成（り）済ましメール

デジタル大辞泉

なりすまし‐メール【成（り）済ましメール】

読み方：なりすましめーる

送信元を偽装した迷惑メール。メールアドレスや送信者名で他人や実在の企業になりすまし、フィルタリングをすり抜けられるようにしたものを指す。

IT用語辞典バイナリ

なりすましメール

別名：成りすましメール，成り済ましメール
【英】spoofed mail, spoofed e-mail, forged mail

なりすましメールとは、送信者情報・送信元アドレスを偽って送信される電子メールのことである。

成り済ましメールは、実在する第三者または架空の第三者になりすましてメールが送られる。電子メールにおいてなりすましを行う行為、なりすましメールを送る行為は「メールスプーフィング」（mail spoofing）とも呼ばれる。

スパムメール多くは、なりすましメールの手口を利用し送られている。送信者の身元がばれないように偽装する目的であることが多いが、特定の企業を装うことでメールの確認を促そうとする目的である場合もある。

最近では、標的型攻撃などのサイバー攻撃・サイバー犯罪においてなりすましメールが使用される場合も多く現れており、問題視されている。2012年7月には「iesys.exe」と呼ばれるマルウェアに感染したPCを送信者として殺人予告メールが送られ、PCの所持者が誤認逮捕される事件が起きたが、これもなりすましメールの一種とされている。

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