殺られてたまるか(1960)
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 1960 |
配給: | 第二東映 |
スタッフ | |
監督: | 若林栄二郎 ワカバヤシエイジロウ |
脚本: | 松浦健郎 |
企画: | 植木照男 ウエキテルオ |
撮影: | 中尾駿一郎 ナカオシュンイチロウ |
音楽: | 小川寛興 |
美術: | 下沢敬悟 シモザワケイゴ |
編集: | 田中修 |
録音: | 渡辺義夫 ワタナベヨシオ |
照明: | 原田一巳 |
キャスト(役名) |
梅宮辰夫 ウメミヤタツオ (間宮健次) |
井上久 イノウエヒサシ (間宮健次(幼年時代)) |
千秋実 チアキミノル (兄良多) |
小森甲二 コモリコウジ (兄良多 (幼年時代)) |
清水一郎 シミズイチロウ (父重次) |
風見章子 カザミアキコ (母みつ) |
花澤徳衛 ハナザワトクエ花沢徳衛 (白戸寅次郎) |
三田佳子 ミタヨシコ (絵島エミ) |
久保菜穂子 クボナオコ (矢口スミ子) |
加藤嘉 カトウヨシ (父八作) |
佐々木孝丸 ササキタカマル (仙波憲亮) |
曽根晴美 ソネハルミ (吉良) |
斎藤紫香 サイトウシコウ (部長) |
片山滉 カタヤマアキラ (バーテン) |
岩城力 イワキチカラ (石田(トレーナー)) |
杉義一 スギヨシカズ (今村) |
田川恒夫 タガワツネオ (係官) |
岡野耕作 オカノコウサク (警官) |
松村達雄 マツムラタツオ (幹部一) |
小金井秀春 コガネイヒデハル (幹部二) |
曽根秀介 ソネシュウスケ (幹部三) |
沢彰謙 (幹部四) |
山本麟一 ヤマモトリンイチ (ゲン) |
安藤三男 アンドウミツオ (佐藤) |
解説 |
「ずべ公天使」の松浦健郎のオリジナル・シナリオを「特ダネ三十時間 拾った牝豹 午前零時の顔」の若林栄二郎が監督したアクション・ドラマ。「白い崖」の中尾駿一郎が撮影した。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
健次はオートバイのテスト・ドライーバーだ。彼に面会人があった。十八年前、父を殺した男白戸だった。間宮組の親分だった父は下手人の名をいおうとせず死んだが、白戸はそれに感激し、今刑を終えて、健次に会いにきたのだ。健次はやくざは父一代で終りにし、学生時代KOキングとうたわれたボクシングもやめ、母のいうままに地道な暮しをしていた。事務員のエミが彼を恋していた。彼の同僚吉良の好意を感じないわけではなかったが。慰安旅行でエミにいい寄った部長を殴り、健次は会社をやめた。職探しを、キャバレーの社長の兄良多に頼んだが、なぜか冷く断られた。ヤケ酒に倒れた健次は裏口から叩き出された。通りがかりのキャバレーの株主と称する男仙波に拾われた。良多は愕然とした。実は仙波は密輸、麻薬専門のボスなのだ。良多はやくざになった自分の道を弟に歩ませたくなかったのだ。彼はやっと仙波から弟をもらい下げた。エミは会社をやめ、貯めていた株をもとでに健次と喫茶店を開こうとした。良多は秘書のスミ子を愛し始めていた。彼女は仙波のスパイだったが、すべてを良多に話し、警察への密告を誘った。地道な生活をつかみたかったのだ。仙波は手下に彼女を殺させてしまう。良多はせめてスミ子の父八作のためにと金を会社名儀の当座からおろし、東京を発った。すでに警察へ出頭するつもりだった。仙波は健次に兄を連れ戻せと命じた。ひょっこり現われた昔の仲間白戸を彼の目附役にした。囲まれたスミ子の実家から良多が出てきた。兄から健次は麻薬のことを知らされた。殺し屋に狙われた彼らを、白戸が救った。銃撃戦が始る。仙波一味は逃げ散った。が、良多は健次の腕の中で死んだ。白戸も波打ち際で死んでいた。健次も左手をやられていた。が、立ち上り、エミとの新しい生活へ向って歩き出した。 |
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