手 亡とは? わかりやすく解説

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て‐ぼう〔‐バウ〕【手亡】

読み方:てぼう

インゲンマメ一品種。豆は白色で、白あんなどにする。てぼうまめてぼまめ


手亡(てぼう)

手亡は種皮の色の白さから大福豆などとともに白いんげんとも呼ばれます明治時代北海道十勝地方栽培されたのが始まりで、大正時代には網走上川地方普及しかつては輸出作物として急速に生産量伸ばしました。当初、「新白(しんじろ)」とも呼ばれ、半蔓性であり、支柱にする手竹(てだけ)がいらないことから、「手亡」の名が付いたとされています。

粒の大きさによって大、中、小の3種類がありますが、中手亡、小手亡は、戦後自然に淘汰されて影をひそめてます。普通に手亡と呼ぶ場合大粒種の「大手亡」のことを指します大粒といっても手亡の中での相対的な話で、金時豆等と比べるとかなり小粒です。)。ただし、現在は品種としての大手亡減り、代わって「雪手亡」などの新し大粒品種大手亡として出回ってます。
手亡は白色美しい豆で、大部分白餡使われます。他の豆類違い直接料理使用されることはほとんどありません。また、国産白餡原料不足分については、グレートノーザンなど白色系のいんげんまめや、バタービーン、ベビーライマなど白色系のライマメ輸入されています。

インゲンマメ

(手 亡 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/26 06:53 UTC 版)

インゲンマメ(隠元豆[2]、眉児豆、Phaseolus vulgaris)はマメ亜科一年草。別名、サイトウ(菜豆)[1]サンドマメ(三度豆)、ゴガツササゲ(五月豇豆)[1]


注釈

  1. ^ 隠元は、インゲンマメのほかにも、スイカレンコンなどを日本に伝えたとされる[2]
  2. ^ 姿がよく似ているササゲはマメ科ササゲ属で、インゲンマメ属のインゲンマメとは種が少し異なる[15]

出典

  1. ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Phaseolus vulgaris L. インゲンマメ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年1月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 130.
  3. ^ 青葉高『野菜の博物学』(講談社ブルーバックス) 83ページ
  4. ^ ジョンソン 1999, pp. 114–115.
  5. ^ ジョンソン 1999, pp. 117–118.
  6. ^ a b c d e 金子美登・野口勲監修 成美堂出版編集部編 2011, p. 70.
  7. ^ インゲン豆をもたらした隠元禅師 - みろくや
  8. ^ 年産別・都道府県別データ(平成18年)”. 日本豆類協会. 2014年11月3日閲覧。
  9. ^ 金時豆(きんときまめ)”. 日本豆類協会. 2023年1月8日閲覧。
  10. ^ a b 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 141.
  11. ^ うずらまめ”. 日本豆類協会. 2023年1月8日閲覧。
  12. ^ 虎豆(とらまめ)”. 日本豆類協会. 2023年1月8日閲覧。
  13. ^ 手亡(てぼう)”. 日本豆類協会. 2023年1月8日閲覧。
  14. ^ 大福福(おおふくまめ)”. 日本豆類協会. 2023年1月8日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 131.
  16. ^ a b 金子美登・野口勲監修 成美堂出版編集部編 2011, p. 71.
  17. ^ a b c d e f g 板木利隆 2020, p. 98.
  18. ^ a b c d 板木利隆 2020, p. 101.
  19. ^ a b c d e f 板木利隆 2020, p. 99.
  20. ^ a b c d e f g 板木利隆 2020, p. 100.
  21. ^ 文部科学省、「日本食品標準成分表2015年版(七訂)
  22. ^ 厚生労働省日本人の食事摂取基準(2015年版)
  23. ^ https://data.nal.usda.gov/dataset/usda-national-nutrient-database-standard-reference-legacy-release
  24. ^ http://www.nal.usda.gov/fnic/foodcomp/search/
  25. ^ 『タンパク質・アミノ酸の必要量 WHO/FAO/UNU合同専門協議会報告』日本アミノ酸学会監訳、医歯薬出版、2009年05月。ISBN 978-4263705681 邦訳元 Protein and amino acid requirements in human nutrition, Report of a Joint WHO/FAO/UNU Expert Consultation, 2007
  26. ^ a b c d e f 国立医薬品食品衛生研究所安全情報部発行「食品安全情報」の米国食品医薬品局(FDA)によるフィトヘマグルチニン(インゲンレクチン)についての情報(060525)より


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