慕容倭奴

ウィキペディア

慕容倭奴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/12/05 10:00 UTC 版)

慕容 倭奴（ぼよう わど、生没年不詳）は、五胡十六国時代の後燕の人物。昌黎郡棘城県の出身。後燕の皇帝慕容垂の子。

生涯

後燕に仕え、魯陽王に封じられていた。

395年11月、皇太子慕容宝は北魏討伐に向かい、慕容倭奴も従軍していた。参合陂で北魏軍の奇襲を受け、後燕軍は壊滅、桂林王慕容道成・北地王慕容鍾の世子の慕容葵・済陰公慕容尹国ら文武諸官数千人とともに捕らわれた。

これ以後の事績は、史書に記されていない。

参考文献

• 『資治通鑑』巻108
• 『十六国春秋』巻45