溶存酸素/とは? わかりやすく解説

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ようぞん‐さんそ【溶存酸素】

読み方:ようぞんさんそ

水中溶け込んでいる分子状酸素清澄な河川植物プランクトンの多い所では飽和量に近づくが、有機汚濁では、水中生物呼吸有機物分解の際に消費され酸欠状態になるので、水質汚濁尺度とされる。DO(dissolved oxygen)。


DO(溶存酸素)

DOとはDissolved Oxygenの略称で,水中溶けている酸素量のことをいいます溶解量を左右するのは水温気圧塩分で,汚れ程度によっても変化します汚染度の高い水中では,消費される酸素の量が多いので溶存酸素量少なくなりますきれいな水ほど酸素多く含まれ水温急激に上昇したり,藻類著しく繁殖するときには過飽和となります。 
溶存酸素は水の自浄作用水中の生物にとって不可欠のものです。 
係る環境基準河川AA域,A域7.5mg/L以上,B域,C域5.0mg/L以上 等

溶存酸素

→DO

溶存酸素(DO) (ようぞんさんそ)

 水中溶けている酸素を示す。溶存酸素量は、汚染度の高い水中では、消費される酸素の量が多いため少なくなるまた、水温が高いほど、気圧が低いほど、また、塩分濃度が高いほど濃度低くなる。1気圧20度での純水溶存酸素量は約9mg/lである。きれいな水ほど酸素多く含まれる藻類著しく繁殖するときには炭酸同化作用活発になって過飽和となる。溶存酸素が不足する魚介類生存を脅かすほか、嫌気性となって硫化水素メタン等が発生し悪臭の原因となる。

DO…溶存酸素(Dissolved Oxygen)

汚水中に溶解している酸素量のことで、有機物などの汚染物質によって消費されるため、汚染測定目安になってます。合併処理では1mg/l(単独処理では0.3mg/l以上)の溶存酸素が必要です。

ようぞんさんそ 溶存酸素 dissolved oxygen

「DO」と略称する水中溶解している酸素のこと。溶解する量は気圧水温塩分などにより影響される酸素量ppmで表す。汚染度の高い水中では酸素消費する有機物のため酸素の溶存が減少する水質汚濁指標一つとなる。しかしボイラ鋼管などに対して金属腐食する原因となる。

溶存酸素


溶存酸素

溶液溶けている酸素電気化学的還元されるので、しばしば測定の邪魔になる。邪魔になるときは窒素などの不活性ガスバブルすることにより、一時的に除去する

溶存酸素(ようぞんさんそ)

溶けている酸素(さんそ)のことをいいます酸素私たち生きるために大切なものです。私たち人間空気中の酸素呼吸して体に取り込んでいますが、海水中の動物プランクトンも、私たちのように呼吸こきゅう)して酸素取り込んでます。水中動物たちは、酸素溶けていないと、生きて行くことができません。水中酸素水面からも溶け込みますが、海の浅い場所では、植物しょくぶつプランクトン太陽光力を借りて酸素作ります酸素は、海水温度が低いほど、たくさん海水溶けます南極の海には植物プランクトン多く水温も低いので、海水溶けている酸素(溶存酸素)が多くなり、動物プランクトンたちが元気に呼吸できます

溶存酸素(DO)

DOはDissolved Oxygenの略称で、水中溶けている酸素の量です。酸素溶解度水温塩分気圧等に影響され水温高くなる小さくなります。DOは河川海域自浄作用魚類などの水生生物の生活には不可欠なものです。一般に魚介類生存するためには3mg/リットル以上、好気性微生物活発に活動するためには2mg/リットル以上が必要で、それ以下では嫌気性分解起こり悪臭物質発生します河川でのDOの環境基準値は類型別に定められており、「2mg/リットル以上」~「7.5mg/リットル以上」となってます。

溶存酸素量

(溶存酸素/ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/24 13:23 UTC 版)

溶存酸素量(ようぞんさんそりょう、Dissolved Oxygen。略語:DO)とは、採取された水に、どれだけの濃度で酸素が溶存しているかということである。水域における水質の指標として用いられ、溶存酸素量が高いほど、水質は良好とされる。溶解酸素量(ようかいさんそりょう)とも呼ばれる。単位は、従来は、ppmが主に用いられていたが、最近では、mg/L が多用されている。


  1. ^ a b 宮尾孝、梅田振一郎、髙谷祐介、永井直樹 (2013). “溶存酸素量測定の高精度化”. 測候時報 80 (特別): S150. https://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/sokkou-kaiyou/80/vol80s149.pdf. 
  2. ^ 藤井 哲雄 『基礎からわかる金属腐食』 p.2、p.37、p.38 日刊工業新聞社 2011年2月25日発行 ISBN 978-4-526-06616-0
  3. ^ 藤井 哲雄 『基礎からわかる金属腐食』 p.14、p.58、p.73 日刊工業新聞社 2011年2月25日発行 ISBN 978-4-526-06616-0



溶存酸素(μg/L)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 10:12 UTC 版)

超純水」の記事における「溶存酸素(μg/L)」の解説

半導体製造高精度に伴い酸化被膜への影響と生増殖抑制するため、厳密にゼロ要求される酸素空気中に大量に存在するため、設備メンテナンスはもちろん、サンプリング操作ですら汚染源となりうる。

※この「溶存酸素(μg/L)」の解説は、「超純水」の解説の一部です。
「溶存酸素(μg/L)」を含む「超純水」の記事については、「超純水」の概要を参照ください。

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