眼咽頭遠位型ミオパチー
日本の里吉栄二郎先生が最初に報告されました。眼咽頭型筋ジストロフィー(oculopharyngeal muscular dystrophy)とよく似ていますが、手足の先の方(遠位筋)が侵されるのが特徴です。
常染色体優性遺伝ですので、家族の中に同じような症状の方がいます。この眼咽頭遠位型ミオパチーと眼咽頭型筋ジストロフィーが同じ病気かどうか長く論争が続いていました。最近わたしたちが遺伝子を調べたところ、多くの人は眼咽頭型筋ジストロフィーの遺伝子変異(PABPN1)をもっていませんでした。でも中にはもっている人もいました。すなわち多くの人は眼咽頭型筋ジストロフィーとは異なる原因で病気が起こっています。
生命的予後はよく天寿を全うします。眼瞼下垂が強い人には眼瞼挙上術を、ものが飲み込みにくい人にも手術をすることがあります。
眼咽頭・遠位型ミオパチーと同じ種類の言葉
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