アユカケ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/06 00:55 UTC 版)
アユカケ（鮎掛、学名: Rheopresbe kazika[1]）は、スズキ目カジカ科に属する[2]日本固有種の魚である。カマキリ（鎌切、杜父魚）、アラレウオ（霰魚）などとも呼ばれる[3]。ヤマノカミと同じく「降河回遊」の生活史をもつ中型カジカ類の一種である。本種は、以前カジカ（Cottus）属とされていた[2]。分子系統学解析により、従来のカジカ属は多系統群で、本種はヤマノカミの姉妹群と推定されたことから、Rheopresbe属となった[1]。
- ^ a b Goto A., R. Yokoyama, I. Kinoshita and H.Sakai. 2020. Environ Biol FishJapanese catadromous fourspine sculpin, Rheopresbe kazika (Jordan & Starks) (Pisces: Cottidae), transferred from the genus Cottus. Environmental Biology of Fishes. 103: 213–220.
- ^ a b 中坊徹次編. 2013. 日本産魚類検索 全種の同定 第三版. 東海大学出版会. 神奈川県平塚市. 2440pp.
- ^ 松村明 編「かまきり」『大辞林 4.0』三省堂、2019年。
- ^ 住谷昌宏、長瀬修、木下昌樹、長良川河口堰における魚道と魚類の遡上・降下調査について 応用生態工学 2002年 5巻 1号 p.23-40, doi:10.3825/ece.5.23
- ^ 塚原博、ヤマノカミの生態・生活史 九州大學農學部學藝雜誌.12 (3), pp.225-238,1952-03, NAID 110001391593
- ^ 鬼倉徳雄、松井誠一、竹下直彦 ほか、カマキリ, ヤマノカミの成長および生残率に及ぼす水温の影響 水産増殖 1998年 46巻 3号 p.367-370, doi:10.11233/aquaculturesci1953.46.367
- ^ 高木基裕、谷口順彦、高知県におけるカマキリ, Cottus kazika の分布 水産増殖 1992年 40巻 3号 p.329-333, doi:10.11233/aquaculturesci1953.40.329
- ^ 田原大輔、羽田野亮、岩谷芳自、「原著論文」カマキリ人工養成魚における残留卵の出現と成熟への影響 水産増殖 2008年 56巻 1号 p.37-43, doi:10.11233/aquaculturesci.56.37
- ^ NHKダーウィンが来た！生きもの新伝説
- ^ アユカケ（カマキリ）Cottus kazika 青森県産業技術センター
- ^ 久慈川におけるカマキリ (アユカケ) の出現について 茨城県内水面水産試験場調査研究報告 (33), 72-76, 1997-03, 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ “福井の文化財：アラレガコ生息地”. 福井県教育庁生涯学習・文化財課. 2020年5月9日閲覧。
- ^ “京都府指定・登録天然記念物”. 京都府. 2023年12月6日閲覧。
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