日本証券経済研究所とは? わかりやすく解説

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日本証券経済研究所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/03 13:54 UTC 版)

日本証券経済研究所
設立 1961年8月15日
種類 公益財団法人
目的 証券・金融市場に関する研究・調査・情報提供
本部 東京都中央区
所在地
  • 大阪府大阪市(大阪研究所)
理事長 森本学(2023年就任)
ウェブサイト https://www.jsri.or.jp/
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日本証券経済研究所(にほんしょうけんけいざいけんきゅうじょ、英称:Japan Securities Research Institute、略称:JSRI)は、日本の証券・金融市場に関する学術研究および調査活動を行う公益財団法人である。1961年に設立され、東京都中央区に本部を置く。

概要

証券・金融市場を中心とする経済研究および政策・制度分析、情報発信を目的として設立された公益財団法人である。維持会員には日本証券業協会日本取引所グループ投資信託協会など資本市場関連団体が名を連ねている[1]

研究調査事業・講演会事業・図書館事業を三本柱としており、証券市場の発展に資する知的基盤を提供している。

沿革

  • 1961年8月15日 - 財団法人日本証券経済研究所設立。
  • 1961年11月 - 学術誌『証券研究』を創刊(東京研究所)。
  • 1959年8月 - 『証券経済』(大阪研究所前身誌)創刊。
  • 1996年5月 - 『証券研究』と『証券経済』を統合し、『証券経済研究』として刊行開始。
  • 2012年4月 - 公益財団法人へ移行。

活動

研究調査事業

証券・金融市場、企業統治、資本市場制度、サステナブル・ファイナンス等のテーマで研究を実施し、成果を論文・レポート・機関誌として公表している。主要な刊行物として『証券経済研究』があり、査読付き論文誌として広く学術界および実務界に利用されている。

講演会事業

「資本市場を考える会」や「新春討論会」などの公開講演会を定期開催し、学識者・実務家・政策担当者らによる討論を通じて資本市場政策の理解促進を図っている。

図書館事業

東京研究所および大阪研究所に証券専門図書館を設置し、証券・金融・経済・企業経営・社史など約5万冊の蔵書を保有している。

大阪研究所証券図書館は一般利用も可能であり、研究者や市場関係者の利用が多い。

出版物

  • 『証券経済研究』 - 季刊の学術誌。ISSN 0915-5585
  • 『証券研究』(1961–1996年)
  • 『証券経済』(1959–1996年)

組織

東京研究所および大阪研究所の二拠点体制をとり、研究員・事務局職員を合わせて約25名が在籍する。理事長は森本学(2023年就任)[2]

評価と位置付け

日本証券経済研究所は、日本の証券市場に関する研究を専門的に行う数少ない独立系機関の一つであり、学術研究と実務の橋渡し役を担っている。大学・業界団体・金融当局との連携を通じ、証券市場の制度設計・政策提言にも寄与している。

所在地

  • 東京研究所:東京都中央区
  • 大阪研究所:大阪府大阪市中央区

関連項目

脚注

  1. ^ 団体概要 | JSRIについて”. 公益財団法人 日本証券経済研究所. 2025年11月3日閲覧。
  2. ^ 森本 学”. 金融資本市場展望. 2025年11月3日閲覧。

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