感染源
感染源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 05:21 UTC 版)
リステリア・モノサイトゲネスは、食肉や乳製品、野菜などにも存在し、これらを介して経口的にヒトに感染することがある。リステリア症は人獣共通感染症であり、従前はペットなどからの感染が疑われていたが、1980年代にコールスローの原料となったキャベツからの感染が明らかになって以来、食品からの感染ルートが判明して、重要な食品媒介感染症の一つだと考えられるようになった。ただし、健常者での発症がまれなことや、発症までの期間が数時間~数週間と幅がある事などから、原因になった食品の特定には至らない場合も多い。調理用食肉のリステリア汚染状況の調査によれば、食肉用の動物の保菌率は、牛1.2%・鶏0%と低く食肉加工後の汚染率は20.8%で、加工施設内での二次汚染が疑われる。食肉の汚染率は、10 - 40%と考えられている。
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感染源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 13:28 UTC 版)
非結核性抗酸菌であるM. ulcerans 及びその亜種であるM. ulcerans subsp shinshuenseが起因菌である。この菌は、マイコラクトン(mycolactone)という脂質毒素を産生し、局所の壊死、アポトーシスを引き起こし、皮膚潰瘍を形成する。なお、日本の患者から検出された原因菌のすべてと中国での感染症例はM. ulcerans subsp shinshuenseであった。
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感染源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/24 15:46 UTC 版)
本菌は海水に広く存在するため、生鮮海産魚介類を介した経口感染が主で、ヒトからヒトへの感染はまれである。原因食品としてはイカや貝類が比較的多いが、その他の一般の魚など、ほとんどの海産魚介類の生食が原因になりうる。腸炎ビブリオの感染が成立するには約100万個以上の生きた菌の摂取が必要と言われ、食中毒性サルモネラと同様、経口感染症の起因菌の中では比較的、感染・発病に多数の菌を必要とする部類に属する(これに対し、例えば赤痢菌は10-100個の菌で発病する)。ただし、上述のように増殖が早い菌であるため、夏期に常温で放置した魚介類などでは2-3時間のうちに発病菌数にまで増殖することがある。また好塩菌であるため、漬け物などの塩分を含む食品に二次感染し、それが感染源となることも多い。
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感染源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 15:59 UTC 版)
入浴設備、超音波加湿器、空調機器やダクト等が感染源になったと報告されているが、特に日本では入浴設備からの感染事例が多い。1996年、通産省から家庭用24時間風呂浴水のレジオネラの存在が確認され易いとして、その製造元・発売元に衛生対策の要請がなされ、1997年にはレジオネラ対策24時間風呂が各社から発売されている。しかし、それ以降も各地の温泉や共同入浴施設では、感染による死者が出ており、衛生管理の難しさを物語っている。前述のように、レジオネラは入浴施設で多用される濾過循環装置の濾材では処理できないため、循環式浴槽を持つ共同入浴施設では、以下の二点が指導されている。 塩素消毒を行い、また定期的に湯をおとし清掃すること(レジオネラ繁殖を抑制する) 泡風呂にしないこと、湯面より高い位置にある注ぎ口ではなく浴槽内から循環させること(エアロゾル形成を抑制する) また、L. longbeachae による疾患も報告されており、こちらは土壌に存在する病原菌が園芸用のたい肥などを通じて感染することが多い。
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感染源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 19:49 UTC 版)
経口感染 糞便を介した経口感染で、糞便に汚染された器具、手指等を経て感染する。また、ウイルスに汚染された水や野菜、魚介類などを生や加熱不十分なまま食べることによっても感染する。 世界的には、カキなどの二枚貝、レタスや青ネギなどの野菜類、冷凍ラズベリーや冷凍イチゴなどの冷凍果実類による集団感染が報告されている。日本でA型肝炎ウイルスによる食中毒として原因食品が特定された例はウチムラサキ貝(大アサリ)の事例と握り寿司の事例のみと少ない。感染症発生動向調査による報告による推定される感染源は、国内感染事例ではカキなどの海産物や寿司、肉類などが感染源として推定され、国外感染事例では海産物のほか野菜・フルーツ、水などが感染源として推定されている。 性行為感染 男性間の性行為による感染者の増加が報告されている。また、2018年は36週(9月9日)までに、例年の感染者数を大きく越える724人の感染が、国立感染症研究所によって報告された。
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感染源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 13:23 UTC 版)
サウジアラビアで発生したとされており、感染源(コウモリ起源ではあるが、中間宿主の存在が必要である)、感染方法はわかっていなかったが、2014年6月に感染源がヒトコブラクダであると報道された。 2020年現在では、ヒトコブラクダが保有宿主(感染源動物)であるとされ、ラクダとの接触や、ラクダの未加熱肉や未殺菌乳の摂取が感染リスクになると厚生労働省は発表している。
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感染源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 23:44 UTC 版)
アフリカ中央部(スーダン、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、ガボン、ウガンダ)、西アフリカ(コートジボワール(アイボリコースト、象牙海岸。輸入1例)、ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリア)、南アフリカ(ガボンからの輸入1例)で発症している。またフィリピンでは、感染したカニクイザルと豚が見つかっている(サルはアメリカ合衆国とイタリアに輸出され、ウイルスが発見された。)。
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感染源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 04:27 UTC 版)
アフリカに生息するリスなどのげっ歯類をはじめ、サルやウサギなどが自然宿主とされる。
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