情致

デジタル大辞泉

じょう‐ち〔ジヤウ‐〕【情致】

読み方：じょうち

おもむき。情趣。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

情致

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 07:26 UTC 版)

名詞

情 致（じょうち）

1. 趣。風致。風情^[1]。
   • 謝鎮西經船行、其夜清風朗月、聞江渚閒估客、船上有詠詩聲、甚有情致。（『世説新語』上巻下・文学第4）

     謝鎮西、経（かつ）て船行するに、其の夜清風朗月にして、江渚の間、估客の船上に、詩を詠ずる声有るを聞く。甚だ情致有り。

     謝鎮西がかつて船旅をした際、風が爽やかで月が明るい夜に、川岸の商人の船から詩を詠む声を聞いた。大変風情があった。

   • もしそれ、夜半の月、檣（ほばしら）のうへに傾く時、この景にむかふもまた一脈の情致なくばあらず。（蒲原有明『松浦あがた』）

発音^(?)

じょ↘ーち

翻訳

• 英語: atmosphere ^(en), aura ^(en), flavor ^(en), spice ^(en), taste ^(en), zest ^(en)