最後の橋とは? わかりやすく解説

最後の橋

原題:Die Letzte Brucke
製作国:オーストリア ユーゴスラヴィア
製作年:1954
配給:NCC北欧映画
スタッフ
監督:Helmut Kautner(1) ヘルムート・コイトナー
製作:Carl Szokoll 
脚本:Helmut Kautner(1) ヘルムート・コイトナー

Norbert Kunze ノルベール・クンツェ
撮影:Erio Kollner エライオ・カルニール
音楽:Carl de Groof カール・デ・グルーフ
スクリプター:Gustav Gavrin 
キャスト(役名
Maria Schell マリア・シェル (Helga Reinbeck)
Bernhard Wicki ベルンハルト・ヴィッキ (Boro
Barbara Rutting バルバラ・リュティンク (Militza)
Carl Mohner カール・メーナー (Sgt. Martin Berger
Horst Hachler ホルスト・ヘヒラー (Lt. Scherer
Robert Meyn ロベルト・マイン (Surgeon-Captain Dr. Rottspieler)
Fritz Eckhardt フリッツ・エックハルト (Haslinger)
Pable Mincic  (Momcillo the deaf
解説
一九五四カンヌ国際映画祭国際賞女優演技賞(マリア・シェル)、同年ベルリン国際映画祭一等賞及び監督賞(ヘルムート・コイトナー)、同年セルズニック・ゴールデン・ローレル賞と数々受賞に輝くオーストリアユーゴ合作映画問題作第二次大戦中人道的な見地から献身的働きをしたドイツ女医物語。「題名のない映画(1948)」のヘルムート・コイトナーノルベール・クンツェ共同脚本執筆の上監督した撮影エライオ・カルニール音楽カール・デ・グルーフ出演者は「居酒屋(1956)」のマリア・シェルをはじめスイス舞台映画俳優ベルンハルト・ヴィッキ、「誰が祖国を売ったか!」の西独女優バルバラ・リュティンクオーストリアカール・メーナー助監督ホルスト・ヘヒラーの他、オーストリア西独スイスユーゴ俳優たちが助演している。
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
第二次大戦中一九四三年の春ユーゴ中南部小都市モスタールの独軍野戦病院看護婦ヘルガマリア・シェル)はマルティン曽長(カール・メーナー)と恋におちた。ある日二人ネレトヴァ川にかかる渡りかけたとき突然銃声響き渡ってきたパルティザン射殺された。この時ヘルガパルティザンという名を初め聞いたパルティザン死んだモスタールのヘルガにとって最初であった。六週間ヘルガ北方野戦病院転任したが、九月伊軍降伏したため、この地方パルティザン蠢動する地帯となった。そしてある日ヘルガ救急車もろともパルティザン襲撃されパルティザン属するミリツァ(バルバラ・リュティンク)に拉致された。ヘルガはそこで傷病兵看護強制された。パルティザン隊長ボロベルンハルト・ヴィッキ)の「傷ついた敵も人間だ」という言葉に、ヘルガ手当始めたが、医者としての義務ドイツ人としての祖国愛の板狭みに悩んだ二度逃亡ボロに見つけられた。パルティザンチフス発生した独軍次第迫りパルティザン安全な上流移動始めた傷病兵ネレトヴァ川にかかる吊橋渡りかけたとき突然独軍モーターボート部隊現れ銃火中に吊橋落ちた。しかし人の肩に支えられ傷病兵は川を渡ったヘルガにとっての第二である。パルティザン連合軍の手配を連絡したヘルガはミリツァと回教農婦変装ネレトヴァ川向う独軍占領地潜む英人の許へ取りにゆくことになった渡りかけたヘルガ今度逃げよう思った容易な道を進めなかった。ミリツァと第三--最後の橋を渡り対岸急いだ二人酒倉潜む英人から受取った帰途道路工事に狩立てられた。周りドイツ人ばかり、ヘルガはいつでも逃げられた。その時ミリツァは独り帰ろう工事場を飛出したが折ら爆発した発破の中へ飛込んでしまった。を持返れるのはヘルガだけ。彼女は酒倉戻った。そこで思いがけなくマルティン出会った。だがヘルガは彼を振切って渡り始めた。そこへパルチザン増援部隊到着独軍を射ち始めた激し砲火応酬。しかし両軍ともの上ヘルガ発見し射撃止めた。が一弾はヘルガに当った。彼女は漸く渡りボロ渡し再び愛人の許へ渡り始めた。しかしヘルガの体はの上に崩折れたまま遂に動かなくなった




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