戦車 ・戦とは? わかりやすく解説

機甲戦

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 20:38 UTC 版)

機甲(きこう)とは、現代戦において、機械化歩兵を含む「機械化された装甲部隊」(機甲部隊)を指し、それらが装備する戦車をはじめとした装甲戦闘車両を投入した戦闘機甲戦(きこうせん)と呼ぶ。これは、非対称戦争が主流となる以前の現代戦では重要な部分であり、特に戦車どうしの戦闘は戦史でも戦車戦(せんしゃせん)と呼ばれることが多い。機甲戦の基本原理は、防衛線に対して機甲部隊の機動力を使用して突破する能力にある。


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戦車戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 15:12 UTC 版)

ノモンハン事件」の記事における「戦車戦」の解説

ノモンハン事件戦った日ソ両軍の主要戦車九五式軽戦車日本八九式中戦車日本九七式中戦車日本T-26ソ連BT-5ソ連BT-7ソ連重量(t)6.5 12.0 15.0 8.0 11.0 13.9 戦車砲37mm砲 57mm砲 57mm砲 45mm砲 45mm砲 45mm砲 主要部装甲 (mm)12 17 25 13 15 20 エンジン馬力120 120 170 80 400 450 最高速度 (km)40 25 38 35 55 52 全高 (m)2.25 2.56 2.23 2.2 2.16 2.29 全長 (m)4.3 5.74 5.55 4.56 5.35 5.66 超越壕幅2.0 2.65 2.5 1.8 2.0 2.0 ソ連軍7月以降500輌の戦車装甲車投入し続けたに対して日本軍戦車第3連隊八九式中戦車26輌、九七式中戦車4輌、九四式軽装甲車11輌、九七式軽装甲車4輌)と戦車第4連隊八九式中戦車8輌、九五式軽戦車35輌、九四式軽装甲車4輌)と戦車合計73輌、装甲車加えて合計92輌を投入した過ぎず、また戦車部隊戦闘参加した期間は、実質的に7月2日夜から6日までに過ぎなかった。 ソ連軍戦車砲は、既にスペイン内戦において独・伊製の軽戦車相手に大威力証明していた長砲身45mm砲(20-K 45mm戦車砲)は砲口初速高く(約760 m/s)、中・遠距離でも貫通力高かった。また弾道が低進するため、中・遠距離の動目標に対して有利であった。それに対して日本軍戦車砲1920年代末 - 1930年代前半開発されたものか、その小改良型で、中・遠距離での対戦車戦闘それほど考慮していない八九式中戦車九七式中戦車の短砲身57mm戦車砲九〇式五糎七戦車砲九七式五糎七戦車砲)は砲口初速低く(約350 m/s山なり弾道となり、中・遠距離の動目標に対して不利であった九五式軽戦車37mm戦車砲九四式三十七粍戦車砲)は短砲身57mm戦車砲より砲口初速は高い(約575 m/s)ものの、ソ連長砲身45mm砲よりは低かった。これらの砲口初速の差は貫通力の差の要因にもなった。 総合的に日本軍戦車砲対戦車砲は、ソ連軍戦車砲対戦車砲長砲身45mm砲と比べて砲口初速徹甲弾強度貫通力日本側は希少金属制約により弾頭金質劣っていたことや、徹甲弾 (AP) でなく弾頭内に炸薬充填した徹甲榴弾 (AP-HE) を主用したことも一因であった)の点では劣っていた。そのため中・遠距離では命中角が悪いと命中して貫通せず跳弾することが多かった。のちに陸軍少年戦車兵学校校長となった玉田美郎は、ノモンハン戦いで戦車第4連隊長を指揮していたが、部下砲手が「隊長殿、私の撃つ砲弾は、たしかに命中するのですが、敵戦車跳ね返します」と嘆くのを聞いて、この戦闘行く末心中密かに配している。 日本軍における戦車位置付け歩兵直協で敵の機関銃制圧主任務であり、『戦車兵操典』が出来る前の日本軍戦車兵教典であった教練規定』には「戦車みだりに対戦車戦闘すべきものに非ず」と定められていたほどで、八九式中戦車搭載された短砲身57mmはその運用思想にかなうものであり、九七式中戦車開発に際して主砲威力増強検討されながら、結局は「短砲身57mmで十分」と判断されてしまった。日本軍戦車開発中心的人物であった原乙未生はのちに「57mm砲で十分と認められたので変更することができず、火砲問題将来残されたのは遺憾なことであった」と回想している。 戦車第3連隊長の吉丸は『教練規定』を無視してソ連軍戦車果敢に突撃したが、ソ連軍BT戦車T-26戦車装甲比較薄く貫通力が劣る日本戦車砲でも、500 m前後中距離なら十分に貫通できた。さらに中国大陸での運用踏まえた経験蓄積により、射撃の腕では躍進射撃などの訓練積んだ日本側の方が圧倒的に優れていた。また、榴弾による射撃BTT-26機関部付近狙撃しガソリンタンク引火させ撃破する戦法多く用いられた。さらに、相互に連携しあって戦闘を行う日本軍戦車対しノモンハン初期ソ連軍戦車は数は多いが行動はバラバラ連携取れておらず、日本軍戦車集中射撃各個撃破されていた。