海・氷とは? わかりやすく解説

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かい‐ひょう【海氷】

読み方:かいひょう

海上に浮かぶ氷。海水凍結したもののほか、氷河陸氷先端部が海に落ちた氷山氷島河川水湖水結氷して流出した河氷湖氷含まれる。《 冬》


海氷

分野
海氷に関する用語
意味:
海水凍結してできた氷。
備考
河川水凍って河川氷が海上流出したものは海氷ではない。また、日本付近には無いが、氷山陸上氷床氷河起源であり、これも海氷ではない。

海氷(かいひょう)sea ice

パックアイス pack-ice

海水凍結してできた氷をいう。これに対して氷河あるいは陸氷末端分離して海に流れしたもの氷山という。海氷は晶氷から海綿氷または氷殻板状軟氷蓮葉氷一冬氷成長していく。夏期にも融解せず次の冬にさらに厚みを増したものを二冬氷三冬以上経過したものを多冬氷という。海水凍結に際してブライン呼ばれる濃い塩水を、細胞状または毛管状にその組織内取り込んで成長するブライン次第に海氷の下面から抜け出すが、この濃縮され塩水高密度の深層水生成大きな役割を果たす

海氷 (sea ice)

海氷が凍結してできた海で見られる全ての氷。

海氷

読み方:カイヒョウ(kaihyou)

厳冬期を迎えた北海一面結氷したさま

季節

分類 地理


海氷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 08:09 UTC 版)

海氷(かいひょう、英語: sea ice)とは、海水が凍結したものである。海水は塩分を含むため融点は-1.8℃ほどである。定着氷 (fast ice) は海氷が沿岸にそって凍り沖へ広がったもので、流氷 (pack ice) とは、凍結・密集し岸から離れて漂流する海氷、もしくはそれらが岸へ漂着したものを言う。氷盤 (ice floe) とは、浮かんでいる海氷の塊で最大径が10 kmより小さいものを指し、それより大きな氷盤は氷原 (ice field) と呼ばれる。




「海氷」の続きの解説一覧

海氷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 06:37 UTC 版)

ニンバス (人工衛星)」の記事における「海氷」の解説

1972年ニンバス5号打ち上げ時にはマイクロ波放射計用いて、全地域降雨量調査することが計画されていた。一方で打ち上げ数ヵ月後には観測装置新たな優先項目が立ち上がってきた。全球的な海氷分布海氷密接度分布)の作成である。ニンバス7号打ち上げられ1978年には、技術の発展により、形成して1年新しい海氷と他の古い海氷とを分類することができるようになっていた。ニンバス7号9年にわたる観測結果今日科学者達気候変動研究用いている地球の海氷分布長期的な記録得られた。 ニンバスシリーズが明らかにした数々予期せぬ科学的発見中に1974年から1976年南半球冬季出現した南極海大規模疎氷域(海氷が少な領域)がある。ポリニヤ呼ばれた海氷に覆われない巨大な領域は、1974年から1976年3年間の間だけ、冬季南極を囲む海氷の中に出現したウェッデル海出現したこのポリニヤ夏季に海氷が解けると一旦は消滅したが、翌年冬季には再び出現したのである。この海氷に覆われない海面部分は、水深2500mの海水温にまで影響及ぼした可能性があり、同様に広く海洋循環影響及ぼしたではないか考えられている。ウェッデルポリニヤは70年代中頃ニンバス7号発見以来観測されていない

※この「海氷」の解説は、「ニンバス (人工衛星)」の解説の一部です。
「海氷」を含む「ニンバス (人工衛星)」の記事については、「ニンバス (人工衛星)」の概要を参照ください。


海氷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 14:10 UTC 版)

雪氷圏」の記事における「海氷」の解説

海氷は極地域海洋大部分覆い海水が凍ることによって形成される1970年代初頭からの人工衛星データによって、南北半球を覆う海氷のかなり季節的局所的な1年ごとの変化示されている。季節によって、南半球海氷域面積(すきまを含めた海氷が分布する範囲面積)は5倍の幅で、すなわち最も小さ2月300400km²から最も大き9月17002000km²まで変化する季節的変化は、北半球で、北極海閉鎖的な性質緯度の高さゆえにより広い範囲海域年中氷に覆われ、またその海域を囲む陸地冬季に氷が赤道方向拡大するのを抑制しているので、南半球よりも非常に小さい。北半球海氷域面積は2倍の幅で、すなわち最も小さ9月700900km²から最も大き3月14001600km²まで変化する。 海氷による被覆半球規模でみるよりも地域規模でみる方が年々変化率大きく表れる例えば、オホーツク海域及び日本海域では、海氷域面積最大値1983年130km²から1984年85km²へと35%も減少し次の1985年では120km²に再び増加している。南北半球での地域的な変動はかなり大きいので、人工衛星記録のどの数年間をとってみても海氷域面積減少している地域増加している地域両方存在する1978年から1995年中頃までの受動マイクロ波記録によって示され全般的な傾向として、北極の海氷面積10年に2.7%の割合減少している。また、続いて人工衛星受動マイクロ波データにより得られ結果からは、1978年10月終わりから1996年終わりにかけて北極の海氷面積10年に2.9%の割合減少している一方で南極大陸海氷域面積10年に1.3%の割合増加していることがわかった

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「海氷」を含む「雪氷圏」の記事については、「雪氷圏」の概要を参照ください。

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