宇部小町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/09 11:30 UTC 版)
宇部小町(うべこまち)は、バラの園芸品種の1つ。1997年に日本で、原田一雄によって作出された[1][2]。
一季咲きの横張り・つる性のミニバラ[1][2]。交配種は、のぞみ×八女津姫[1]。枝は2mくらいになる[2]。淡いピンク色の花を無数につける[2]。開花が進むと白色に退色するので、満開時には2色のバラが咲いているように見える[1]。花径は約2cmととても小さい[1][2]。花付きがとてもよく、満開時には株全体が花で覆われる[1]。花もちもよい[1]。一季咲きの品種だが、まれに春以降に返り咲くこともある[1]。遅咲きの品種である[1]。枝は細めだがとげが多い[2]。シュートは約2mまで伸び、弓状である[1]。しなやかな枝で、小型のフェンス、アーチ、オベリスクへの誘引が可能[1]。葉は小さく、晩秋には紅葉する[2]。花の香りはほぼ無香[1]。樹勢は強い[1]。また、耐病性が強く、減農薬栽培も可能である[1]。ただ、ハダニには注意が必要[1][2]。宇部小町と酷似した品種に夢乙女がある[1][2]。
脚注
出典
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