東武2000系電車とは? わかりやすく解説

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東武2000系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 01:55 UTC 版)

東武2000系電車(とうぶ2000けいでんしゃ)は、かつて東武鉄道に在籍した通勤形電車1961年昭和36年)に登場した。


注釈

  1. ^ a b 端子電圧375 V時定格出力75 kW / 1,600 rpm
  2. ^ 「2号線直通車両規格」と書かれている書籍も見受けられるが、これは間違いである。
  3. ^ なお、日比谷線を走る他の車両は営団3000系セミステンレス製車体東急7000系オールステンレス製車体であり、本系式のみ全鋼製車体である。
  4. ^ 当時の通勤形車両は、オレンジ地に黄色帯もしくは茶色一色塗りとされていた。しかし、後に8000系が本系列と同一塗装で登場したことをきっかけに、当時在籍した通勤形車両全てがこの塗装に順次変更された。
  5. ^ 先頭車に9個、中間車には10個装備され、スイッチ操作によって1つおきに吸気・排気を切り替えることが可能であった。
  6. ^ 1720系では歯車比を3.75と、高速性能を最優先させた設定となっていた。
  7. ^ 営団3000系および東急7000系の起動加速度4.0 km/h/sと比較すると、スペック上は見劣りしたものの、実用上問題はなかった。また、TDK-824主電動機は補償巻線を有しているほか、最弱界磁率が20%と大きく取られているため、中速域以降の加速特性は前記2形式よりも優れていた。
  8. ^ 起動加速度1.6 km/h/s程度であった従来車と比較して、本系列はそれらの倍以上もの起動加速度であったことから、運行開始当初は高い加速・減速度に慣れない乗客がそれを嫌って本系列を敬遠したという逸話がある[3]
  9. ^ のちに同形態のものが8000系にも採用された。跳ね上げ式のマスコンは当時の営団の車両では標準となっていた(三菱)ほか、東急7000系・7200系(東洋、日立)や都営地下鉄6000形(東洋)更には国鉄301系にも採用されている。
  10. ^ なお、新塗装化された編成は先頭車の前面に車番表記が追加されていたが、同時期に本系列の先頭車にも車番表記が追加された。同時に従来打ち抜き文字仕様であった側面窓下の車番表記もペンキ書きに変更されており、他と新塗装とされた通勤型と同一色であった。
  11. ^ 当時の変電所能力の都合から消費電力の多い全電動車編成の入線は困難であり、また野田線においては2000系本来の高加速・減速性能は必要とされなかった。
  12. ^ 前述のとおり、冷房化改造については屋根構造や車体強度の問題から不可能であったとされている。また、窓も更新前のままとしたために、大きく開けられなかった。
  13. ^ もっとも、5070系は20m車体である上、冷房車である。
  14. ^ a b モハ2551-モハ2651は1988年12月以降2108編成に組み込み。捻出されたモハ2358-モハ2258は1988年12月廃車。
  15. ^ a b モハ2356-モハ2256は2080系化改造種車捻出のため、1988年3月以降2113編成に組み込み。1990年3月廃車。

出典

  1. ^ 所澤秀樹・来住憲司著『東京の地下鉄相互直通ガイド』(創元社。2018年9月25日発売)P.166-168「資料6 2号線車両規格」(営団・東武・東急)
  2. ^ 『とれいん』通巻463 P21
  3. ^ 私鉄の車両24「東武鉄道」 P57
  4. ^ a b 『とれいん』通巻463 P20
  5. ^ 『鉄道ファン』2019年10月号 No.702 p22


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