いかりとももり【碇知盛】
碇知盛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 02:57 UTC 版)
自害にあたり、知盛は碇を担いだとも、鎧を二枚着てそれを錘にし、「見るべき程の事をば見つ。今はただ自害せん」と言い残して入水したとも言われている。共に入水後遺体となるか、あるいは生きたまま浮かび上がって晒し物になるなどの辱めを受けるのを避ける心得である。 これに想を得た文楽及び歌舞伎『義経千本桜』の「渡海屋」および「大物浦」は別名「碇知盛(いかりとももり)」とも呼ばれ、知盛が崖の上から碇と共に仰向けに飛込み入水する場面がクライマックスとなっている。
※この「碇知盛」の解説は、「平知盛」の解説の一部です。
「碇知盛」を含む「平知盛」の記事については、「平知盛」の概要を参照ください。
- 碇知盛のページへのリンク