狩野 探幽とは? わかりやすく解説

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かのう‐たんゆう〔‐タンイウ〕【狩野探幽】

読み方:かのうたんゆう

1602〜1674]江戸初期画家鍛冶橋狩野派の祖。京都の人。名は守信。幼名采女(うねめ)。孝信の長男永徳の孫。江戸出て幕府御用絵師となり、桃山時代豪壮豪麗な様式に対して瀟洒(しょうしゃ)、淡白な画風特色とし、江戸狩野繁栄基礎築いた


狩野探幽


狩野 探幽 (かのう たんゆう)

1602〜1672 (慶長7年寛文12年)
画家壮麗な狩野絵画優美に洗練江戸狩野派の様式確立した
狩野派画家京都出身江戸下り1617年幕府御用絵師となる。水墨画大和絵などの手法を取り入れながら、桃山時代からの狩野派の大画様式を、優美で瀟洒な様式へと変えた二条城名古屋城大徳寺などの障壁画手がけ、その形式江戸狩野様式として、江戸時代を通して継承された。

 年(和暦)
1603年 (慶長8年) 江戸幕府開府 1才
1604年 (慶長9年) 朱印船貿易始ま 2才
1607年 (慶長12年) 第1回朝鮮通信使来る 5才
1609年 (慶長14年) オランダ人に通許可 7才
1612年 (慶長17年) 幕府直轄領禁教令 10
1612年 (慶長17年) 駿府銀座江戸に移す 10
1614年 (慶長19年) 大阪冬の陣 12
1615年 (元和元年) 大阪夏の陣 13
1617年 (元和3年) 日光東照宮社殿竣工 15才
1617年 (元和3年) 吉原遊郭開設許可 15才
1624年 (寛永元年) スペイン船の来航禁止 22才
1629年 (寛永6年) 女舞女歌舞伎禁止 27
1637年 (寛永14年) 島原の乱 35
1639年 (寛永16年) ポルトガル船の来航禁止 37
1641年 (寛永18年) 平戸商館長崎出島に移す 39
1643年 (寛永20年) 田畑永代売買禁止令 41
1651年 (慶安4年) 慶安の御触書公布 49
1659年 (万治2年) 江戸城本丸造営竣工 57
1663年 (寛文3年) 武家諸法度改定 61


松平 信綱 1596年1662年 (慶長元年寛文2年) +6
徳川 家光 1604年1651年 (慶長9年慶安4年) -2
由井 正雪 1605年1651年 (慶長10年慶安4年) -3
徳川 和子 1607年1678年 (慶長12年延宝6年) -5

狩野探幽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/28 14:36 UTC 版)

狩野 探幽(かのう たんゆう、慶長7年1月14日1602年3月7日) - 延宝2年10月7日1674年11月4日[1])は、江戸時代初期の狩野派絵師狩野孝信の子。法号は探幽斎、は守信。早熟の天才肌の絵師、と評されることが多いが、桃山絵画からの流れを引き継ぎつつも、宋元画や雪舟を深く学び、線の肥痩や墨の濃淡を適切に使い分け、画面地の余白を生かした淡麗瀟洒な画風を切り開き、江戸時代の絵画の基調を作った


  1. ^ 狩野探幽』 - コトバンク
  2. ^ 影山幸一. “狩野探幽《雪中梅竹鳥図》軽やかに晴れやかに、綺麗の美──「榊原悟」(artscape 2016年12月15日号)”. 大日本印刷. 2020年8月30日閲覧。
  3. ^ 鬼原 (1998)。
  4. ^ 愛知県史編さん委員会編集 『愛知県史 別編 文化財2 絵画』 愛知県、2011年3月31日、pp.530-533。
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  6. ^ 紙本著色伊達政宗画像 狩野探幽筆 - 仙台市の指定・登録文化財
  7. ^ 仙台市博物館編集・発行 『特別展図録 伊達政宗―生誕450年記念』 2017年10月7日、第202図。
  8. ^ 京都国立博物館 毎日新聞社編集 『特別展覧会 桃山時代の狩野派―永徳の後継者たち―』 毎日新聞社 NHK京都放送局 NHKプラネット近畿、2015年4月7日、pp.248,281。
  9. ^ 京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課編集発行 『京都市文化財ブックス第21集 京の障壁画―京都市指定・登録障壁画集成― 附 第24回京都市指定・登録文化財』 2007年2月13日、pp.92-93。
  10. ^ 山下善也 「狩野探幽と獺図と黒田忠之像」福岡市美術館編集・発行 『狩野派と福岡展』 1998年2月3日、pp.62-66。
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  17. ^ 『松平・徳川氏の寺社』(岡崎市美術博物館、2000年)に全図掲載。
  18. ^ 花園大学歴史博物館編集・発行 『花園大学歴史博物館二〇一三年度春季企画展 大圓宝鑑國師三五〇年遠忌記念 大仙寺展』 2013年4月2日、pp.40-41,88-89。
  19. ^ 守屋正彦狩野探幽筆「野外奏楽図・猿曳図」屏風とその儒教的主題について」『藝叢 : 筑波大学芸術学研究誌』第31巻、筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術学研究室、2016年3月、 58(1)-47(12)、 ISSN 0289-4084NAID 120006343849
  20. ^ 『館蔵品名品選集』 一般財団法人 今治文化振興会 今治市河野美術館、2019年3月28日、第42図。
  21. ^ 門脇むつみ 「狩野探幽筆、翠巌宗珉ほか賛「荒尾崇就像」(景福寺)について」『大和文華』第131号、大和文華館、2017年3月31日、pp.1-11。
  22. ^ 富山市佐藤記念美術館編集発行 『特別展 とやまの寺宝 ―花鳥山水 お寺に秘された絵画たち―』 2014年10月4日、第4図。
  23. ^ a b c 「大徳川展」主催事務局編集・発行 『大徳川展』 2007年10月10日、第252-254図。
  24. ^ a b 京都市文化市民局文化部文化財保護課編集発行 『京都市文化財ブックス第11集 京都近世の肖像画』1996年2月、pp.40-41
  25. ^ 幽美を求めて ― 墨から墨まで ― │ 大阪市立美術館
  26. ^ 榊原悟 「狩野探幽筆 桐鳳凰図屏風」『国華』第1258号、国華社、2000年8月20日、pp.9-16。
  27. ^ 京都国立博物館 東京国立博物館 朝日新聞社編集 『亀山法皇七〇〇年御忌記念 南禅寺』 朝日新聞社、2004年、図2。
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  29. ^ 愛知県史編さん委員会編集 『愛知県史 別編 文化財2 絵画』 愛知県、2011年3月31日、pp.478-479。
  30. ^ 京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課編集発行 『京都市文化財ブックス第21集 京の障壁画―京都市指定・登録障壁画集成― 附 第24回京都市指定・登録文化財』 2007年2月13日、図6。
  31. ^ 鬼原俊枝 「狩野探幽筆 瀟湘八景図屏風」『国華』第1259号、国華社、2000年9月20日、pp.13-19。
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  33. ^ 栃木県立博物館編集・発行 『平成十七年度秋季企画展 祈りのすがた ―下野の仏画―』 2005年10月1日、第31図、ISBN 4-88758-033-9
  34. ^ a b c 川延安直 「会津藩主の肖像画」福島県立博物館編集・発行 『福島県立博物館 若松城天守閣 共同企画展 展示解説図録 徳川将軍家会津松平家』 2006年9月30日、pp.20-21,107-108
  35. ^ 石川県立歴史博物館編集発行 『肖像画にみる加賀藩の人々』 2009年4月18日、p.52。


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