宿紙とは? わかりやすく解説

しゅく‐し【宿紙】

読み方:しゅくし

一度文字書いて使用した紙をすき返し再生した薄墨色の紙。すくし。→薄墨紙紙屋紙(かみやがみ)


すく‐し【宿紙】

読み方:すくし

しゅくし(宿紙)


宿紙

読み方:シュクシ(shukushi), スクシ(sukushi)

一度使用した紙を漉き返した紙。綸旨料紙用いた

別名 薄墨紙反魂紙


漉返紙

(宿紙 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/29 05:05 UTC 版)

漉返紙(すきがえしがみ)とは、使用済みの和紙(反古紙)を漉き直して作った中古の和紙のこと。


  1. ^ 室町時代近衛家の財務内容を記した目録である『雑事要録』によれば、長享3年(1489年)に八朔に用いるために引合紙5束を190疋(1900文)、杉原紙8束を2貫100文(2100文)で買ったことが記されている。ところが、同年春に近衛邸の浴室を新造したときの職人の日当が平均110文であった。つまり、職人の日当に換算して引合紙1束が3.45日分、杉原紙1束2.39日分となる。近衛家のような上流公家はともかく、庶民には手の届かない価格であった(湯川敏治「戦国期近衛家の家産経済の記録 -『雑事要録』『雑々記』について-」(初出:『史泉』57号(関西大学史学会、1982年12月)・所収:湯川『戦国期公家社会と荘園経済』(続群書類従完成会、2005年) ISBN 978-4-7971-0744-9 第2部第1章)。


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