王 - 直とは? わかりやすく解説

おう‐ちょく〔ワウ‐〕【王直】

読み方:おうちょく

[?〜1557]中国明代倭寇(わこう)の首領。歙(しょう)県(安徽省)の人。密貿易取り締まり避けて平戸五島本拠倭寇率い明の沿岸を襲う海賊となったが、勧誘により帰国して殺された。


王直

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/10 04:35 UTC 版)

王 直(おう ちょく、生年不詳 - 嘉靖38年12月25日(1560年1月22日))は、明代の貿易商人(海商)で、後期倭寇の頭目。汪直[1]とも。もとの名は王鋥(おう とう)[2]。徽王や老船主とも称した。


  1. ^ 母方の姓は汪氏で、そのために汪氏も名乗ったのではないかという説がある。
  2. ^ 同時代に倭寇を調査した鄭舜功の『日本一鑑』の記述による。
  3. ^ a b 新華社通信オンライン2005年2月2日記事「日本人が建てた倭寇の墓壊す=「中国人蔑視」と反発−安徽省」
  4. ^ http://news.hkheadline.com/instantnews/news_content/200911/02/20091102e155817.html?cat=e


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王直

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/08 05:12 UTC 版)

明人堂」の記事における「王直」の解説

王直は倭寇であり、『平戸市史』によれば「明の密商で、違禁の貨物ルソンアンナンタイ王国マラッカ等に密輸し巨万の富をなし、東シナ海貿易商として非常な勢力をもっていた」とされている。また、鄭舜功の『日本一鑑』にも「王直は、五島長崎県)を拠点とし、藩主松浦隆信とともに大暴れした『倭寇』である」と記されている。 鉄砲伝来大きな関わりを持つとされる南浦文之記した鉄炮記』に登場する大明儒生五峰」というポルトガル人通訳務めたとされる人物の名は王直の号であり、ポルトガル人乗せて日本鉄砲南蛮文化運んできたジャンク船持ち主はこの王直であると推測されている。 王直は最後には明で捕縛・処刑された。 詳細は「王直」を参照

※この「王直」の解説は、「明人堂」の解説の一部です。
「王直」を含む「明人堂」の記事については、「明人堂」の概要を参照ください。

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