一部には戦車装甲車乗り捨てて逃げソ連兵もいたほどであった7月3日戦車第3連隊ソ連軍陣地への突撃が、ノモンハンにおける最大規模の戦車戦となったが、日本軍ソ連軍戦車32輌、装甲車35撃破戦果報告しながら、ピアノ線使用蛇腹鉄条網多数戦車走行不能となったところを対戦車砲狙い撃たれ連隊長車の九七式中戦車含めて戦車13輌、装甲車5輌を撃破されて攻撃撃退されている。 かつては戦車戦闘性能ソ連軍のそれに比べ劣っていた。日本軍八九式中戦車装甲板17 mmソ連軍戦車砲簡単に破壊されたが、八九式中戦車の短砲身57mm砲はソ連戦車装甲破壊できなかった」や「ノモンハンでの日本戦車射撃は実に正確だったそうだが、実際相手命中して炭団投げつけたように貫通せず、タマは敵戦車当たってコロコロ転がった。ところがBT戦車操縦するモンゴル人大砲は、命中することにブリキのような八九式戦車串刺しにして、殆ど全滅させた」などどの著名歴史作家などの著作記述により、一方的に日本軍戦車隊殲滅されたとの認識一般的に広まったが、それは事実誤認であった主砲について前述通りソ連軍戦車装甲貫通していたし、装甲にしてもノモンハン戦場で最も厚い装甲持っていたのは、日本軍の4輌の九七式中戦車最大装甲25 mmであった。また軽装甲しか持たないソ連装輪装甲車脆弱で、しかもタイプによっては操縦手膝上や後上部ガソリンタンクがあるという構造的欠陥もあり、7.7mm重機関銃徹甲弾集中射撃九二式車載十三粍機関砲の13.2mm弾でも撃破可能であった日ソの戦車戦が戦われたのは7月2日から6日までのハルハ河付近戦いであった。ここで日本軍投入した戦車装甲車戦車第3連隊戦車第4連隊の2個連隊92に対してソ連・モンゴル軍は452輌と5倍の数であった戦車第3連隊と第4連隊戦車は、数を増すソ連軍戦車7日まで激戦繰り返し多数戦車装甲車撃破した。しかし、損害大きく7月3日4日戦闘日本側は73輌の戦車九七式中戦車4輌、八九式中戦車34輌、九五式軽戦車35輌)を投入したが、41輌が撃破もしくは損傷したしかしながら日本軍中戦車炎上しにくいディーゼルエンジン搭載しており、撃破されても容易に炎上しなかったため、多く回収され修理された。結局7月3日4日撃破された日本軍戦車41輌のうち完全損となったのは13輌のみであり、残り前線ないし後方基地修理され実戦復帰している。壊滅した戦車第3連隊一週間後には撃破された戦車のうち75%が修理を受け部隊復帰している。この点は、速射砲弾の貫通火炎瓶により容易く炎上し全損となるソ連軍戦車対す日本軍戦車優位点となった。それでも、連日激戦修理補充も間に合わず1939年7月7日時点九七式中戦車1、八九式中戦車14八九式中戦車甲4、九五式軽戦車11合計30輌の戦車と7輌の装甲車失った損害大きさ驚いた関東軍司令部7日をもって、両連隊これ以上消耗恐れ引き揚げ命令下し日本軍この後戦車なしで戦うこととなった。しかし、両戦車連隊多く将兵にとっては「戦い半ばにして命令によりやむなく後退」という気持ち強かったという。 日本軍戦車隊戦場決定的な成果上げることができなかったのは、ソ連軍戦車との性能と数の差もあったが、戦車と他兵科との連携が十分でなく、十分な支援得られなかった上に戦果拡大できなかったことが原因一つであったハルハ河渡河戦戦った安岡正臣中将率い独立混成第1旅団安岡支隊)の編成問題があり、歩兵には十分な自動車がなく、戦車隊進撃ついていくことができなかった。その編成戦車第4連隊玉田美郎連隊長は「戦車神代生まれながら二本脚で敵弾に裸の歩兵中世的な輓馬砲兵組み合わせた三人四脚戦場速成行き当りばったり兵団」と揶揄(やゆ)している。

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戦車戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 03:23 UTC 版)

「War Thunder」記事における「戦車戦」の解説

戦車駆逐戦車対空車両などの陸上兵器戦闘を行う。加えて一定条件下で航空機操作できるドミネーション支配3つのゾーン占領する相手チケットを0にした陣営勝利となる。占領数によってチケット減少有無決まり占領しているゾーン少な陣営チケット減少していく。車両撃破によってもチケット減少するコンクエスト制圧ドミネーション3つのゾーンであったのに対し、こちらは1つ取り合いである。相手チケットを0にした陣営勝利となる。占領によってチケット減少有無決まり占領していない陣営チケット減少していく。車両撃破によってもチケット減少するブレイク 3つのゾーン順番占領していき、敵陣侵攻していく。全てのゾーン占領した陣営勝利となる。 バトル 互いに最初からゾーン保有しており、相手陣営保有するゾーン占領することが目的となる。コンクエスト比べてゾーン占領時間がかかるが、占領終わった際のチケット減少速い

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