熊祭

デジタル大辞泉

くま‐まつり【熊祭（り）】

読み方：くままつり

「熊(くま)送り」に同じ。《季 冬》

世界宗教用語大事典

くままつり 【熊祭】

熊のすむ北ユーラシア、北米北部の狩猟民が熊を殺す時、行う祭事。熊を神の使者として神聖視し、熊の霊を神のもとへ送り返す行事。アイヌはイオマンテとかイヨマンテといい、〈それ（熊）を行かせる〉の意。熊送りとも。二、三年飼育した小熊を弓矢で殺して共食し、イナウを立て供え物などして霊を送り返す。多くは冬に行われる。熊はまた人間の化身だとの考えもあり、殺すことによって毛皮から解放されるともする。（アイヌには他にモユクオマンテ〈ムジナ送り〉、チロンヌプオマンテ〈狐送り〉などもある）→ アイヌの宗教

季語・季題辞典

熊祭

読み方：クママツリ（ｋｕｍａｍａｔｓｕｒｉ）

冬の狩りの始まる前に行なわれるアイヌの盛大な祭

季節 冬

分類 人事

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「熊祭」の例文・使い方・用例・文例

• 熊祭りという,アイヌ人の神事