えいらく‐つうほう【永楽通宝】
読み方:えいらくつうほう
「永楽銭」に同じ。
永楽通宝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/13 01:56 UTC 版)
永楽通宝(えいらくつうほう)は、中国明代の第3代皇帝永楽帝の永楽9年(1411年)より鋳造され始めた銅製銭貨。日本では室町時代に日明貿易や倭寇によって大量に輸入され、江戸時代初頭まで流通。永楽銭・永銭などと呼ばれた。
- ^ 柿沼陽平『中国古代の貨幣:お金をめぐる人びとと暮らし』(吉川弘文館、2015年)
- ^ 三上隆三『江戸の貨幣物語』東洋経済新報社、1996年
- ^ 『続文献通考』巻10「銭幣考 四」
- ^ 『明実録』景泰7年7月甲申条
- ^ a b 黒田明伸「東アジア貨幣史の中の中世後期日本」(鈴木公雄 編『貨幣の地域史』岩波書店、2007年 第1章所収)
- ^ “ケニアで600年前の中国硬貨 明の「永楽通宝」発見”. 産経新聞. (2013年3月18日) 2013年3月18日閲覧。
- ^ a b 小葉田淳『日本の貨幣』至文堂、1958年
- ^ 初出は1485年に出された大内氏撰銭令。1500年から1542年にかけては室町幕府も同様の撰銭令を出している。
- ^ 桜井英治『銭貨のダイナミズム―中世から近世へ―』(鈴木公雄 編『貨幣の地域史』岩波書店 2007年所収)
- ^ 川戸貴史「十六世紀末期関東の貨幣と知行」(佐藤博信 編『中世東国の政治と経済 中世東国論:6』(岩田書院、2016年) ISBN 978-4-86602-980-1)
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