手の魂を刈り取って殺す能力と飛行能力を持つ。木の根から発生しており、過去に無自覚に死ぬ運命ではない人を殺したために封印された。舞咲によって再封印を免除してもらったため、舞咲を慕っている。 エア 空気を操ることのできる神。性別はなく、見た目はクリオネに近い。カッパの守っていた神様の「種」が舞咲の思いを受けたことにより誕生。その際に舞咲の優しさを知り、彼女の守護神になることを誓う。名付け親は舞咲だが、勝己いわく「安直すぎてツッコム気にもなれない」らしい。 霊 マサキたちが林間学校の肝試しで訪れた寺にあった骨壺に封印されていた霊。良男によって封印を解かれ、生徒たちの生気を食らっていった。良男に取り憑いていたが、舞咲の体を借りた勝己の活躍によって再び封印(=収納)された。 理科室の幽霊 理科室で標本にされていたネズミたちの霊。その可愛らしさから舞咲に惚れられる。人体模型に憑依するなどの怪現象を起こし紙型に封じられるが、紙型の数が足りなかったため、標本ごと燃やされて成仏。 浮遊霊くん 勝己がある夜に出会った浮遊霊で、見た目は若いが101歳で死亡している。 地縛霊の女性 自殺をしたために何度も轢き殺される「同じ苦しみ」を受けていた霊。マサキの持っていた紙人形のおかげで成仏した。 山根のおじいさん ヨシリン(吉岡先生)が勝手に決めつけただけで、実際は別人の霊。ヨシリンのクラスの生徒である山根の家の辺りに昔から住んでいた。ヨシリンの気迫と説教により、成仏してしまった。 花の精霊 曙第三小学校の花壇の花に宿る精霊たち。園芸好きな校長先生のことを気に入っている。 化け猫 元々は普通の猫だったが、人間に捨てられて餓死した怒りと憎しみにより、化け猫となった。そのことを知らない良男に拾われ、良男と両親の生気を食らったが、マサキの紙人形で成仏し、良男に供養された。 草の神・石の神・台所の神・トイレの神 どんなモノにでも神様はいる、という例として挙げられた。台所の神様は曙第三小の給食室にもいるらしい。 火の神・水の神・剣の神・電気の神 舞咲を守るための「強い神」の例として挙げられた。 勝負運の神 勝負運を司る砂尾神社の女神。マサキたちには協力的だったが、手伝う条件が「櫂のぬくもりを体で感じること」だったために却下された。 お母さん 天国に依頼をしてきた生徒の母で、故人。悲しみに暮れる娘を励ますためにアニメ「モン吉モンチャ」のキャラクターであるモン吉のお喋り人形を使って語りかけたが、逆効果だった。 家に憑くモノ(名称不明) 非常に強い怨念を持つ悪霊の群れ。マサキたちが先に向かっていると勘違いして迷い込んでしまった愛梨を助けるために、マサキは単身で悪霊が巣食う家に乗り込んでいった。愛梨を取り込むが救出され、全て天国たちに除霊された。 子宝・安産の神 子宝や安産など、女性を幸せにしてくれる梅花神社の女神。6本の腕は数多の子供に幸せをもたらすという。 コートのおっちゃん 銀ちゃんの母親の作ったおでんがあまりにも美味しかったために、死後も屋台に通う霊。マサキの体を借りて銀ちゃんのおでんを食べたが、母親の味とはまったく似ていなかったらしい。 銀ちゃんの母 銀ちゃんの母親で、故人。銀ちゃんのおでん屋台は彼女の形見である。 ドッペルゲンガー マサキたちのクラスメイトである和雄が、ある朝目覚めたら2人になっていた。2人の仲は良かったが、分かれたままだと和雄の本体が衰弱し最悪死に至ってしまうため、もう一人の和雄は戻ることを決意する。 香龍(こうろん) 榊家に仕える式神。天国と優一に伝言を伝えに来た。 風神(ふうじん) 未千子と「契約」している神。龍のような姿をしており、風を自在に操ることができる。 針子ばば(はりこばば) 栃木の山奥に住む妖怪。死んだ人間に魂を戻し、縫いつけることで生き返らせる。新鮮な体と魂の両方が無いと蘇生はできない他、自身が死んだ場合の蘇生は不可能。初対面のマサキたちを襲撃するも、櫂により右耳を切断された上、彼女から勝己を蘇生できるのか聞き出そうとした天国らに痛めつけられた。挙句、危険な妖怪だったこともあり岩に封印された。 針子ばばの下僕 針子ばばによって無理矢理生き返らされた人間で、計5体が登場。針子ばばには物程度にしか扱われていない。雨月により肉体から解放された。 カッパ 山奥の湖で神様の「種」を守っていた妖怪。頭髪を自在に伸ばしたり、「種」の力を借りることで水や水圧をも操る。「種」を手に入れようとするマサキたちを阻もうとするも、舞咲の思いを受けて「種」から誕生したエアの力によって自身の気圧を操られて敗れる。実は蘇生の神の友。 蘇生の神 元々はカッパの住む湖の近くで生まれた神だが、現在はイタリア・ローマの高級ホテルに住んでいる。紳士的な態度ではあるが、マサキたちの蘇生してもらう願いを聞き入れてはくれなかった。その理由は主(別のひもろぎ)の命により世界中の蘇生の神がローマに集められ、蘇生術の使用を禁じられているためである。だが、想い通りの転生をするお手伝い程度ならば協力することを約束してくれた。 ひもろぎさま 聖家の近所にあり、天国たちが拠点にしている神社の御神木。守り神になることを決意した勝己の依り代となる。言葉を発したことは無いが、ほぼ神と言っていいレベルにまで進化している存在。
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