消音機導入とは? わかりやすく解説

消音機導入

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 22:36 UTC 版)

セア」の記事における「消音機導入」の解説

オートレース競走車騒音大きいことから、1976年頃に騒音問題揺れていた川口オートレース場消音機増設しマフラー試作されたことがあるが、この時は運用見送られた。なおこのマフラーは現在も保存されている。 しかし近年モータースポーツ全体において騒音問題視され、どの競技用車両においても、ある程度規制値設定されるようになったことから、オートレースでも2007年10月26日浜松オートレース場にて一般開催前検日消音機付きマフラー運用テストが行われ、試験走行及び模擬レースが行われた後、2009年3月1日新型マフラー導入についてJKAより発表され2009年4月以降の全レース新型マフラー装着されることになった。 この消音機過去増設タイプとは異なりマフラーそのもの一体化して内蔵されており、ストレートタイプ構造それまでのものと変化はないが、テールエンド太くサイレンサ部分となる内側に、円形パンチング孔を施した円柱状の金属板が設置され金属板と外側との隙間にはフィルタ巻きつけられており、排気口をやや狭めている。この消音機付きマフラー装着されてからは、セア独特の甲高い金属音軽減され音色自体はやや内に篭ったものになり、当然ながら音の大きさ自体軽減されている。なお装着影響のついては、エンジン全域トルクがやや低下し回転上昇度合い穏やかになることから、スタート時ダッシュ及び走行中の加速時影響与えている。 2015年9月5日から川口オートレース場開催されるナイター競走においては近隣への騒音対策として専用マフラー装着された。このマフラーエキゾーストパイプは、エンジン付近にサブチャンバーを装着してパイプ後方へ更に伸ばし終端一本にまとめた 2 into 1 タイプのもので、これを後輪右側装備した巨大なサイレンサー接続する構造にしたことで、現行のマフラーより約70%以上減音させた。なお装着による影響として、マフラー重量増加によるフレームへの負担と、排気経路の変更によるエンジンブレーキへの違和感挙げられている。このマフラー採用で、夜遅い時間帯でのレース開催可能になったことから、同年より開催されるミッドナイトオートレースにおいても本マフラー採用されている。なおこの専用マフラーについては各オートレース場所有管理し前検日抽選で各選手配られる仕組みで、選手開催毎に割り当てられマフラーを(昼間開催用の通常のマフラーと)付け替える必要がある

※この「消音機導入」の解説は、「セア」の解説の一部です。
「消音機導入」を含む「セア」の記事については、「セア」の概要を参照ください。

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